皇族専用機動兵器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 16:20 UTC 版)
「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」の記事における「皇族専用機動兵器」の解説
皇族にのみ受領される高性能機。他の機体が黒などの暗色系の機体であるのに対し、白系統の機体色となっている。これは皇族のみに許された特殊機体色であり、最前線で周囲にウルガルの皇族の力を明示するためで、言わばウルガルの象徴である。他の機体よりも出力が遥かに大きい。 ジアート機 プレ・エグゼスであるジアート専用機。ウルガル機の中では接近戦に特化しており、適性の高いジアートが乗ることにより、接近戦では無類の強さを誇る。鳥の鳴き声のような独自の機動音がする。ラインは青色。 固有兵装として機体の翼と同じ形状の剣を二振り装備している。腰に装着することで補助翼として機能し、機体の機動性を更に向上させている。柄を繋ぎ合わせることで二刃の薙刀になり、回転することでHEPキャノンのレールガンすらも防ぐほどの防御力を持つ盾になる。そのままブーメランとしても使用できる。この剣による攻撃の他、掌部からビームを放つことも可能。機動力も優れており、加速時には翼状の光のエフェクトが出る。エネルギー切れの際にはこの翼は消え機体のラインの発光も消える。 物語中盤、フルバーストモードとなったレッド5との戦いで押されていたが、本気のジアートに呼応するかの如く一時的な変異(装甲や翼が巨大化し鋭角的になりラインが紫色となる)を起こした。その際、全ての能力の更なる向上、刀剣が伸縮可能となる等の変化が起きた。この形態は「オーバーロードモード」と呼ばれ、通常の1.2倍程度のパワーを発揮可能となるが活動時間は大幅に低下する。ウルガル側のフラッグ機(一部の皇族機やレガトゥス専用機)にはこのシステムが搭載されているが本編で発動したのは本機のみ。 最終決戦ではイズルをおびき出すために戦線に参加し、ローズ3とブルー1を小破させるが、駆け付けたレッド5と戦闘になる。スターローズの爆風に巻き込まれてもなお追撃を続けたが、レッド5の外装を囮にした戦術に虚を突かれ、胴体を貫手で貫かれる。 テオーリア機 プレ・エグゼシアであるテオーリア専用機。上半身はジアート機同様に人型だが、下半身は全くの別物。皇族専用の白色系統の機体色をしておりラインはピンク。掌部から艦砲クラスの強力なビームを放って攻撃する。また、自機を覆う防御用シールドを発生させることもできる。 ジアート機と同様に加速時には翼状の光のエフェクトが出る(加速時にはエフェクトが大きくなりピンク色に発光する)。最後のスターローズ激突の際には、スターローズの大きさをも遥かに超える巨大な翼となった(この直後にスターローズが大爆発し、シモンが搭乗するコアがこの機体によって救出されることになる)。 ディオルナ機 『劇場版』に登場。ディオルナの専用機。女性を彷彿させるスラリとした人型で、巨大な翼のような形状の頭部が特徴。ラインは紫。 手足は任意で変形することが可能で、特に腕は鞭のごとく振るう程の柔軟性を有している。長距離移動用の巡航形態にも変形できる。オーバーロード時はジアート機同様に各部が鋭角的になり、更に腕部や脚部を大型化する第二形態へと変貌することも可能。
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