阿含経とは? わかりやすく解説

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あごん‐きょう〔‐キヤウ〕【×含経】

読み方:あごんきょう

小乗仏教根本経典阿含経典総称漢訳経典では長(じょう)・中・雑・増一の四阿含、または小阿含加えた阿含とする。


阿含経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/13 13:06 UTC 版)

阿含経(あごんきょう、あごんぎょう、: āgama, アーガマ)とは、最も古い仏教典集(スートラ)であり、釈迦の言葉を色濃く反映した真正な仏教の経典ものとされる。阿含(あごん)とは、サンスクリットパーリ語のアーガマの音写で、「伝承された教説、その集成」という意味である[1]。阿含の類義語には(ぶ、Nikāya)があり、パーリ仏典ではそれが用いられている[1]


  1. ^ a b c d e f g 馬場紀寿 2018, pp. 56–59.
  2. ^ Monier-Williams (1899), p. 129, see "Āgama," retrieved 12 Dec 2008 from "U. Cologne" at http://www.sanskrit-lexicon.uni-koeln.de/scans/MWScan/MWScanpdf/mw0129-Akhara.pdf.
  3. ^ Rhys Davids & Stede (1921-25), p. 95, entry for "Āgama," retrieved 12 Dec 2008 from "U. Chicago" at http://dsal.uchicago.edu/cgi-bin/philologic/getobject.pl?c.0:1:2582.pali.
  4. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「阿含経」 https://kotobank.jp/word/阿含経-24948
  5. ^ 「原始仏教聖典資料による釈尊伝の研究」の目的と方法論 - 【10】本研究の原始仏教聖典観とその取り扱い方 中央学術研究所、森章司
  6. ^ 友松 1981, p. 17.
  7. ^ 友松 1981, p. 33.
  8. ^ 富永仲基『出定後語』「如是我聞第三」。 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/992108/1/12
  9. ^ a b 中村元・三枝充悳『バウッダ[佛教]』(講談社学術文庫、2009年)p.52
  10. ^ a b 三枝充悳、日本大百科全書(ニッポニカ) 「阿含経」 https://kotobank.jp/word/阿含経-24948
  11. ^ Clough,Benjamin: A Compendious Pali Grammar, with a Copious Vocabulary in the same Language, Colombo, 1824.
  12. ^ 水野弘元『パーリ語文法』(山喜房仏書林, 1955), pp209. 注で当時の宣教師P. Bigandetが出版した仏伝の序文も掲載している。
  13. ^ 友松 1981, p. 35.
  14. ^ 『仏典解題事典』(春秋社, 1966, 1977) 阿含経の項目参照。
  15. ^ a b c d 大正大学 綜合仏教研究所 公開講座「初期仏教の研究方法」2019.11.27 https://www.tais.ac.jp/library_labo/sobutsu/blog/20200109/63113/
  16. ^ 植木雅俊『仏教、本当の教え』(中公新書、2011年)
  17. ^ 並川 孝儀「初期韻文経典にみる修行に関する説示 : 三十七道品と三界」(小野田俊蔵教授 本庄良文教授古稀記念号)佛教大学仏教学会紀要 28 1-21, 2023-03-25
  18. ^ a b 下田正弘「「正典概念とインド仏教史」を再考する――直線的歴史観からの解放――」, 印度學佛教學研究 68 (2), 1043-1035, 2020-03-20 日本印度学仏教学会
  19. ^ 中村元訳『ブッダ最後の旅: 大パリニッバーナ経』(岩波文庫、1980年)
  20. ^ アングリマーラ経鴦掘摩経


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