茶人としてとは? わかりやすく解説

茶人として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 21:58 UTC 版)

古田重然」の記事における「茶人として」の解説

慶長4年(1599)2月28日博多豪商神屋宗湛が、毛利秀元小早川秀包とともに織部茶会招かれた時、織部茶碗見てその斬新さ驚き、「セト茶碗ヒツミ候也。ヘウケモノ也」と記している(『宗湛日記』)。なお、織部が行った「破調の美」の表現法に器をわざと壊して継ぎ合わせ、そこに生じる美を楽しむという方法があり、その実例として、大きさ縮めるために茶碗十字断ち切って漆で再接着した大井戸茶碗須弥 別銘十文字」や、墨跡2つ断ち切った流れ圜悟(えんご)」があげられる織部千利休の「人と違うことをせよ」という教え通り利休静謐さと対照的な動的な破調の美」の道具組を行い将軍大名茶の湯式法制定し、それは織部流といわれた。書としては『織部百ヶ条』などを残している。弟子大坂衆・岡村百々之介記した古織伝』というものもある。聞書には浅野幸長上田宗箇を介して尋ねた茶道長問織答抄』、伝書には『古織公伝書』、『草人木』、『数寄道次第』、『古田織部正殿聞書』などがある。 織部茶の湯弟子には、徳川秀忠伊達政宗佐竹義宣金森可重佐久間将監毛利秀元浅野幸長島津義弘小早川秀秋大久保忠隣石川貞通大久保藤十郎大野治長大野治房猪子一時小堀遠州上田宗箇板倉重宗南部利直永井尚政佐久間勝之岡部宣勝船越永景近衛信尋広橋兼勝常胤法親王本願寺教如江月宗玩安楽庵策伝角倉素庵本阿弥光悦本阿弥光益松屋久好、大文字屋宗味、針屋宗春上田覚甫、服部道巴、中野原田宗馭清水道閑などがいる。 織部好み代表的な茶室に、浄土寺の露滴庵(広島県尾道市竹林院写し)、藪内流の「燕庵(えんなん)」、「篁庵」、「庵」がある。しかし、初代剣仲が作った織部好み建物燕庵」は1864年蛤御門の変焼失し現存の「燕庵」は見舞いとして有馬郡結場武田右衛門邸から移築され写しのものである書家として織部の書は左へ斜めにずれるのが特徴で、本阿弥光悦影響与えたとする説もある。 織部について加藤唐九郎は「利休は自然の中から美を見いだした人だが作り出した人ではない。織部は美を作り出した人で、芸術としての陶器織部から始まっている」と述べた

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茶人として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 15:30 UTC 版)

教如」の記事における「茶人として」の解説

茶の湯古田織部学んだ茶人でもあり、織部書状に度々みられる。また織部茶会記にも参加頻度多く慶長4年10月10日慶長5年12月8日慶長7年12月14日慶長8年5月22日慶長9年5月4日同年10月22日慶長11年1月14日同年12月25日慶長12年1月7日慶長18年9月正客として参席している。

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茶人として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/16 17:31 UTC 版)

喜多見重勝」の記事における「茶人として」の解説

義兄織部流佐久間将監(宗可流の祖)に茶の湯学び皆伝受けた。のちに父・勝忠と親しかった小堀遠州にも師事し両流派の茶の湯学んだ重勝は、茶人としての技量高く評価され喜多見流を創設する至った世田谷区成城3丁目のお茶屋坂は、彼の茶室があったことに由来し名づけられた。

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茶人として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/25 15:12 UTC 版)

土屋宗俊」の記事における「茶人として」の解説

宗俊は、始め越前大野城金森長近嗣子は可重)の堂・岡部道可と幽宅、そして伏見古田織部食客となって茶の湯を学ぶ。その後久留米藩有馬豊氏仕えた後、致仕して堺に3年ほどいた。名声伝え聞いた黒田忠之は宗俊を福岡藩迎えた。宗俊は織部流福岡藩中に教授した。宗俊の弟子には石原水月、衣非了義(立花実山の師)、有馬驢入、三宅道和、三谷古斎らがいる。孫弟子の実山の著書によって、宗俊の実像が明らかとなる。宗俊の一部は、実山の流れを汲む南坊流にも伝えられている。

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