第5、第6の哨戒 1944年5月 - 9月とは? わかりやすく解説

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第5、第6の哨戒 1944年5月 - 9月

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/24 20:52 UTC 版)

ヘイク (潜水艦)」の記事における「第5、第6の哨戒 1944年5月 - 9月」の解説

5月23日ヘイク5回目哨戒ミンダナオ島方面向かった。この哨戒ではタンカーへの攻撃日本艦隊対す警戒動向察知重き置かれた。6月8日未明ヘイク北緯0603東経12557分 / 北緯6.050度 東経125.950度 / 6.050; 125.950のサンアウグスティン岬沖でレーダーにより2つ目標探知。これと相前後してビアク島救援渾作戦支援に向かう戦艦扶桑重巡洋艦妙高羽黒護衛に就いていた駆逐艦風雲は、「潜水艦からの反響音」を探知したため扶桑らと分離して爆雷を3個投下し扶桑らに合流しようと高速航行中だった。ヘイク魚雷を6本発射し魚雷風雲左舷中央部後部命中して風雲搭載していた魚雷誘爆起こして沈没していった。6月13日朝にも北緯0629東経12542分 / 北緯6.483度 東経125.700度 / 6.483; 125.700の地点で2隻の「桃型駆逐艦」を探知し魚雷を4本発射した回避された。6月16日ヘイク北緯0613東経12606分 / 北緯6.217度 東経126.100度 / 6.217; 126.100の地点タンカーおよび3隻の駆逐艦対峙し、魚雷を6本発射してタンカー魚雷が2本命中した判定される。翌6月17日北緯0610東経12618分 / 北緯6.167度 東経126.300度 / 6.167; 126.300の地点輸送船団発見し魚雷を4本発射魚雷輸送船錦州丸(大連汽船、5,591トン)に命中してこれを撃沈した6月20日にも北緯0536東経12517分 / 北緯5.600度 東経125.283度 / 5.600; 125.283のミンダナオ島サランガーニ海峡サンボアンガからダバオ向かっていた輸送船団発見し魚雷を4本発射魚雷は2本が輸送船日美丸(日産汽船、5,875トン)に命中して撃沈した6月25日ダーウィン寄港して魚雷補給ののち、翌8月26日出撃してケンダリ方面行動した7月11日ヘイク50日間行動終えてフリーマントル帰投艦長フランク・E・ヘイラー少佐アナポリス1936年組)に代わった。 8月5日ヘイク6回目哨戒ハッド (USS Haddo, SS-255) 、ハーダー (USS Harder, SS-257) 、レイ (USS Ray, SS-271) とともにウルフパック組んで南シナ海ルソン島方面向かった計画では、マニラ湾ルソン海峡と、その周辺哨戒する予定だった。しかしヘイク8月9日潜航機能トラブルによりダーウィン寄港し8月13日再出撃ウルフパック8月21日にミ12船団攻撃して大なる戦果挙げたが、ヘイク離れたところにいたため攻撃参加しなかった。8月23日ハッド搭載魚雷使い果たしによる補給のため、前進基地ミオス・ウンディ島に戻るのと入れ替わるように、再びハーダーとともに行動することとなった8月24日4時53分、ヘイク潜航開始しハーダーヘイクの南4,000メートルにいた。ヘイク2つの探信音を探知しその方向に潜望鏡を向け2隻の艦艇発見したヘイク最初、2隻を「軽巡洋艦駆逐艦」と判断したが、すぐ「掃海艇駆逐艦プラ・ルアン(タイ海軍)」と訂正したヘイクが言う所の「掃海艇」は第22号海防艦であり、『プラ・ルアン』は第102号哨戒艇だった。この2隻は、前日ハッド攻撃駆逐艦朝風撃沈されて「裸」になったままダソル湾の奥深く避難していたタンカー二洋丸(浅野物産10,022トン)をマニラ誘導するために差し向けられたものだった6時47分、ヘイク自己の潜望鏡前方視野ハーダー潜望鏡捉えた。その距離はわずかに600メートルであり、その地点北緯15度43東経14943分 / 北緯15.717度 東経149.717度 / 15.717; 149.717であったヘイクは時々、日本側がソナーによって探査している様子うかがったが、目標複数あってどちらを攻撃する決めかねている様子判断した。やがて、探知されてメインターゲットにされたと感じたヘイクは、深深潜航西方避退ていった一方ハーダー避退せず第22号海防艦向けて魚雷3本発射したが、全て巧みに交わされ7時28分ごろに猛烈な爆雷攻撃受けて撃沈された。ヘイクはこの時4キロ西方離れていたが、ハーダーのいるあたりから15発もの爆雷爆発音聴取し一連の攻撃終わった後、ヘイクハーダーから何の応答得られなかった。8月30日ヘイク北緯1600東経11943分 / 北緯16.000度 東経119.717度 / 16.000; 119.717の地点中型輸送船発見し魚雷を6本発射した命中しなかった。9月6日には北緯1619東経11944分 / 北緯16.317度 東経119.733度 / 16.317; 119.733のボリナオ(英語版)沖でミ15船団発見し魚雷3本発射して朝潮型駆逐艦」に1本命中させたと報告した9月24日ヘイク50日間行動終えてフリーマントル帰投した。

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