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三省堂 大辞林

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あぶく 3泡】

水の)あわ。

あわ 2 【泡/沫】

(1)空気ガスを含んで丸くふくれた液体の玉。に生じる泡は、しばしばはかないもののたとえとされる。あぶく。気泡
「―が立つ」「―と消える」

(2)口のあたりに噴き出た唾(つば)の玉。
口角―を飛ばす」
» (成句)泡を食う
» (成句)泡を吹かせる



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★.生と死に関わる泡。

泡子塚の伝説  西行旅の途中醒ヶ井茶屋に立ち寄った。その折西行恋し茶屋の娘が、西行飲み残したの泡を飲んで懐妊し、男児を産んだ。旅の帰途、このことを聞いた西行男児見て、「もしも我が子ならば、もとの泡に還れ」と念じた。男児はたちまち泡となってしまった(滋賀県坂田郡米原町醒井。*→〔口〕1の『捜神記』巻11-33の変形)。

『泡んぶくの仇討ち昔話)  番頭旅先主人を殺す。折から豪雨水たまりにできる泡に向かい主人は「仇を討ってくれ」と訴え息絶える番頭は「主人病死」と報告し、主人の妻の婿になる。主人三年目の法要の時、夕立寺内水たまりに泡が立つのを見て番頭は「泡に頼んでも仇討ちなどできぬ」と思い、笑う。主人の妻が「なぜ笑ったのか」とその夜問う。番頭油断して三年前の悪事を語る。主人の妻は役所訴え出る〔*大菩薩峠中里介山)第36巻「新月の巻」で、もと雇人幸内の霊がお銀様にこの物語を語る〕。

史記「周本紀」第4  夏后氏の頃、二匹の神龍現れ口から泡(沫)を吐いた。それを匱に納め、夏・殷・周、三代の間開く者がなかったが、周のレイ王の末年に開くと、泡は宮庭に流れ出し取り除くことができなかった→〔性器1b

神統記ヘシオドス)  クロノスが父ウラノス性器大鎌切断して、海へ投げた。海に漂う性器の回りに白い泡(=精液)が湧き、その中に美し乙女アフロディーテヴィーナス)が誕生した。

人魚姫アンデルセン)  人魚不死の魂を持たないので、三百年の一生を終えると、水の上の泡になってしまい、あの世生まれ変わることはない。人魚姫人間王子恋し王子隣国の姫と結婚した夜、海に飛びこみ、溶けて泡になる。しかしその身体は泡から抜け出て空気の精の世界へ昇る。三百年の後、彼女には不死の魂が授かるであろう

*→〔難題〕8の『マハーバーラタ』第5巻「挙兵の巻」。



ウィキペディア

ウィキペディアウィキペディア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/08/16 08:04 UTC 版)

(あわ、あぶく)または泡沫(ほうまつ)とは、液体もしくは固体がその中に空気などの気体を含んで丸くなったもの。気体を包む液体の表面張力により作られる。固体の泡は、液体の状態で形成されたものが固体化されたものが普通である。

液体中に生じた気泡は密度が小さく、上昇して水面に姿を現すとあぶくとなる。

液面にでた場合、液体側はやや平らになり、空気中に丸く突出する。空気中の部分は薄い液体の膜からなるが、次第にそれを構成する液体が流下するので薄くなり、最終的には壊れる。これはシャボン玉と同じである。

すぐに割れてなくなるさまから、はかなく消えるもののたとえに用いられる。

液体が空気を含んで丸くなった例 煎れたてのコーヒー表面の泡



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漢字辞典

出典:漢字辞典

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