罌粟とは? わかりやすく解説

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け‐し【×芥子/罌粟】

読み方:けし

ケシ科越年草。高さ約1.5メートル白み帯び、縁にぎざぎざがあり、基部を包む。初夏、下を向いていたつぼみが上向き大形紅・紫白色絞りの4弁花を開く。種子小さくて黒色料理用いる。白花未熟の実からは阿片(あへん)の原料をとるが、日本では栽培などが厳しく制限されている。仲間にはヒナゲシ・オニゲシなどがある。《 花=夏》「—ひらく髪の先まで寂しきとき/多佳子

カラシナ種子香辛料として利用。また仏寺護摩(ごま)をたくときに用いる。かいし。

芥子/罌粟の画像 芥子/罌粟の画像
ヒマラヤケシの一種メコノプシス・アクレアタ

罌粟


けし 【芥子・罌粟】

ケシ科越年草西アジア東南ヨーロッパ原産未熟果実乳液から阿片モルヒネなどを製する中国へは七世紀頃に、日本には室町時代には伝わっていた。西洋では安眠象徴とされ、ローマ神話眠りの神ソムヌスは女神ケレス眠らせるために、これを与えたといい、キリスト教世界でもケシ天国での眠り意味する。また多産象徴ともされケレス穀物の神でもあり小麦と雛ゲシ花冠をかぶる。さらに死と復活象徴でもあり、ケレスはいったん眠ったが再び元気で目を覚ます。これは穀物種子永遠に実り続いていくことを語っている。②芥子菜アブラナ科一、二)の種子をもいう。原産地中央アジアらしく、種子粉末にしたのが芥子。この辛味煩悩調伏する力があるとして、密教護摩を焚くのにこれを加える。また仏典では小さものの例えとする。→ 護摩

罌粟

読み方:ケシkeshi

作者 渋沢竜彦

初出 昭和60年

ジャンル 随筆


ケシ

(罌粟 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/01 22:26 UTC 版)

ケシ芥子罌粟、Opium poppy、学名 Papaver somniferum)は、ケシ科ケシ属に属する一年草植物




「ケシ」の続きの解説一覧

罌粟

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 09:55 UTC 版)

和語の漢字表記

(けし)

  1. けしの漢字表記

「罌粟」の例文・使い方・用例・文例

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