ErrorWebPart クラスとは? わかりやすく解説

ErrorWebPart クラス

メモ : このクラスは、.NET Framework version 2.0新しく追加されたものです。

動的な WebPart コントロール新しインスタンス読み込みまたは作成失敗したときに、Web ページをプレースホルダとして挿入します

名前空間: System.Web.UI.WebControls.WebParts
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文構文

Public Class ErrorWebPart
    Inherits ProxyWebPart
    Implements ITrackingPersonalizable
public class ErrorWebPart : ProxyWebPart, ITrackingPersonalizable
public ref class ErrorWebPart : public
 ProxyWebPart, ITrackingPersonalizable
public class ErrorWebPart extends ProxyWebPart
 implements ITrackingPersonalizable
public class ErrorWebPart extends
 ProxyWebPart implements ITrackingPersonalizable
解説解説

ErrorWebPart クラスは、Web パーツ コントロール セットによって、ページ追加できなかった WebPart コントロールのプレースホルダとして使用されます。WebPartManager コントロールゾーン動的な WebPart コントロール新しインスタンス読み込む作成する場合に、それが何らかの理由失敗すると、WebPartManager は CreateErrorWebPart メソッド呼び出して失敗したコントロール代わりに ErrorWebPart コントロール挿入します

ErrorWebPart コントロール挿入されるのは、コントロール存在する可能性があるユーザー既存パーソナル化状態情報保存するためです。たとえば、パーソナル化できるプロパティを持つ WebPart コントロールで、ユーザー自分郵便番号保存すると、その後ページアクセスするたびにその郵便番号地域気象情報自動的にコントロール表示されるとしますいずれか時点特定の要求中に気象コントロール読み込むことができない問題発生するが、ページそれ以外部分正常に読み込むことができる場合ユーザーがそのコントロール保存していたカスタムパーソナル化データは、次回そのページパーソナル化データ保存されるときに失われます。失敗したコントロール代わりに ErrorWebPart コントロール挿入することによって、ユーザー問題の発生通知できますまた、失敗したコントロールでのユーザーパーソナル化データを、問題修正できるまで Web パーツ コントロール セット保存する機構を提供できます

ErrorWebPart クラスは、他の型の一時プレースホルダとしてデザインされているいくつかの型の 1 つとして、ProxyWebPart クラスから派生します。クラスインスタンス作成するために、WebPartManager コントロールは、そのパブリック ErrorWebPart コンストラクタ使用しますコンストラクタは、IDコントロールの元の型 (失敗したコントロールが GenericWebPart オブジェクトラップされたサーバー コントロールまたはユーザー コントロール場合)、コントロールソース ファイルへの元のパス (失敗したコントロールユーザー コントロール場合)、および GenericWebPart オブジェクトID (存在する場合) など、失敗したコントロールついていくつかの詳細情報を渡すように要求します

ErrorWebPart クラスには、ErrorMessage という単一パブリック プロパティあります。このプロパティは、コントロール挿入されるときに Web ページ表示されます。開発者はこのプロパティに値を代入できます

ErrorWebPart クラスには、3 つのプロテクト メソッドあります。AddAttributesToRender メソッドは、読み込み失敗したコントロールを含む WebZone ゾーンの ErrorStyle オブジェクトからスタイル特性取得します。このオブジェクトスタイル設定がある場合メソッドはそれらを ErrorWebPart コントロール適用します。EndLoadPersonalization メソッドは、いくつかの重要な継承プロパティErrorWebPart コントロール設定します。これは、ユーザーコントロールの非表示最小化編集、またはエクスポートを行うか、またはその ChromeState 値を変更することによってパーソナル化するのを防ぐためです。最後に、RenderContents メソッドは、レンダリング問題スクリプト攻撃を防ぐために、ErrorMessage プロパティ文字列の値をエンコードます。

継承時の注意 ErrorWebPart コントロール実際にページ挿入される状況比較的まれです。また、クラス継承して拡張することはできますが、これを重要視する開発者はほとんどいません。このクラス拡張する理由1 つは、ErrorWebPart コントロール外観および動作カスタマイズすることです。たとえば、EndLoadPersonalization メソッドオーバーライドし、既に設定されている以上のスタイル プロパティまたはその他のプロパティErrorWebPart コントロール追加設定できますWebPartManager コントロールカスタム ErrorWebPart コントロール使用するように要求するには、さらに WebPartManager クラスから継承し、その CreateErrorWebPart メソッドオーバーライドする必要がありますWebPartManager コントロールは、このメソッドを他の複数の場所から呼び出し多く場合異なエラー メッセージを渡すので、そのメソッドerrorMessage パラメータの値を、カスタム ErrorWebPart コントロールErrorMessage プロパティ代入しておく必要があります

.NET Framework のセキュリティ.NET Frameworkセキュリティ
継承階層継承階層
System.Object
   System.Web.UI.Control
     System.Web.UI.WebControls.WebControl
       System.Web.UI.WebControls.Panel
         System.Web.UI.WebControls.WebParts.Part
           System.Web.UI.WebControls.WebParts.WebPart
             System.Web.UI.WebControls.WebParts.ProxyWebPart
              System.Web.UI.WebControls.WebParts.ErrorWebPart
スレッド セーフスレッド セーフ
この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバ場合は、スレッド セーフであるとは限りません。
プラットフォームプラットフォーム
バージョン情報バージョン情報
参照参照
関連項目
ErrorWebPart メンバ
System.Web.UI.WebControls.WebParts 名前空間
UnauthorizedWebPart
CreateErrorWebPart
その他の技術情報
ASP.NET Web パーツ ページ



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