2007年〜2020年大会
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「FIFAクラブワールドカップ」の記事における「2007年〜2020年大会」の解説
2007年以降の大会からは開催国枠が設置され、開催国の国内リーグ優勝クラブに本大会出場権が与えられることとなった。ただし、開催国の国内リーグ優勝クラブと開催国が所属する大陸連盟のクラブ選手権優勝クラブが同一国のクラブだった場合は、同一国から2チームが出場しないように配慮するため、大陸連盟のクラブ選手権で開催国以外の最上位クラブ(原則準優勝クラブ)に対して出場権が与えられることになった。また、2007年のみ5位決定戦は行わなかった理由については明らかにされていないが、観客動員数が集まらないという背景が考えられる。ただし、これにより北中米カリブ海王者のパチューカが1試合で帰国という事態になったため、2008年大会では復活している。 FIFAは2008年5月27日にオーストラリアのシドニーで理事会を開き、2009年、2010年の開催地をアラブ首長国連邦、同時に2011年、2012年の開催地を日本に決定した。以降、開催地が2年毎に変更するフォーマットが続いているが、ほぼ2年ごとに日本と、日本以外の諸外国とで交互に開催する状態が続いている。このため、クラブW杯となってから、アジア・アフリカ(・南米)以外ではまだこの大会を開催した実績は一度もない。 2011年12月17日に日本の東京で行われた理事会後の記者会見で、2013年、2014年の開催地がモロッコに決まったと発表した。また同時に、2012年の日本開催についてブラッター会長は、「仙台など東日本大震災の被災地での開催を検討中だ」と述べたが、最終的には横浜国際総合競技場と豊田スタジアムの2会場で開催されることになった。 2012年7月5日、スイス・チューリッヒの国際サッカー連盟 (FIFA) 本部で行われたサッカーのルールを決める機関である国際サッカー評議会 (IFAB) 特別会合において、満場一致で「ホークアイ (Hawk-Eye) システム」と「ゴールレフ (GoalRef) 」の両方のゴール機械判定技術(ゴールライン・テクノロジー、略称GLT)採用が決定され、FIFA主催の大会ではFIFAクラブワールドカップ2012から初めて採用された。2012年11月27日、FIFAは2012年クラブワールドカップで導入するGLTについて、横浜国際総合競技場で「ゴールレフ」、豊田スタジアムで「ホークアイ」を採用すると発表した。なお、GLTをその試合で実際に使用するかどうかは、試合開始90分前に審判団が判断する。2012年12月6日、横浜国際総合競技場で行われた2012年クラブワールドカップ開幕戦サンフレッチェ広島対オークランド・シティ戦で、史上初めて公式戦でGLTの1つであるゴールレフが使用された。その後、FIFA主催大会では、GLTとしては4番目に認可された「ゴールコントロール4D (GoalControl-4D)」 が、FIFAコンフェデレーションズカップ2013、FIFAクラブワールドカップ2013で採用された。クラブワールドカップ2013準々決勝ラジャ・カサブランカ対モンテレイ戦では角度のない所からのシュートのゴールイン有無を判定するためにGLT(ゴールコントロール4D)が使用された。2014 FIFAワールドカップでもGLTの「ゴールコントロール4D」が採用される。 詳細は「ビデオ判定#サッカー」を参照 2014年大会を最後に、トヨタは前身であるトヨタカップ開始の1981年から継続していた冠スポンサーから撤退した。これに代わり、2015年(日本大会)からは、中華人民共和国の情報技術メーカーであるアリババグループ (Alibaba Group) が協賛スポンサーに就くことになり、題を「FIFAクラブワールドカップ20xx presented by Alibaba E-Auto」と改めた。協賛契約期間は2022年までの8年間が予定されている。阿里巴巴集団は、中国最大のECサービス&ITサービス企業であるが、自動車企業の一つでもあり、中国スーパーリーグのクラブ・広州FCの母体スポンサーでもある上海汽車を傘下に持ち、2016年からインターネットとの融合による新しい自動車の製造・販売サービス「インターネットカー・Alibaba E-Auto」(のちのYunOS Auto)を始める計画があり、そのブランドの周知という狙いもあるとされている。 2019年6月にフランス・パリで行われたFIFA評議会で、2019・2020年大会は従来通りの形式で開催されると発表された。 2020年大会は新型コロナウイルスの感染再拡大やAFCチャンピオンズリーグ2020・コパ・リベルタドーレス2020試合日程の遅れなどから2021年2月に開催延期となった。
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