STS-67
名称:STS-67
オービター名称:エンデバー
打ち上げ国名・機関:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げ年月日:1995年3月2日
着陸年月日:1995年3月18日
宇宙飛行士:ステファン・S・オズワルド/ウイリアム・G・グレゴリー/タマラ・E・ジャーニガン/ジョン・M・グランスフィールド/ウエンディー・B・ローレンス/ロナルド・A・パリス/サミュエル・T・デュランス
飛行時間:399時間8分
STS-67のエンデバーでは、「アストロ-2」と呼ばれる、紫外線による天体観測が行なわれました。アストロ-2は1990年打上げのSTS-35コロンビアが行った「アストロ-1」に続く2回目のミッションでした。
星間物質(宇宙空間にただよう水素ガスや塵など)が十分に高い温度であれば、目には見えない紫外線などを出しています。星間物質は星雲などの天体に多くふくまれていますから、そこから出ている紫外線を検出することにより、目に見えるのとは違った形で天体を観察することができるのです。
「アストロ-2」ミッションでは、星や銀河系、超新星(星の爆発)の残存物などの観測が行なわれました。
1.どんな形をして、どのような性能を持っているの
スペースシャトル・エンデバーは、オービター(軌道船)と呼ばれる有人宇宙船(エンデバー)と、それを打ち上げるための固体燃料ブースターロケット2基、液体燃料を入れてある外部タンクからなっています。全体の長さは56メートル、高さ23m、重さ2,000tで、オービターだけの長さは37m、高さ17m、重さ85tです。外部タンクは使い捨てですが、オービターとブースターロケットはくりかえし使われます。
2.打ち上げや飛行の順序はどうなっているの?
ブースターロケットの噴射と、外部タンクの液体燃料を使うオービターの噴射で打ち上げます。2分後に、燃料の燃えつきたブースターロケットが切り離され、パラシュートで落下します。8分後、高度250kmから400kmに達したとき外部タンクが切り離され、オービターは軌道修正用エンジンで地球周回軌道に乗ります。オービターが地球に戻るときは、グライダーのように滑空しながら着陸します。
3.宇宙飛行の目的は?
「アストロ-2」ミッションと呼ばれる、紫外線による天体観測です。
4.宇宙でどんな活動をし、どのような成果をおさめたの?
紫外線による天体観測や、さまざまな科学実験を行ないました。
※参考文献:「Newton CollectionII 宇宙開発」竹内 均・監修(教育社)1992年発行「SPACE ATLAS 宇宙のすべてがわかる本」河島信樹・監修/三品隆司・著(PHP研究所)1995年発行
STS-67
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/26 20:34 UTC 版)
STS-67は、エンデバーを用いて行われた有人のスペースシャトル計画のミッションである。1995年3月2日にフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。
- ^ [1] STS-67 Mission Statement.
- ^ STS-67 Mission Archive
- 1 STS-67とは
- 2 STS-67の概要
- 3 乗組員
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