閉門とは? わかりやすく解説

へい‐もん【閉門】

読み方:へいもん

[名](スル)

門をとじること。⇔開門

謹慎の意を表すため、門をとざして家にこもること。

江戸時代武士・僧に科せられた刑罰の一。門や窓をかたく閉じ出入り禁じられた。


閉門

読み方:ヘイモン(heimon)

(1)中世、門を閉ざし人の来訪謝絶すること。謹慎の意を示して処罰を待つこと。
(2)江戸時代武士僧侶社人科せられた監禁制の一。

別名 杜門


閉門

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/08 04:12 UTC 版)

閉門(へいもん)は、水門などを閉じること。転じて、自宅の門を閉ざして閉じこもること[1]

また、江戸時代刑罰の一つで、武士僧侶などに科せられた[2]逼塞より重く、門扉、窓を閉ざし、昼夜ともに出入りを許さなかった。ただし蟄居より軽い。

蟄居閉門逼塞差控

関連項目

脚注

  1. ^ 今泉定助平家物語講義: 第2冊』誠之堂、1903年、377頁https://books.google.co.jp/books?id=Y5MRHUTa7dsC&pg=PP1372022年1月24日閲覧。"○閉門 門を閉ぢて籠居すること"。 
  2. ^ 閉門』 - コトバンク

閉門

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/14 14:33 UTC 版)

末吉利隆」の記事における「閉門」の解説

天明8年当時長崎奉行だった末吉は、長崎在勤中に閉門となった。その理由について、唐人屋敷管理した唐人番たちが書き継いだ唐人日記』では、 「未拾一番船信牌なし唐船之儀・未九番船折返シ之儀ニ付御差控之由」 と、前年来航した2隻の唐船第九番船第十番船)の措置について不正をただされたためとある。 このうち第九番船について、『寛政重修諸家譜』では、長崎在留唐船帰帆させた後に、折返し再航させたことが、先例こそあるものの一存でこれを許可したのは越権行為だったと書かれている。 『続長崎実録大成によれば入港許可証である信牌持参しなかった第十番船に対して末吉薩摩流れ着いて貿易ができなくなっていた前年度六番船の信牌流用して貿易することを認めた記されている。当時オランダ商館長シャッセーの私的日記によれば通詞から得た情報として、この第十番船は「ただ一冊の帳面、その中に会所との間での彼らのもたらした荷物に関するある種契約素案注文書かれていたが、その帳面だけを持って当地に来た」(「オランダ商館長日記」)と書いており、末吉事前に何らかの約束をしていた第十番船商人長崎会所のために、薩摩漂流したことになっていた船の名義転用したことになる。 天明の大飢饉の際、長崎でも打ちこわし天明の打ちこわし)が発生した直後末吉奉行として都市運営基本方針呈しており、そこでは「御国益不失様、并御益筋之儀、程能勘弁有度候事」という文言があった。社会全体の「国益」と、幕府収益となる「御益」の、両者程よくバランス取ろうという考えで、先任奉行戸田氏孟が厳格な政策推進したのとは反対に現地の人たちのさまざまな立場考慮した方針だった。ここに言う現地の人は、長崎町人だけでなく、唐人オランダ人長崎蔵屋敷設置していた西国諸藩武士たちも含まれていた。歴史学者木村直樹によれば長崎都市幕府政策とのバランス考えて長崎の町によりそった考えをしているうちに、奉行裁量超えた判断下してしまったがゆえの閉門、そして翌年奉行職更迭であったとしている。

※この「閉門」の解説は、「末吉利隆」の解説の一部です。
「閉門」を含む「末吉利隆」の記事については、「末吉利隆」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「閉門」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

閉門

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 10:33 UTC 版)

発音(?)

へ↗ーもん

名詞

へいもん

  1. 門を閉じること。
  2. 江戸時代武士僧侶などにせられた刑罰一つ。門や窓を閉ざし出入りじたもの。

対義語

動詞

活用

サ行変格活用
閉門-する

「閉門」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「閉門」の関連用語

閉門のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



閉門のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの閉門 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの末吉利隆 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの閉門 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS