鳴り物とは? わかりやすく解説

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なり‐もの【鳴(り)物】

読み方:なりもの

楽器また、音曲

歌舞伎下座音楽で、三味線と唄以外の鉦(かね)・太鼓鼓・笛などの楽器による囃子(はやし)または擬音また、それらの楽器


鳴物

(鳴り物 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/20 01:36 UTC 版)

鳴物(なりもの)とは、一般的には打楽器を中心とした楽器一般を指すが、実態としてはその言葉を用いる主体によって意味が異なる。




「鳴物」の続きの解説一覧

鳴り物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 18:30 UTC 版)

阿波踊り」の記事における「鳴り物」の解説

阿波踊り用いられる楽器は「鳴り物」と総称される。鳴り物は、踊り子引き立て役として阿波おどり欠かせない存在である。演舞場を通り抜ける際は、踊り子後方ポジションをとる。基本的には以下の6つ楽器とその演奏者構成される近年大学連などの少数連では鉦と太鼓中心となっており、難易度の高い笛や三味線のようなメロディ部分存在しないことも多い。また、尺八のような独自の楽器取り入れる連も少なからず存在する。 笛 主旋律奏でる演奏使用される笛は、篠竹作られ篠笛が最も多い。笛はドレミ調に調律された唄用の六本調子B♭)が標準であり、徳島関東における複数連での合同演舞においても六本調子用いられる三味線と音を合わせることから、調律されていないお囃子用の笛は一般的に用いない徳島では、より完全な調律目指した裏穴があるみさと笛があるが、一般的な笛と運指異なることから、阿波踊り以外で用いられることは少ない。連のスタイルによって六本調子よりも高音七本調子(B)または八本調子(C)使用する場合がある。三味線調子使用する笛の調子合わせる演奏曲はぞめき囃子の他、吉野川祖谷粉挽き唄、鳴門節、阿波小唄などの徳島起源とする曲が演奏される近年では、連独自の演出として、第九童謡メロディなど様々な曲が用いられるようになってきている。合同演奏用に基本となるメロディのぞめき囃子があるが、メロディは連によって微妙に異なる。高い音を出すまでの難易度高く演奏者減りつつある。 三味線 鳴り物の中では最前列演奏される。笛の調子合わせて調律し一般的に笛の六本調子に対して三味線六本調子三下がり(三弦本調子から一音下げる)で調律され、やや暗い音調演奏される徳島以外のテレビ番組阿波おどりを表すメロディとして使われている旋律はこの三味線奏でているメロディが殆どであり、本来主旋律として演奏している笛のメロディ全国的に知名度が低い。これはお鯉さんのような全国区よしこの奏でた人物三味線弾き語り行ったことにも起因している。 締太鼓 一般的には大太鼓と同じリズム演奏され大太鼓よりも軽快なリズムで囃し立てる締め具合で調律できる太鼓であることから、笛や三味線調子合わせ三味線の二弦または三弦三下がり)の音に合わせて締めるのが基本になっている大太鼓、大胴 重低音踊り子観客高揚させる重量は約10kg。締太鼓大太鼓基本的に平胴太鼓呼ばれる和太鼓用いるのが一般的。連のスタイルにより洋太鼓使用する場合もある。 大皮、鼓 ぞめき囃子の曲に合わせた合いの手裏打ちと表打ち使い分ける演奏などから、難易度が高いとされる。 鉦 指揮者役目を果たす重要なポジション撞木しゅもく:鉦を鳴らす棒)を用いて鳴らす。近年では笛、三味線調子合わせた調律鉦が発売されており、鳴り物全体和音目指す演奏が行われるようになってきている。

※この「鳴り物」の解説は、「阿波踊り」の解説の一部です。
「鳴り物」を含む「阿波踊り」の記事については、「阿波踊り」の概要を参照ください。

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