鈍

実用日本語表現辞典

なまくら

別表記：鈍ら、鈍

刃物の切れ味が悪い（鈍い）さま、または、そのような刃物のこと。冴えない芸や意志の弱さを形容する表現としても用いられる。

（2020年12月18日更新）

デジタル大辞泉

おそ【遅／^▽鈍】

読み方：おそ

《形容詞「おそい」の語幹》心の働きの鈍いこと。愚か。まぬけ。

「みやびをと我は聞けるをやど貸さず我を帰せり—のみやびを」〈万・一二六〉

どん【鈍】

読み方：どん

［常用漢字］　［音］ドン（呉）　［訓］にぶい　にぶる　のろい

１ 刃物の切れ味が悪い。「鈍器・鈍刀」

２ 感覚や動作がにぶい。「鈍感・鈍根・鈍重・鈍痛／愚鈍・遅鈍」

３ にぶくなる。にぶる。「鈍麻・鈍磨」

４ 進行が遅い。「鈍行」

５ 角度がゆるい。「鈍角」

［難読］鈍色(にびいろ)・鈍間(のろま)

どん【鈍】

読み方：どん

［名・形動］

１ にぶいこと。頭の回転が遅く、動作がのろいこと。また、そのさま。「なんて—な奴だ」

２ 愚かであること。ばかげていること。また、そのさま。

「—な事ぢゃぞ、…妹めが居らぬ」〈伎・幼稚子敵討〉

なま‐くら【^▽鈍】

読み方：なまくら

［名・形動］

１ 刃物の切れ味が鈍いこと。また、そのさまや、その刃物。「—な包丁」

２ 力が弱いこと。意気地がないこと。また、そのさまや、その人。「—なからだ」「そんな—なことでどうする」

３ 腕前が未熟であること。また、そのさまや、その人。「—な芸」

にび【^▽鈍】

読み方：にび

「鈍色」の略。「青—」「薄—」

のろ【^▽鈍】

読み方：のろ

［名・形動］《形容詞「のろい」の語幹から》のろいこと。にぶいこと。また、そのさまや、そのような人。のろま。

「目にあまる—な事をやってますぜ」〈白鳥・泥人形〉

ウィキペディア小見出し辞書

鈍（どん）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/02/12 05:54 UTC 版)

「TATTOO HEARTS」の記事における「鈍（どん）」の解説

SMで使用されるようなマスクを着用しており、普段から何を考えているのかよく分からない。刺青の図柄はナマズ、文字は「呆」。地響きを起こして地面を割り、割れた岩で相手を圧殺することができる。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

鈍

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 00:40 UTC 版)

発音^(?)

• 音読み
  • 呉音 : ドン
  • 漢音 : トン(表外)
• 訓読み
  • 常用漢字表内
    • にぶ-い、にぶ-る
  • 常用漢字表外
    • なま-る、なまくら

名詞

1. （なまくら）鈍い刃物。

熟語

• 鈍角
• 鈍感
• 鈍痛
• 鈍麻
• 鈍磨
• 愚鈍
• 遅鈍

漢字辞典

鈍

鈍	画数：12 学習年：中学校で習う漢字 音読み：ドン、 トン 訓読み：にぶい、 にぶる、 にぶ-、 なまる、 なまくら ピンイン：dun4 ハングル：둔 対応する英語：dull, slow, foolish, blunt

※ご利用のPCやブラウザにより、漢字が正常に表示されない場合がございます。

Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.

Weblio日本語例文用例辞書

「鈍」の例文・使い方・用例・文例

• 鈍器
• 鈍い灰色
• 彼はロバのように愚鈍だ
• この剣は切れ味が鈍くなってきた
• 頭に鈍痛がある
• 彼は頭が鈍い
• 鈍い音
• 鈍い市況
• 足に鈍い痛みがある
• 頭が鈍い
• 暴力的なテレビゲームはプレーヤーを暴力に対して鈍感にする、と論じる人たちがいる。
• 国内市場は成長鈍化や規制強化の動きが取り沙汰されている。
• 足元では中国の経済成長率は鈍化していると報じられた。
• 科学は発展が鈍かっただろう。
• 私はとても鈍感です。
• 私は鈍感です。
• あなたは私が運動神経が鈍いことをよく知っているでしょう？
• あなたは私を鈍器で殴りました。
• 私の感覚が鈍くなった。
• 刃先を鈍角にする