現在の連載記事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/04 05:14 UTC 版)
「Old-timer」の記事における「現在の連載記事」の解説
修理は推理だ 「修理は推理ゲームだ!」のタイトルで始まった。記事執筆者が自ら修理、レストアを行い、その過程を記事としたもの。複数の修理対象を編集部員個々人で受け持つ連載が多い。取り上げられる題材は4輪車が主であるが、それに限らず車両・動力機械の類であれば広範に取り上げる傾向があり、古典オートバイ、スクーター、希少品の特殊型自転車、農業用の定置エンジン(ひびの入った石油発動機までも含まれる)など、対象は多岐に渡る。過去にはスーパーカーの類や廃油燃焼式ストーブ、旋盤や可搬式空気圧縮機などの工作機械類等を題材とした記事もあり、修理の成否とは別に「今度はまた一体どんな代物に手を出すのか?」という点でも読者の興味を誘う連載である。 1991年5月号No.1から継続中。 スカイライン54Bレストア雑記 スカイライン S54Bのレストア記事。執筆者はわたなべあきひこ。元編集者の筆者が独立し、八ヶ岳山麓にガレージを建てるところから始まったDIYレストア記事であるが、その後、筆者が尖鋭的な環境保護活動に携わり出したことで、やがて本文の大部分はエコロジストとしての観点からの社会時評・批判の記述で占められるようになっていった。レストア作業は写真とそのキャプションのみでレポートされる回が多くなっているが、この写真枚数とキャプション字数も非常に多く、密度が高い。長期に渡り過ぎたことが仇となり、1度仕上げた部分の経年劣化発生を被るという本末転倒な状況も垣間見え、連載18年目の2012年に入った時点でも完成には程遠い状態。執筆者がやはり環境保護に傾倒した内容の別連載記事を始めたこともあり、読者から本文がほぼ車のレストアとは無関係な内容という本記事構成への疑問を含んだ質問が読者投稿欄で紹介されたが、それに対する明確な回答はなされなかった。今や終了の目処すら立たなくなっている、本誌きっての凄絶な名物連載である。 その後、2014年12月号にてスカイラインは車検を取得し公道復帰。 1993年10月号No.12から継続中。 どっこい生きてる未再生原形車 大きなレストアが行われていない自然に時を経た車の紹介。オリジナルのナンバープレートを付けたものやワンオーナーのものが多い。やはり旧車を扱う「ノスタルジック・ヒーロー」誌の同種の連載に比べ、写真等は全体に生活臭が強く、オーナーそれぞれの実践的保全法なども多く紹介されているのが特徴。これは次項「日本に帰化したクルマたち」にも共通する。 1994年8月号No.17から継続中。 日本に帰化したクルマたち 新車当時から日本にある外国車とそのオーナーの紹介。正規ディーラー車が多い。 1998年10月号No.42から継続中。 轍をたどる 筆者は岩立喜久雄。日本の自動車産業の黎明期からの歴史記事であるが、必ずしも時系列ではなく採り上げる人物、企業などの題材に焦点を当てたトピック毎にまとめられている。カタログなどを取り上げる場合を除き、モノクロページに掲載されるが、明治時代-昭和戦前の特許文書などを含む貴重な文献・図説・写真を広く引用し、従前ほとんど知られていなかった事象にもスポットを当てており、一般に文献研究と縁遠い傾向の自動車雑誌界では希有な、極めてレベルの高い内容である。近年は巻末に近い位置を定位置としている長期連載。 2000年4月号No.51から継続中。 にっぽん錆探訪 廃車街道を行く 日本各地の路傍や山林、畑などで放置され、土へと還りつつある旧車の探訪記。地元の廃車体放置事情に詳しい、各地の「廃車ウォッチャー」らの協力を得て探索が行われ、地方毎の廃車車種傾向が報告される。レポーターは廃車に触れることはなく、あくまで「役目を終えた廃車体群のウォッチング」に徹している。わび・寂びの境地のような連載。 2006年2月号No.86から継続中。 自給知足の楽しみ方 執筆者はわたなべあきひこ。「生活で必要な品を自分で作ってみる」の実践記事で、環境保護活動の啓蒙的な傾向が強い。自動車関連では天ぷら廃油のバイオディーゼルの記事が多い。 2008年12月号No.103から継続中。
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