銀の手駒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 17:01 UTC 版)
銀、金の下につく者達。あくまで手駒で銀からは仲間と認められていない。尾張の地で呼ばれるまでお互いに面識はなかった。 蝸牛(かぎゅう) 銀の手駒。19歳。頭巾で顔の半分を覆い、頬に渦巻きの模様をつけている。腕に仕込んでいる管から強酸を出し、自在に操って攻撃する。加えて烏頭目と互角の戦闘能力を持ち、接近戦では強酸という武器もあり彼をかなり苦戦させた。烏頭目と同じ葦原の民で、少年時代には実験台として、何度も顔の皮膚を溶かされるという仕打ちを受けたうえ、最愛の妹まで失い、人間を激しく憎むようになる。顔を隠しているのも、顔の上半分が溶けて崩れているため。メンバー内ではまともな常識人で、みんなのツッコミ役である。銀のことを敬っているが、本当の仲間になることまでは望んではいない。 莱真(らま) 銀の手駒。18歳。ツインテールの少女で、黒をあしらった服装をしている。銀に強く想いを寄せ、彼と二人で幸せになる未来を夢見ている。一見すると幼い印象の美少女だが、本性はかなり口汚く、銀に唯一仲間と認められながら銀を殺そうとする金のことを激しく嫌っている。いつも空に守られている閨に無性に嫉妬し、目の敵にする。華奢な見た目に反してかなりの怪力で、かなりの重量のある鉄筋を遠くから正確に狙って投げられるほどである。実は筋骨隆々の特殊な筋肉をもって生まれ、その体のせいで幼い頃は村でひどい虐待を受けていたが、銀によって助け出されている。普段は特殊な装具でツボを刺激し、普通の体型を維持しているが、質量は変わっていないため体重は100kgを超える。閨との戦闘では、その怪力を駆使して彼女を圧倒するが、閨の咄嗟の機転による攻撃で心室細動を起こし、彼女に「人と協力しあうのも悪くない」と教えられた後、倒れた。 岩爺(いわじい) 銀の手駒。特殊な体のせいで成長することができなかったため、かなり小さな外見で子供の振りをしたり隠れて不意打ちを仕掛ける。自分を重宝してくれている銀のことを超敬っているが彼の前では気難しい態度でいる。蝸牛曰く「気味の悪いツンデレ」。みなもと戦闘し、彼女を侮って掛かるが、みなもの鬼神眼の能力に破れ落とし穴の中に閉じ込められる。 人蟷 螂餌(ひとう ろうじ) 銀の手駒。常に狂ったような動きをし、人間を解剖することに快感を覚えているという異常者。武器は巨大な二つの鎌を操る。自身の身体にも鉄を織り込むなどして強化している。銀の身体に惚れ込んでおり、何かにつけては彼に解剖させるよう迫っている。昔は優しく有能な医者だったが、延命治療に苦しみの声を上げ続ける少女の姿が彼を狂わせ、心を壊してしまった。薬馬と戦闘し、急所を狙った的確な攻撃で彼を追い詰める。最後は彼に形勢を逆転された後に身体を元に戻され、目を覚ました時には以前のような穏やかな表情を見せた。
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