現代の檜扇とは? わかりやすく解説

現代の檜扇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/15 21:07 UTC 版)

檜扇」の記事における「現代の檜扇」の解説

現代皇族でも、平安装束身に着ける機会重要な儀式限られている。以下はその例。 皇后 即位の礼では、表に金箔押し鳳凰の絵、裏は同じく金箔の舞う絵。立太子の礼などの重儀にも使用皇太子妃 結婚の儀即位礼使用即位の礼皇后と同じ。 皇族妃 結婚の儀即位礼使用群青二羽尾長鳥(尾の長い美しではない)の絵を描くほかは皇太子妃と同じ。 大正大礼先立ち新たに皇后皇族臣下区別明確化図られた。以下の資料そのときのものである。 『大礼女装服制調書大正四年 (宮内庁)檜扇 皇后宮 白地三十金泥鳳凰彩色繪。裏面。要ハ金鍍彫。紅梅造花。六色飾糸結付。 皇后宮御服御料 白無三十。要銀蝶鳥形。 《※飾の記述落としている》 親王妃内親王王妃女王 白地三十金銀泥ノ尾長鳥彩色繪。裏以下皇后宮ニ同シ。 女官 白地三十八橋金銀紅梅彩色繪。裏以下上ニ同シ。 『皇后宮御服以下調査標準大正四年 (宮内庁)「以上各服飾調書河村宮内次官ヨリ香川皇后宮大夫ヲ經テ、皇后陛下奉呈シ、因テ御治定御沙汰相成タリ。 」 第四決定皇后宮檜扇 三十一尺三寸 巾上一寸三分 皇族女子ママ》御檜扇 三十一尺ニ寸五分 巾上一寸三分 女官檜扇 三十八橋一尺二寸 巾 々一寸二分大正四年四月二日決定 」 なお大正大礼より前の女子皇族婚礼用の檜扇紅梅竹・流水の山科流の定番の図の檜扇であった尾長鳥新制である。女子皇族華族高官夫人用いた袿袴については、華族高官夫人礼服のときは檜扇通常服のときは雪洞という紙扇を用いたが、女子皇族宮中女官礼服であっても雪洞であったことが大正・昭和大礼資料から知られる袿袴時の檜扇詳細な仕様決められていなかったが、遺品によるかぎりほとんどが先に述べた山科流定番図様である。 糸花については、皇族用は紅・薄紅・白の松 女官のものは紅白遺品みられる高倉流橘を加えたものは即位の大礼では用いられなかった。 大嘗祭にて、梨本宮伊都子1915年結婚の儀にて、皇太子妃良子女王1924年即位の礼にて、香淳皇后1926年結婚の儀にて、北白川宮妃祥子1935年降嫁する際に、孝宮和子内親王1950年結婚の儀にて、皇太子妃美智子1959年) なおこれらの絵柄大正天皇即位礼に際して定められたもの。ただし婚礼にはなども使用したこの他内親王着袴の儀においても、袿袴姿に衵扇を手にした姿の写真公開される場合がある。 神職 神職使用する檜扇男性用は「二十五橋」のものが主流となっている。女性神職儀式などで檜扇使用する。「十六橋無彩色白紐付」「十六橋胡粉塗色彩絵六色紐付」などを用いる。

※この「現代の檜扇」の解説は、「檜扇」の解説の一部です。
「現代の檜扇」を含む「檜扇」の記事については、「檜扇」の概要を参照ください。

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