製品の沿革(DVD)
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「DVDレコーダー」の記事における「製品の沿革(DVD)」の解説
1996年 - DVDプレーヤー(再生専用機)が製品化。 1998年 - 初の記録型DVDであるDVD-RAMのPC向けドライブが製品化。 1999年9月 - NECが世界初の民生用光ディスクビデオレコーダー「GigaStation」を発売。独自規格のMVDISC(片面5.2GB、カートリッジ付きの光ディスク)を採用。DVDとの互換性はなく、後継機種は発売されなかった。 12月 - パイオニアが世界初のDVDレコーダー「DVR-1000」を発売。DVD-RW方式対応。価格は25万円。 2000年米国でTiVoやReplayTVといったHDDレコーダーが登場し始める。日本ではソニーが8月に「Clip-On」を発売。 DVD-RAM陣営の松下電器産業が単体機「DMR-E10」をリリース。DVD-RW陣営のパイオニアがDVR-1000の後継機でDVD-Rに保存できる「DVR-2000」をリリース。当時のDVD-RWとDVD-RAMの規格シェアは9:1だった。[要出典] 12月 - 日本ビクター(現:JVCケンウッド)がDVD-RAM方式の単体機「HM-VDR1」を発売。 2001年4月 - 東芝が世界初のHDD内蔵ハイブリッド機「RD-2000」を発表(2000年11月発表)。DVD-RAM方式対応で、30GBのHDDを搭載。 7月DVD-RW陣営のパイオニアも後継機「DVR-7000」を急遽リリース(6月発表)。実はDVR-2000がCPRM機能を解除するということが判明したための繰上げリリースである。以降DVR-2000の存在は闇に葬られることとなる。[要出典] DVD-RAM陣営の松下電器産業もDVD-R対応の単体機「DMR-E20」を発表(5月発表)。単体機でタイムシフトが可能になった。 9月 - ソニーがDVD-RW方式の単体機「RDR-A1」を発売。 12月 - 東芝に次いで松下電器産業も「DMR-HS1」にてHDD/DVDレコーダーに進出。 2002年3月DVD-RAM陣営の松下電器産業が低価格機「DMR-E30」をリリース。松下電器産業のVHSに代わる大衆録画機という戦略が見事にあたりDVDレコーダーの存在を一般消費者に知らしめた。急遽パイオニアはシャープよりOEM供給受ける形で低価格機「DVR-3000」を投入するもワールドカップに間に合わず、パイオニアのシェアを一気に落とす結果になった。DVDレコーダー規格シェアが一気に逆転し-RW:-RAMが3:7になった。[要出典] 春 - これまではパイオニアからOEM供給受けて販売していたシャープも以降は独自開発となる。 11月 - シャープが初のBS/CSデジタルチューナー搭載HDD+DVDレコーダー「DV-HRD1」を発売。 2003年3月 - 松下電器産業が初のVHS一体型DVDレコーダー「DMR-E70V」を発売。 7月 - 東芝がDVD-R/-RW/-RAMへの録画・再生に対応したHDD+DVDレコーダー「RD-XS31」を発売。 8月 - 日本ビクターがDVD-R/-RW/-RAMへの録画・再生に対応した単体機 「DR-M1」を発売。 10月 - ソニーがHDD搭載モデルを含むDVDレコーダー「スゴ録」シリーズ「RDR-GX5/VD6/HX6/HX10」を発売。 12月ソニーがPlayStation 2と機能を統合したHDD搭載DVDレコーダー「PSX」を発売。以降DVD+HDDレコーダーの低価格化・普及を加速させた。 日本ビクターがVHS一体型DVDレコーダー「DR-MV1」「DR-MF1」を発売。 2004年2月 - シャープが業界初の地上/BS/CSデジタルチューナー搭載HDD+DVDレコーダー「DV-HRD2」「DV-HRD20」を発売。 4月 - 松下電器産業が初のVHS+HDD+DVD(3in1)レコーダー「DMR-E150V」を発売。 