脱税チーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 08:38 UTC 版)
「チェイス〜国税査察官〜」の記事における「脱税チーム」の解説
村雲修次 - ARATA 表向きは税務コンサルタントを名乗るが、本業は秘密主義と高額な報酬を条件に脱税の指南を行う「カリブの手品師」と称される天才脱税コンサルタント。左手が義手。どこか謎めいており、常に冷静沈着であらゆるスキームを用いて納税を免れさせる手腕を持ち、頭の回転が速いキレ者。脱税のために利用出来るものなら何でも利用し、不要になら切り捨てることを躊躇わない非情さを持つ。普段はあまり感情を出さないが、歌織やウォンの前では出る。歌織とは恋人関係にあり、腹心的存在であるウォンを信頼している。歌織の元夫・圭介とは過去に勤めていた証券会社時代から親友に近い間柄。「廣川和敏」という偽名を使い、航空機事故の遺族を装って草輔に接触する。表には出していないが、正道に対して強い憎悪を抱いており、檜山家の全てを奪い、基一の手によって正道の息の根を止めることを復讐の目的としていた。 第1話では、基一から租税回避の依頼を受け、基一に租税回避スキーム「レバレッジドリース」を行い、40億の飛行機を購入し東アジア航空へとリースする。圭介と歌織をヴァージン諸島へと呼び、タックス・ヘイブンを利用する。財津のストックしてある20億の資産を消す依頼を受け「Zaiccレンタカー」の資金を架空の会社である「サジタリウス」に流し、圭介を社長にさせる。彼の死亡により「サジタリウス」は清算され、20億を消すことに成功する。その後、飛行機が墜落したことによって合理的に節税にも成功する。第2話では「イミテーションゴールド」を行い、隠し金を戻すために歌織たちと共に香港へ向かい、18億相当のニセモノの貴金属を香港で捨て、地下銀行にある18億で本物の貴金属を購入して帰国し、リャオと財津を切り捨て税関突破に成功する。第3話で基一の父・正道の資産の相続税を消す依頼を受け、歌織と基一を結婚させ、相続税のない国で子供を出産し、国籍を取らせた後に資産を相続させる計画を考える。第4話で国税局が「ライトキャスト」について調べているのを知り、闇社会の力を使って新谷の不祥事を暴き、調査を中止させる。同時に「コーポレイトインバージョン」を行い、不動産資産を除いた5800億円で株を購入し、相続税納付に合わせて株価を暴落させ、株価が100分の1になれば資産価値が下がり、額も100分の1になり、納税後に株価を元に戻すスキームを実行することにし、檜山家の5800億円を使ってボリビアの炭酸リチウム採掘場の株を購入し爆発させる計画を行い、ウォンの死を代償に成功する。第5話でウォンの死に大きなショックと正道に対しての復讐が達成するも大きな喪失感を同時に受け、取り付かれたかのように計画を行っていく中で、暴落していた株価が回復し、資産は戻って株券は現金化され、基一の口座に振り込むも名義を変更させ、檜山家の財産を全て奪い、歌織と光と共にヴァージン諸島に移り住み、一年後に草輔に接触し、品田の命令によって来た草輔と再会する。地下で焼身自殺を図ろうとしたが車で逃亡するも事故で大怪我を負い、命がけで助けようとしながら説得する相手の言葉に心を動かされ、共に日本へと帰国する中で基一に刺された傷のまま、文子の元へと向かうときに静かに息を引き取る。最後に草輔に文子のスイス銀行の番号を教える。 本名は澤村吉弥という。実は正道と愛人である母の子供で、基一とは腹違いの兄弟にあたる。奈良県吉野郡小森町生まれで、1976年3月23日、8歳のときに身代金目的の誘拐に遭い、正道が父親だと知り、助けを待っていたが本妻の子供が生まれたことによって見捨てられ、身代金が払われないことに逆上した犯人から鉈で左手を切り落とされる。事件後の10歳頃に檜山家に不法侵入し、金を盗もうとするが警察に捕まり児童施設に保護される。実は母親である文子の狂言誘拐だと後に知り絶望し、その感情を檜山家に対する復讐に置き換えた。母親が生存している事実を知るまでは普通の好青年だった。 川島歌織 - 麻生久美子 かつては村雲や圭介らが勤めていた証券会社に勤務していた。村雲とは過去に恋人関係にあったが、その後圭介と結婚をする。余命半年の圭介に最後まで付き添い、看取る。彼の死をきっかけに再び金の世界へと入ることを決意し、村雲が考えた計画やスキームの実行を手伝いをする。スキームのために基一と再婚をし、当初は脱税のために身籠ることに反対していたが、村雲の計画のために最終的には承諾する。表向きは基一と自身の子となっているが、実は村雲と自身の子である光を相続税のないカナダで出産する。村雲の命令に時に不安を感じながらも従順に従っている。第5話で村雲と光と共に海外へとヴァージン諸島へと移り住むも、光を脱税の道具に利用したくない気持ちと村雲が檜山家に復讐の感情を抱いていないことに気付き、基一から奪った全財産を戻し、村雲に別れを告げ、光と共に日本へと帰国し、基一の暗証番号の書かれているカードを渡すときに国税局の人間に捕まる。このときに草輔と会い、村雲を助けてほしいと懇願する。その後は光と共に幸せに暮らしている。 ジョニー・ウォン - 大浜直樹 中国人だが、日本語も操れる。香港の闇金融のエキスパート。村雲の腹心的存在で信頼を寄せられており、自身も村雲を「同胞」と見て信頼し、様々なスキームを実行している。第5話では、正道の相続税を回避させるために、地元のマフィアにボリビアの炭酸リチウム採掘所を爆発させる計画を依頼するも、マフィアとモメたことが原因で追われることとなり、自身の死を代償に計画を成功させる。
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