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PowerPC
読み方:パワーピーシー
別名:パワーPC
PowerPCとは、Apple Computer、IBM、Motorolaによって開発された、RISCアーキテクチャのマイクロプロセッサのシリーズ名である。
PowerPCの初代製品「PowerPC 601」は1990年代前半に発表された。その後、省電力モデル「PowerPC 603」や演算処理性能に優れた「PowerPC 604」といった後継製品が発表された。1990年代を通じて、Power Macintosh(Power Mac)やPowerBook、iMacなどの、Appleの主要なコンピュータに搭載されている。「PowerPC 740」以降は、Apple側では製品シリーズを世代ごとに分けて「PowerPC G3」、「PowerPC G4」、「PowerPC G5」と読んでいる。2000年代半ば以降は、AppleはPowerPCに替えてIntelアーキテクチャのCPUを採用している。
なお、ニンテンドーゲームキューブに搭載されている「Gekko」や、PLAYSTATION 3やスーパーコンピュータ「Roadrunner」に搭載されている「Cell Broadband Engine」も、PowerPCをベースとして開発されたマイクロプロセッサである。
| RISC: | PowerPC G3 PowerPC G4 PowerPC G5 PowerPC StrongARM SPARC64 VIIIfx SuperSPARC |
ウィキペディア |
PowerPC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/02 11:26 UTC 版)
| 開発者 | AIM連合→フリースケール・セミコンダクタ・IBM |
|---|---|
| ビット数 | 64ビット (32 → 64) |
| 発表 | 1992年 |
| バージョン | 2.02 |
| デザイン | RISC |
| タイプ | Load-store |
| エンコード | Fixed/Variable (Book E) |
| ブランチ | Condition code |
| エンディアン性 | Big/Bi |
| 拡張 | AltiVec, APU |
| オープン | Yes |
| レジスタ | |
| 32 GPR, 32 FPR | |
PowerPC(パワーピーシー、Performance optimization with enhanced RISC for Personal Computer)は1991年にアップルコンピュータ、IBM、モトローラの提携(AIM連合)によって開発された、RISCタイプのマイクロプロセッサである。
PowerPCはIBMのPOWERアーキテクチャをベースに開発され、アップルコンピュータのMacintoshやIBMのRS/6000などで採用された。現在ではゲーム機をはじめとした組み込みシステム、スーパーコンピュータで広く使われている。なお、POWER3以降は、POWERファミリ自体がPowerPCアーキテクチャに準拠している。
目次 |
概要
アーキテクチャとして、動作のベースとなる命令セットや基本的なレジスタセット、メモリアドレッシング、キャッシュモデルなどを規定しているが、それらをどのように実装すべきかまでは規定していない。
そのため実際に製造されるモデルは高速化のためにアーキテクチャレベルでは規定されていない機構(L2、L3キャッシュや関連レジスタなど)を備えているのが普通である。
性能の割に低消費電力でダイサイズも小さいという特性から、ゲーム機やハイエンドのルータなどのネットワーク機器、レーザープリンターなどの分野で広く使われており、高性能な組み込みシステム向けプロセッサとしてよく使われる。FPGA用のIPコアとして提供されているものもある。もともとはAIMプラットフォームのCPUという意味で開発されたものだが、CPU以外は開発されなかったため、今日まで残る同プロジェクト唯一の成果物でもある。
デスクトップコンピュータ用としては、アップルコンピュータ社のPower MacintoshおよびPower Macに採用されていたほか、IBM の一部のワークステーション、サーバやBlueGene/Lをはじめとするスーパーコンピュータにも採用されている。その他、現行の据え置き型ゲーム機は、三機種(Wii、プレイステーション3、Xbox 360)とも全てPowerPCアーキテクチャを採用している。
現在、PowerPCプロセッサはモトローラから半導体部門を分離して設立されたフリースケール・セミコンダクタとIBMが開発・製造を行っており、PowerPC派生品種のCellプロセッサはIBMと東芝セミコンダクターが設計・製造している。また、4xx のシリーズ(組込み系CPUコア)は AMCC に売却されている。しかし実際は4xx シリーズでもハイエンドクラスの製造はIBMしか行えないため、開発の中心はIBMのままである。
設計特徴
PowerPCはRISCの思想で作られており、スーパースカラ方式で命令を実行する。
ベースにしたPOWERの特徴に、さらにいくつかの変更を加えた。
- バイエンディアン(ビッグエンディアンおよびリトルエンディアンのサポート。G5を除く)
- 単精度浮動小数点演算に倍精度浮動小数点演算の追加
- 32ビット命令と完全下位互換の64ビット命令セット
- 32個のGPR(汎用レジスタ)と32個のFPR(浮動小数点レジスタ)
- POWERアーキテクチャのうち、複雑なものを省いた命令セット。RISCプロセッサとしては、比較的複雑な命令も含む。
- 複雑な命令など一部を除き、命令は基本的にハードワイヤード (Hard-Wired) ロジックで実装(一部マイクロコードで実装)
- G4(第4世代)シリーズでは128ビット単位でベクトル演算を行う『AltiVec(IBMはVMX、アップルコンピュータではVelocity Engineと表現している)』を採用
1998年のPOWER3以降は、POWERも64ビットPowerPC仕様に準拠したアーキテクチャを採用している。
- 1 PowerPCの概要
- 2 歴史
- 3 PowerPCのプロセッサ
- 4 使用製品
固有名詞の分類
PowerPCに関連した本
- BeOSへの招待―ReleaSe3.2版 for Intel & PowerPC 安田 幸弘 毎日コミュニケーションズ
- PowerPC解説―PowerからPowerPCへ ジェームス・E. スミス インターナショナルトムソンパブリッシングジャパン
- Inside PowerPC (SOFTBANK BOOKS) ジェリー L. ヤング ソフトバンククリエイティブ
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