社倉とは? わかりやすく解説

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しゃ‐そう〔‐サウ〕【社倉】

読み方:しゃそう

中国で、凶作端境期備えて官民共同管理で社(集落)に設けた穀物倉庫。隋の文帝各社に置かせた義倉に始まる。明代にはベトナム朝鮮・日本にも導入され江戸時代広島・岡山などの諸藩実施された。


社倉

読み方:シャソウ(shasou)

近世備荒貯蓄制度の一。領主下付米や農民より徴収した米穀貯えて飢饉備える。


義倉

(社倉 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 02:06 UTC 版)

義倉(ぎそう)とは中国、朝鮮及び日本で、国内の要地に置かれた穀物を備蓄する倉庫災害飢饉に備えてなどの穀物を一般より徴収し、または富者から寄付を得て蓄えた。非常時に備える一方で穀物の腐敗の防止と義倉の維持のために古い穀物を安価で売却(出糶)し、また一般に低利で貸し付ける(借放)事も行われていた。


  1. ^ コトバンク 郷倉とは”. 2019年7月12日閲覧。


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社倉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 02:06 UTC 版)

義倉」の記事における「社倉」の解説

義倉対し地域役所あるいは民間主体義倉同様の事業行ったものを社倉(しゃそう)と呼ぶ。義倉衰退した南宋期の中国において朱熹によって義倉代わるものとして提唱されと言われている。 日本には朱子学とともに伝来した江戸時代には山崎闇斎中井竹山加藤岳楽・佐藤信淵吉田松陰らにより独自の義倉構想立てられた。諸藩中にもこれを推奨するところが多く早くも承応3年1654年)に保科正之会津藩がこれを導入している。また、江戸幕府寛政の改革で「七分積金」を導入したこのように日本では本来の設置意義違って朱子学奉じ支配階層主導による社倉設置多く行われ支配階層による義倉との混同進んだとはいえ民間主体の社倉も少なくなく、昭和時代まで運営されたものもある。

※この「社倉」の解説は、「義倉」の解説の一部です。
「社倉」を含む「義倉」の記事については、「義倉」の概要を参照ください。

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