術後管理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 00:18 UTC 版)
術後のICUないしCCUでの代表的なモニタリング項目は下に記した通りで、概ね手術室と同様である。術直後数時間から1~2日の間は呼吸循環動態が不安定になりやすいため、変化に即応した厳密な管理が必要である。また、深鎮静・挿管下に手術室からICUに入室するか、手術室で覚醒・抜管してからICUに入室するかで管理は大きく変わる。前者の場合は鎮静剤や麻薬を用いて人工呼吸管理を行い、覚醒のタイミングを図ることになる。 術後の呼吸・循環系モニター 心電図モニター 血圧: NIBP,ABP,CVP スワンガンツカテーテル SpO2 深部体温
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術後管理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 20:51 UTC 版)
術後管理は通常の開心術と大きくは変わらない。カテコラミンによる循環補助の減量は右心機能や左室径を心エコーでモニターしながら慎重に行う。人工呼吸器からの離脱は通常の開心術と同様である。VAD装着術後に注意すべき主なポイントは、心タンポナーデ、右心不全、カニューレのサッキングの3点である。 心タンポナーデ ドレーン排液の出血が落ち着いた後に、中心静脈圧(英語版)が十分であるにもかかわらずVADのポンプ流量が低下してきた場合は心タンポナーデの合併をまず疑う。心エコーでタンポナーデを確認したら、躊躇せずに血腫除去手術を決断する必要がある。 右心不全 右心不全はVAD装着を受けた患者の25%程度に起こる。血行動態は心タンポナーデと類似した血行動態になり、ドレーン出血が少ないにもかかわらず、あるいは心エコーで心嚢液貯留を認めないにも関わらず、VAD流量が低下し中心静脈圧が上昇してくる。多くの場合、心エコーで右室の拡大と左室の狭小化が見られ、肺動脈圧は正常か軽度上昇にとどまる。 サッキング サッキングを起こす場合は左室内腔の狭小化か、脱血カニューレの位置不良が原因となる。左室狭小化の原因としては循環血液量の不足、右心不全、肺高血圧、心タンポナーデ、過剰なVAD補助などが挙げられる。 ドレーン出血が落ち着いてから抗凝固療法を行う(術後48〜72時間は不要である)。内服では、機種によって多少の違いはあるがPT-INR 2.0-3.0を目標にワーファリンを投与し、数日後にアスピリンを追加投与する。経口摂取ができなければ、ACT 140秒程度を目標にヘパリンを静脈投与する。
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術後管理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 09:03 UTC 版)
術後、手術のダメージから回復するまで治療は継続される。手術創の処置が行われ、点滴や投薬で全身状態の改善が図られる。術後合併症の予防には細心の注意が払われるが、不幸にも発症した場合には対症療法が行われる。
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術後管理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 20:21 UTC 版)
心移植の予後を最も左右するのは早期死亡(3ヶ月以内)であり、原因としては移植心機能不全、急性拒絶反応、および感染症がそれぞれ30%程度である。これらの合併症の予防を念頭に、術後管理の要点について述べる。
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