5月 - ソニーが当時業界最大容量の400GBのHDDを搭載した「RDR-HX100」を発売。 6月 - 日本ビクターがHDD+DVDレコーダー「快録LUPIN」シリーズ「DR-MH30」を発売。翌7月にはVHS+HDD+DVD(3in1)レコーダー「DR-MX1」を発売。 8月 - 東芝が初のダブルアナログチューナー搭載「RD-XS53」「RD-XS43」を発売。 10月 - 日立製作所が初のデジタルチューナー搭載機種「DV-DH250T」「DV-DH400T」を発売。DVD-RAM陣営初のデジタルチューナー搭載モデルである。 2005年2月 - シャープ・日立に追随し東芝が初の地上/BS/CSデジタルチューナー搭載モデル「RD-Z1」を発売。 5月 - ソニーがシャープ・日立・東芝に続き同社初の地上/BS/CSデジタルチューナー搭載モデル「RDZ-D5」を発売。 7月 - 松下電器産業も3波デジタルチューナー搭載モデル「DMR-EX100/300」を発売。以降各社の主力商品となる。 9月 - 日立製作所が初のダブルデジタルチューナー搭載機種「DV-DH160W/250W/500W/1000W」を発売。DV-DH1000Wは業界初の1TBレコーダーだった。 10月 - ソニーが初のPSPへの転送機能を備えた「RDR-AX75」を発売。 11月 - 松下電器産業が世界初となるHDD・DVD・VHS・SDの録再に加えデジタルチューナーも搭載した「DMR-EX200V」を発売。 12月 - シャープも日立に追随しデジタルWチューナーモデル「DV-ARW12」「DV-ARW15」を発売。 2006年2月 - 日本ビクターがデジタルチューナー搭載DVD-RW方式の「DR-HD250」「DR-HD400」を発売。ただしシャープのOEMで、DVDレコーダーの新製品は発表しなくなった。 3月 - 松下電器産業が世界初となる1080p変換出力機能を搭載したモデル「DMR-EX550」を発表。同時に業界初のHDMIリンク機能となる「ビエラリンク」も発表された。 5月 - ソニーが初のPSPへの転送機能を備えたハイビジョンレコーダー「RDZ-D77A」「RDZ-D97A」を発売。 6月 - ソニーが同社唯一のデジタルチューナー搭載VHS+HDD+DVD(3in1)モデルとなる「RDZ-D60V」を発売。同社最後の3in1モデルでもあり、2007年夏まで生産された。 9月 - シャープが「AQUOSファミリンク」および、シングルチューナーモデルでもAQUOSのチューナーを活用して2番組同時録画が可能な「ハイブリッドダブレコ」対応(DV-AC32/34/ACV32のみ、ACW38はWチューナー)機種「DV-AC32」「DV-AC34」「DV-ACW38」「DV-ACV32」を発表。 11月東芝「RD-XS38/48」の生産終了によりアナログWチューナー搭載モデルが消滅。 ソニーが同社最後のDVDレコーダー新製品となる「RDZ-D700」「RDZ-D800」「RDZ-D900A」「RDR-HX67」を発売。なお、「RDR-HX67」はアナログのみの最終モデルでごく短い期間(約4ヵ月)の販売だった。 2007年春 - 売れ行き不振により多くのメーカーが収益を圧迫されていると伝えられる。[要出典] 3月 - 日本ビクターが民生用DVDレコーダーの市場から撤退。[要出典] 夏 - 夏のボーナス商戦ではコピーワンス緩和の議論中だったことや売れ行き不振から、東芝の「RD-A300/A600」以外の新機種が全く発売されなかった(なお、この時期はDVDレコーダー以外もAV機器の新商品発売が例年よりも少なかった)。 8月 - 日立製作所が新機種は全てOEM化でDVDレコーダー市場からの事実上撤退。 9月 - ソニーが今後発売するレコーダー製品を全てBDに切り替えることを発表(ただし、「RDZ-D700」はその後半年程度販売が継続された)。 12月 - 松下電器産業、シャープが旧機種での「ダビング10」対応を発表。 2008年1月 - ソニーが旧機種でのダビング10対応を発表。パイオニアが全機種生産中止し、事実上撤退。 2月 - ソニーが業界で最も早くレコーダー製品の全ての機種をBD対応モデルに変更。同時に、「スゴ録」ブランドの終了。 3月 - 三菱電機が同社初のブルーレイディスクレコーダー「REAL ブルーレイDVR-BZ200/DVR-BZ100」と「REAL DVDレコーダーDVR-DW200/DVR-DW100」を5月24日に発売すると発表。同時にこの4機種と2007年9月発売の「楽レコ DVR-DV745/DVR-DV735」のダビング10対応を発表。 4月 - パイオニアが新型DVDレコーダー「DVR-WD70」を発表。2006年秋のDVR-DT95/75以来約1年半ぶりの同社DVDレコーダーの新モデルとなったが、シャープのOEMとなる。また前述の通りシャープはDVDレコーダー参入初期はパイオニアからOEM供給を受けて販売していたことから、OEM供給をする側と受ける側がそっくり入れ替わった形となった。 6月 - 日本ビクターが「DR-HX500/250」を発表。約2年ぶりの新モデルだが船井電機のOEM。 2009年4月 - パナソニックが地デジ専用DIGA「DMR-XE1」を発表。 2012年5月 - 各社が生産を完了する中、DXアンテナ(DX BROADTEC)がVHS一体型DVDレコーダー「DXR160V」を発表。 2014年7月 - DXアンテナ(DX BROADTEC)がVHS一体型DVDレコーダーの新モデル「DXR170V」を発表。 2016年7月末 - 「DXR170V」の生産が終了。
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製品の沿革(BD/HD DVD)
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2003年4月 - ソニーが同社、及び世界初のBDレコーダー「BDZ-S77」を発売。しかし再生専用(ROM)規格の策定の遅れ、価格の高さ(発売当時の価格は約40万円)などによりBlu-rayレコーダーの普及はほとんど進まなかった。 2004年7月 - 松下電器産業が初のBDレコーダー「DMR-E700BD」を発売。 12月 - シャープが初のHDD+Blu-ray Discレコーダー「BD-HD100」を発売。160GBのHDDを搭載。 2006年7月 - 東芝が世界初のHD DVDレコーダー「RD-A1」を発売。1TBのHDDを搭載。 11月 - 松下電器産業がBD-ROM再生対応Blu-ray Discレコーダー「DMR-BR100」「DMR-BW200」を発売。 12月 - ソニーも追随してBD-ROM再生対応BDレコーダー「BDZ-V7」「BDZ-V9」を発売。 2007年5月 - シャープが記録もできるBDプレーヤー「BD-HP1」を発売。発売当時同社及び国内初のBD「プレーヤー」だった(BD再生機能を備えたPS3は除く)。 6月 - 東芝がHD DVDレコーダー「RD-A300」「RD-A600」を発売。この辺りから徐々に「次世代機」が低価格化する。 10月 - シャープがHDDの無いBD単体レコーダー「BD-AV1」「BD-AV10」を発表。AV1は「次世代機」としては初めて予想実勢価格が10万円を切った。また、同製品は業界で初めてアナログチューナー非搭載となった。 2007年11月 - ソニー、パナソニックが立て続けにMPEG-4 AVCエンコーダを搭載したモデルを発売。 12月BDレコーダーの売れ行きが好調でレコーダー市場全体の20パーセントを占めた、と発表された。 東芝もMPEG-4 AVCエンコーダを搭載したHD DVDレコーダー「RD-A301」を発売。 2008年2月 - 東芝がHD DVD事業からの撤退を発表。 5月 - 三菱電機がBDレコーダーへ参入。「DVR-BZ100」「DVR-BZ200」の2機種を発売。 2009年10月 - 三菱電機がBD・HDDレコーダー内蔵液晶テレビを発売。
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