芸事
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若年から習っていた能に傾倒しており、奥小姓を太鼓の名人に弟子入りさせたほか、自身も豊臣秀吉や徳川家光の前で太鼓を打つなどしている。役者に扶持を与えるなどしており晩年、能に使用した費用は年間3万石あまりに及んだという。喜多七太夫長能の閉門を回避するために尽力するなどしたが、出来が悪かったとして帰った役者を連れ戻してやり直しを命じるなどトラブルも起こしている。 秀吉が吉野で歌会を開き武将達はそれぞれ詩歌を詠んだとき、政宗がもっとも和歌に精通し優れていた。この5首は直筆で残している。詩才に関して、司馬遼太郎は短編小説『馬上少年過ぐ』の中で、「歴史上高名な武将のものとしては古代中国の曹操にも比肩すべきものとしており、政治家としての側面にはその詩心が反映されていないことも二人の共通点である」としている。 茶の湯に傾倒しており、古田織部に学んだ茶人でもある。晩年は、将軍秀忠・家光の茶会に相伴した。 香も嗜んでおり、直筆の聞香記録を残している。 漢詩にも精通しており、特に晩年に残した『酔余口号』が有名である。 馬上少年過 世平白髪多 残躯天所赦 不楽是如何(書き下し文)馬上少年過ぐ 世平らかにして白髪多し 残躯天の赦す所 楽しまずんば是いかん/楽しまずして是を如何にせん 前半の三句は「若いころは馬に乗って戦場を駆け抜けたが、世は太平になり自分にも白髪が増えた。天に与えられた余生が残ってはいるが」と解釈できるものの、最後の句は「楽しまずんば是いかん(これを楽しまずしてどうしようか)」あるいは「楽しまずして是を如何にせん(楽しいとは思えないのはどうしたことか)」とまったく違う2通りの訓みと解釈ができる。政宗自身がどちらともとれるように作った可能性もあるが、政宗の残した大きな謎となっている。
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芸事
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「芸事」の例文・使い方・用例・文例
- 娘に芸事を仕込む
- 芸事における,その年最後のお浚いの会
- 芸事で,習った成果を発表する会
- (武術や芸事の奥義を弟子に)すべて伝授する
- 芸事を習うこと
- 習い覚える対象としての芸事
- 武術や芸事において,自分の属していない流派
- 武芸や芸事において,他の流派の人と試合をすること
- 金持ちが道楽で習う芸事
- 芸事の素質
- 武術や芸事などの秘伝を記した文書
- 武術や芸事などにおいて,流派の秘伝として伝授される事柄
- 金と暇のある人がなぐさみにする芸事
- 芸事などの秘伝書
- 中許しという,芸事の免許
- 芸事などにおいて,師匠や家元からその流派に由緒のある名前を名のることを許されること
- 芸事などで,師匠や家元からその流派に由緒のある名前を名のることを許された人
- 芸事で,師匠から最初の段階の免許を受けること
- 芸事や技術がまだ十分に習得されていないこと
- ある学問や芸事についての,ある程度の心得
芸事と同じ種類の言葉
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