道行初音旅とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 歌舞伎・浄瑠璃外題 > 道行初音旅の意味・解説 

道行初音旅

読み方:ミチユキハツネノタビ(michiyukihatsunenotabi)

初演 安永3.8(江戸市村座)

音曲 常磐津富本清元竹本


道行初音旅

読み方:ミチユキハツネノタビ(michiyukihatsunenotabi)

分野 浄瑠璃

年代 江戸中期

作者 作者未詳


道行初音旅

読み方:ミチユキハツネノタビ(michiyukihatsunenotabi)

分野 薗八節

年代 江戸後期

作者 作者未詳


義経千本桜

(道行初音旅 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/01 09:03 UTC 版)

義経千本桜』(よしつねせんぼんざくら、義経先本桜とも)とは、人形浄瑠璃および歌舞伎の演目のひとつ。五段続、延享4年(1747年)11月、大坂竹本座にて初演。二代目竹田出雲・三好松洛・並木千柳の合作。「大物船矢倉/吉野花矢倉」(だいもつのふなやぐら/よしののはなやぐら)の角書きが付く。通称『千本桜』。源平合戦後の源義経の都落ちをきっかけに、実は生き延びていた平家の武将たちとそれに巻き込まれた者たちの悲劇を描く。


  1. ^ 義経千本桜[2012] – 木ノ下歌舞伎 official website”. kinoshita-kabuki.org. 2021年5月19日閲覧。
  2. ^ Maron (2012年7月7日). “木ノ下歌舞伎『義経千本桜』”. KUNIO official website. 2021年5月19日閲覧。
  3. ^ 義経千本桜―渡海屋・大物浦― – 木ノ下歌舞伎 official website”. kinoshita-kabuki.org. 2021年5月19日閲覧。
  4. ^ 義経千本桜―渡海屋・大物浦― – 木ノ下歌舞伎 official website”. kinoshita-kabuki.org. 2021年5月19日閲覧。
  5. ^ 1.1. 奈良県景観資産-秋野川沿いの下市の町なみ- 奈良県、2022年8月30日閲覧。


「義経千本桜」の続きの解説一覧

道行初音旅(吉野山)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 10:05 UTC 版)

義経千本桜」の記事における「道行初音旅(吉野山)」の解説

四段目の口。景事所作事)。浄瑠璃本文では四段目冒頭だが、歌舞伎通し上演では三段目飛ばして大物浦の場の後に上演されることが多い。吉野へ向かう静御前佐藤忠信旅路を描く。しかしこの「吉野山」については、実は原作浄瑠璃現行の文楽・歌舞伎舞台とのあいだに喰い違いがある。現行の文楽・歌舞伎はいずれ舞台面桜花爛漫吉野山であるが、原作浄瑠璃本文を読むと咲いていない。 浄瑠璃本文には「…見渡せば四方のこずへもほころびて梅が枝うたふ歌姫の」とある。「歌姫」とはのことであり、木々ほころび梅に鶯という景物からして季節がまだ春の初め、すなわちはまだ咲かない時分であることは明らかである。またこの段通称吉野山」とはいうが、最後に「み吉野の麓の里にぞ着きにける」とあるのをみてもわかるように、浄瑠璃語っている場所は「吉野山ではなく京から吉野山までの道中であり、「宇賀御魂御社」(伏見稲荷)や「ほそ野」(京都府相楽郡祝園〈ほうその〉かといわれる)、芦原峠といった地名あげられている。 江戸芝居においては、この「道行初音旅」は豊後節浄瑠璃上演されるのが例となっており、その浄瑠璃外題その時々で新しく付けることが多かったそのなかで安永6年1777年6月江戸森田座上演された『雪颪花籬』(ゆきおろしうつぎのはながき常磐津)ではその詞章に春の初めであることを示す原作本文カットし桜の花盛りである時期として加筆されている。この四段目口に本来なかった出てくるようになったのは、この時期にまでさかのぼるようである。 また江戸でこの所作事原作内容そのまま演じるのではなく、静と忠信以外の者を登場させるなどの増補をしている。たとえば『日本戯曲全集所収文政8年1825年5月市村座)の『新曲初音旅』(しんきょくはつねのたび、常磐津)では、最初に静御前のことを噂する百姓たちが出たあと、太郎おちょぼという百姓若い男女花道から出て踊る。そこに静も出てきて太郎おちょぼ、静の3人の所作があり、その次に忠信が静の打つ鼓につられて現われる。そして最後馬子六蔵という男が出てきて静を捕らえようとするが、忠信立回りの末に投げられ幕、となっている。 ほかにも『歌舞伎オン・ステージ所収安政3年1856年7月市村座)の『花市初音の旅』(はないちざはつねのたび、竹本常磐津掛合い)では、幕が開いて最初に静と忠信本舞台セリ上げから同時に現われ所作事があって静と忠信引っ込むと、そのあと田舎娘太神楽の男2人所作事になるという趣向である。なお当項目の画像掲げた差実爾初音色鳥』では、静と忠信のほかに三代目市川八百蔵扮する鳥刺し男が出るというものであった現行の歌舞伎で「吉野山」に使われている曲は文政5年1822年5月江戸中村座の『幾菊蝶初音道行』(いつもきくちょうはつねのみちゆき富本)にもとづくものである初演富本節であったが、のちに曲を清元節改めており、さらにこの曲に竹本入れ掛合いにして上演するのが現在では普通となっている。文楽ではもちろん初演以来義太夫節上演されており、忠信合戦様子物語場面では扇を持った静が浄瑠璃の「真っ逆様というところで、後ろ向きに忠信向けて扇を投げ、それを忠信受け取るのが見どころのひとつである。

※この「道行初音旅(吉野山)」の解説は、「義経千本桜」の解説の一部です。
「道行初音旅(吉野山)」を含む「義経千本桜」の記事については、「義経千本桜」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「道行初音旅」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「道行初音旅」の関連用語

道行初音旅のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



道行初音旅のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの義経千本桜 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの義経千本桜 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS