FM音源とは? わかりやすく解説

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エフエム‐おんげん【FM音源】

読み方:えふえむおんげん

frequency modulation sound source合成音源の一。複数正弦波周波数変調して合成することにより、さまざまな音色表現する携帯電話ゲーム機音源として用いられる。ほかに、楽器の音や声波形デジタル化したPCM音源がある。


FM音源

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FM音源

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/09 08:56 UTC 版)

FM音源(エフエムおんげん)は、Frequency Modulation(周波数変調)を応用する音色合成方式を用いた音源ジョン・チャウニングを中心としてスタンフォード大学のCCRMA(Center for Computer Research in Music and Acoustics)で開発されたものを、日本楽器製造(現・ヤマハ)ライセンスを受け実用化した[1]。ヤマハによれば、実際にはPhase Modulation(位相変調)によって実装されている[2]


注釈

  1. ^ ただし、HALLYによるとこの当時のゲーム音楽はあらゆるジャンルを吸収する傾向にあり、『メトロクロス』や『人間兵器デッドフォックス』のようにFM音源を採用していないハードの作品においてもジャズが取り入れられた例はあるという[9]
  2. ^ キャプテンシステムにおけるメロディ機能はオプション機能であり、ランク1から5に分類される端末種別の機能とは別に定められていた[11][12][13]
  3. ^ 使用例としてNTTのキャプテン端末(NEC製)「キャプメイトV15E」[20]松下電器の文字放送チューナー「TU-TX100」[21]

出典

  1. ^ a b "ヤマハシンセ 40th Anniversary / ヒストリー / 【第二章】 FM音源の登場と音楽制作時代の幕開け". ヤマハ. 2014年. 2019年11月8日閲覧
  2. ^ "ヤマハシンセ 40th Anniversary / ヒストリー / コラム / FM音源の原理". ヤマハ. 2014年. 2019年11月8日閲覧
  3. ^ 生方則孝. "ボードで復活!!生方則孝のFM音源講座" (PDF). ヤマハ. 2019年11月8日閲覧
  4. ^ Daniel J. Levitin, "This is your brain on music", Penguin Books, 2006
  5. ^ "第4回 ゲームを盛り上げるサウンド". gihyo.jp. 2017年3月1日. 2023年5月12日閲覧
  6. ^ "バンダイナムコ知新「第8回 第2章ナムコサウンドの発展の足跡を追う【前編】」小川徹氏、細江慎治氏、川田宏行氏、中西哲一氏、黒畑喜弘氏、大久保博氏インタビュー". ファンファーレ. バンダイナムコエンターテインメント. 2023年3月30日. 2023年5月12日閲覧
  7. ^ a b "いまの時代だからこそFM音源がイイ――そして超大型野外ゲームフェスを企む佐野電磁氏の野望". ねとらぼ. ITmedia. 2006年3月27日. 2023年5月14日閲覧
  8. ^ "マスターシステム | セガハード大百科". マスターシステム | セガハード大百科. 2023年5月12日閲覧
  9. ^ a b HALLY (2022年9月5日). "ゲーム音楽ディスクステーション#12:ゲームジャズ名作選(原曲編)ラグタイム、ビッグバンドからクラブジャズまで歴史的経緯を含めてご紹介!". IGN Japan. 2023年5月12日閲覧
  10. ^ "SMAF / SMAFとは? / SMAF対応音源・端末情報 / ヤマハLSI 『MA-7』". ヤマハ. 2005年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2005年11月10日閲覧
  11. ^ 石渡直樹、内海良成、田岸孝一、山本昌克「高密度キャプテン端末NTX-3000,NTX-5000」『NEC技報』第38巻第5号、NECマネジメントパートナー社、1985年4月、86-92頁、doi:10.11501/3259657ISSN 0285-4139J-GLOBAL ID:200902098344485552 
  12. ^ NTT画像・電信事業部 画像サービス部 キャプテン担当「キャプテンシステムの概要」『ビジネスコミュニケーション』第25巻第10号、ビジネスコミュニケーション社、1988年10月、28-45頁、doi:10.11501/3286870 
  13. ^ 岡兼太郎「ニューメディアと音楽」、音楽情報研究会編『コンピュータと音楽(コンピュータ・サイエンス誌 bit別冊)』(共立出版、1987年9月) pp. 75-83、doi:10.11501/3299536NCID BN03936860
  14. ^ 放送技術開発協議会 編『文字放送技術ハンドブック』兼六館出版、1986年8月。doi:10.11501/12601093ISBN 4874620108 
  15. ^ a b "標準テレビジョン文字多重放送に関する送信の標準方式第十一条第三号及び第十八条の規定に基づく標準テレビジョン文字多重放送の放送番組のデータの送出等". 総務省電波利用ホームページ. 2000年2月23日. 2023年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月17日閲覧
  16. ^ 「パソコンも楽器に」『日経産業新聞』、1984年10月31日、8面。
  17. ^ a b c YM3812 FM OPERATOR TYPE-L(OPLII) APPLICATON MANUAL. ヤマハ 
  18. ^ "整備する:シグマ SG97VM-1の修理 01". メダゲーを買う. 2012年12月19日. 2024年1月9日閲覧[信頼性要検証]
  19. ^ 「メロディ15音色,リズム5音色を内蔵したFM音源LSI」『月刊アスキー』1986年8月号、アスキー、105頁、doi:10.11501/3250703 
  20. ^ 石渡直樹「高密度キャプテン端末(ランク3)」『NEC技報』第42巻第5号、NECマネジメントパートナー、1989年4月、112-119頁、doi:10.11501/3259709ISSN 0285-4139J-GLOBAL ID:200902072495732927 
  21. ^ 逸見英身、山田直一、角田浩樹「文字放送チューナ」『National technical report』第41巻第4号、松下電器産業技術総務センター技術情報部、1995年8月、doi:10.11501/2358381 
  22. ^ 編集部「スペシャルレポート・MSX2+ プラスの中身」『月刊アスキー』1988年11月号、アスキー、301-304頁、doi:10.11501/3250730 
  23. ^ 「特集 MSX2+なんでも情報」『MSXマガジン』1988年12月号、アスキー、134-155頁。 
  24. ^ 「衝撃デビュー!マスターシステム」『Beep』1987年11月号、日本ソフトバンク、45-46頁。 
  25. ^ 「セガ3D復刻アーカイブス」インタビュー第3弾!”. Game Watch (2014年12月18日). 2021年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月18日閲覧。
  26. ^ "REMEMBER OF THE NEW PULSAR おもいでのニューパルサー". ヤマサ. 2013年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月17日閲覧
  27. ^ YM2608 OPNA Application Manual
  28. ^ 『頭脳圧搾工場 in 仙台』のページ TOWNS搭載のチップ
  29. ^ a b 『マイコンBASIC Magazine DELUXE ゲーム・ミュージック・プログラム大全集III』(電波新聞社、1989年) pp. 23, 28。
  30. ^ "YMF825Boardの紹介". ヤマハ. 2017年8月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月6日閲覧



FM音源

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 07:55 UTC 版)

PD音源」の記事における「FM音源」の解説

FM音源は正弦波同士位相変調させて音色作る合成方式である。正弦波オシレータ音量制御機能とを備える「オペレータユニットを、アルゴリズム呼ばれる様々な接続パターンでつなぎ、その接続関係基づいて直列での位相変調や、フィードバックでの位相変調倍音強調効果)、並列でのミックスができる。

※この「FM音源」の解説は、「PD音源」の解説の一部です。
「FM音源」を含む「PD音源」の記事については、「PD音源」の概要を参照ください。

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