茅の輪くぐり(ちのわくぐり)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 03:15 UTC 版)
「羽黒神社 (珠洲市)」の記事における「茅の輪くぐり(ちのわくぐり)」の解説
日本全国多くの神社で夏越の祓に行われる神事。茅(かや)で作った大きな輪をくぐることによって、心身を清め、無病息災・厄除け・家内安全を願う。神代の昔、素盞鳴尊(すさのおのみこと)が旅の途中、一泊の宿をもとめた蘇民将来(そみんしょうらい)に、お礼として「もし疫病が流行したら、茅の輪を腰につけて難を免れよ」と教え、そのとおりにしたところ、疫病から免れることができ、蘇民将来の一族は子々孫々まで繁栄した、という故事に基づく。
※この「茅の輪くぐり(ちのわくぐり)」の解説は、「羽黒神社 (珠洲市)」の解説の一部です。
「茅の輪くぐり(ちのわくぐり)」を含む「羽黒神社 (珠洲市)」の記事については、「羽黒神社 (珠洲市)」の概要を参照ください。
茅の輪くぐり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 22:31 UTC 版)
夏越の祓では多くの神社で「茅の輪潜り(ちのわくぐり)」が行われる。参道の鳥居や笹の葉を建てて注連縄を張った結界内に茅で編んだ直径数 m ほどの輪を建て、ここを氏子が正面から最初に左回り、次に右回りと 8 字を描いて計3回くぐることで、半年間に溜まった病と穢れを落とし残りの半年を無事に過ごせることを願うという儀式である。かつては茅の輪の小さいものを腰につけたり首にかけたりしたとされる。 これは、『釈日本紀』逸文の『備後国風土記』に記されている疫隈国、素盞嗚神社の蘇民将来伝説に由来するもので、武塔神の指示により茅の輪を腰につけたところ災厄から免れ、武塔神は自らを速須佐雄と名乗り去っていったと書かれている。多くの神社で祭神としているスサノオと習合している例が多数見られる。 疫隈國社 素盞嗚神社では蘇民将来説話に基づいて、茅の輪くぐりを行った後に解体し、持ち帰って個々に茅の輪にする風習が残っている。 しかし、京都新聞では、次のような記事を2019年に書いている。茅の輪の"茅"を引き抜き持ち帰ってお守りとする俗信がある。しかし、本来は茅の輪をくぐった人たちの罪や穢れ・災厄が茅に遷されており、茅を持ち帰ることは他人の災厄を自宅に持ち帰ることになるので(茅の輪のカヤを抜いて持ち帰るのは)避けるべきである 茅の輪に独特の形式を施しているところがある。奈良県の大神神社では茅の輪は榊・杉・松をかかげた3連になっており、周り方も他の神社とは異なり、杉の輪 → 松の輪 → 杉の輪 → 榊の輪 の順にくぐる。出雲大社の茅の輪は「〇形」ではなく、「U形」をしている。これを神職が両手で持ち、参詣者は、縄とびをするように飛び越える。茅を跨ぐと同時に両肩にかついた茅を落とす。 また、ペット(主に犬)の茅の輪くぐりも広く行われている。 ウィキメディア・コモンズには、茅の輪に関連するカテゴリがあります。 服部住吉神社 服部天神宮 六月大祓 瀬戸神社 根津神社 大祓、芽の輪 土岐市 大富白山神社
※この「茅の輪くぐり」の解説は、「大祓」の解説の一部です。
「茅の輪くぐり」を含む「大祓」の記事については、「大祓」の概要を参照ください。
茅の輪くぐり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 16:41 UTC 版)
高椅神社の茅の輪くぐりは円形ではなく1辺約2メートルの四角形という珍しい形。四角形の理由は不明。一方向にだけ葉が出るカタハノヨシを芯にしてマコモで覆いチガヤの縄で束ねて作る。
※この「茅の輪くぐり」の解説は、「高椅神社」の解説の一部です。
「茅の輪くぐり」を含む「高椅神社」の記事については、「高椅神社」の概要を参照ください。
- 茅の輪くぐりのページへのリンク