黒須高校編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 13:26 UTC 版)
隠れ切支丹の住んでいたという黒須市に転校してきたれい子。そこには豪人、竹露、ラファエルというゾンビ使いたちがいた。れい子は姉・リルカが生きており、再び何かを企んでいる事を知り、今度こそ彼女と決着をつけようとする。しかし、そこにゾンビ使いの能力を奪うゾンビ使い「スター・コレクター」や謎の軍が介入し、やがて物語は思わぬ方向へ展開することになる。 岩田豪人(いわたごうじん) 黒須市在住のゾンビ使い。れい子が転入してきた黒須高校の生徒で、れい子のクラスメイトになる。柔道部所属。三島流動と東堂雄貴とは友人関係だった。 特殊樹脂製の人工皮膚で変装・擬態し、なおかつ戦闘でも役立つゾンビ「オルタナティヴ」を召喚する。しかし相性の問題なのか、変装のレパートリーは召喚者である豪人のみ。作中での召喚も一度きりで、基本的には豪人本人が戦う。 かなりの実力の持ち主で、人間はおろか、重武装したゾンビをも素手の一撃で倒す事ができる。ジャスミン曰くヘラクレス。 れい子の仲間として活躍することになる。最終回では竹露と恋仲になった事が語られた。 ラファエル・シムシュタイン 黒須市在住のゾンビ使い。耽美派芸術追求部所属。「星」を奪い取るスター・コレクターの存在を知り、普段は手袋で星を隠している。 ゾンビ「死せる生娘(キルド・メイデン)」を召喚する。 雪女によって殺害される。れい子によってゾンビ化されるものの結局また倒されてしまう。 雨月竹露(うげつちくろ) 黒須市在住のゾンビ使いだが、登場当初はゾンビを召喚できなかった。れい子が転入してきた黒須高校の生徒で、れい子のクラスメイトになる。 剣道部に所属し運動能力は高い。リルカをも感動させるほど情に篤く心優しい少女で、臨機応変な性格でもある。豪人のことが好きで色々と近づこうと努力する。 「運命の弾丸」を巡る事件の際、偶然負傷し倒れていたリルカを見つけて介抱。その後リルカと交流し彼女の心境に変化をもたらしたが、事件の終わりと同時に友人となったリルカを喪うことになった。 リルカの死後、ゾンビ使いの才能が覚醒。リルカを自分のゾンビとして召喚できるようになった。ただし、このゾンビのリルカは、竹露を守るべくときに自らの意志で出現・戦闘・撤退する変わり種である。実際、竹露の意思で召喚されたのは1度きりである。 初登場時はれい子らと変わらぬ体型だったが、だんだんと幼女化していく。口紅やネイルを塗ったりと、オシャレには気を遣っている様子。 「運命の弾丸」を巡る事件が終わった後、れい子の仲間として活躍することになる。最終回では豪人と恋仲になった事が語られた。 零本白栄 Dr.零の息子。れい子との戦いで傷ついたリルカを治療し、黒須市を中心にリルカの兵隊を集める実行者。戦闘能力向上と洗脳効果を持った運命の弾丸の研究、製造者でもある。 父であるDr.零をあっさりと見捨てたリルカに対する保険として運命の弾丸で洗脳した者達の命令系統の頂点を自分と志呂子の2人に設定したが、それが逆にリルカの逆鱗に触れ、殺される。 死後もリルカによりゾンビ化されて運命の弾丸を作り続ける。 零本志呂子 Dr.零の娘。兄の白栄とともにリルカの兵隊を集めていた。同じ種類の人間としてリルカには認められていた。 途中でリルカを裏切り、彼女の額に運命の弾丸を撃ち込むが、丁度、手鏡を覗いていたリルカは志呂子の下僕とはならず、リルカに超人的な能力のみを与えてしまう事となる。 運命の弾丸の回収に来た雪女によって銃殺される。 S・C(スター・コレクター) 複数のゾンビを同時召喚し、ゾンビ使いからゾンビ召喚術とゾンビを奪うことができるゾンビ使いの変り種(フリークス) 一時はれい子やリルカの能力とゾンビを奪って我が世の春を謳歌していたが、雪女によって殺害される。後にれい子によってゾンビ化されるものの銀(しろがね)によって放たれた爆弾犬によってまた倒される。結構チキン。 雪女(ゆきな) 政府直属生物兵器研究班に所属する女性軍人。女扱いされることを軍人としてのプライドを傷つけるとして嫌い、「ペニスが付いてるのがそんなに偉いのか?」と言い放ったシーンもある。 冷酷な性格で、目的のためなら部下を犠牲にする事にいささかの躊躇いもない。 戦闘能力はかなり高く、れい子やリルカらを圧倒した。 「雪女」という名前はコードネームであり、本名は明らかになっていない。 白栄が開発していた「運命の弾丸」を奪うために黒須市に現れ、運命の弾丸を撃ち込まれたリルカをサンプルとして捕らえようとする。後にリルカが逃げ込んだ黒須高校を封鎖し、ラファエルを殺害したが、ゾンビ「オルタナティブ」を使った豪人の作戦にかかって捕らえられた。その後上司銀の策略によって組織を解任され、用済みとして爆死されかけるも執念で復活。自らに運命の弾丸を撃ち込んで不死身となり、「狩り」と称してれい子やリルカらを惨殺しようとする鬼女と化す。 最後はリルカとの激戦の末に液体窒素で体を凍らされ、リルカの刀で体を砕かれ死亡した。 銀(しろがね) 政府直属生物兵器研究班に所属する軍人で雪女の上司。爆弾を担いだ犬「ボムドッグ」を武器とする。卑怯者。 雪女を体よく利用し、後に彼女を用済みとして殺そうとするが失敗。怒り狂った雪女に四肢を切断された上、ボムドッグに装着されていた爆弾をセットされて爆死する。
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