沖縄総合事務局とは? わかりやすく解説

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沖縄総合事務局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/04 07:52 UTC 版)

沖縄総合事務局(おきなわそうごうじむきょく、: Okinawa General Bureau)は、沖縄県本土復帰と同時に、沖縄の復興・開発を効率的に進めるために作られた国の出先機関で、2001年平成13年)1月6日省庁再編により、内閣府地方支分部局として再編された。新聞などでは総事局または沖総局などと略される。




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沖縄総合事務局

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国土交通省直轄ダム」の記事における「沖縄総合事務局」の解説

日本の多目的ダム一覧#沖縄県参照のこと 内閣府沖縄総合事務局管内では既設ダム9基が直轄管理されている。 沖縄県九州地方整備局管轄外であり、直轄ダムの施工管理は沖縄総合事務局が行っている。1972年昭和47年)の沖縄返還により沖縄施政権琉球列島米国民政府より日本政府へと継承された。しかし日本本土比べ沖縄県インフラストラクチャー整備遅れており、本土とは別に国の強力な支援による一体的措置講じる必要性生じた復帰前年1971年)に現在の沖縄振興特別措置法前身に当たる沖縄振興開発特別措置法成立し沖縄返還後の1972年5月15日には沖縄開発庁地方支分部局である沖縄総合事務局が設置され2001年平成13年)の省庁再編により現在の内閣府沖縄総合事務局となった。沖縄総合事務局は北海道開発局同様に道路河川農地開発などの施策一体的実施する役割持ち国土交通省地方整備局業務は沖縄総合事務局開発建設部が担当している。 沖縄県河川全て二級河川であり本来特定多目的ダム法適用範囲外であるが、先の理由もあり沖縄振興特別措置法107条(沖縄河川係る特例)を設けて対処した。すなわち河川法第10条特例措置として二級河川であっても沖縄県では必要に応じて国土交通大臣直轄河川改修実施できる定め直轄ダムについては第107条第6・7項に準拠し河川法第10条特定多目的ダム法特例として二級河川であっても国土交通大臣事業者である特定多目的ダム施工・管理が可能であることが定められた。この法規定により沖縄県では沖縄総合事務局が直轄ダム事業施工と管理国土交通省から代行する形で実施しているが、直轄ダム所有権者は国土交通大臣あり内閣府ではないため「内閣府直轄ダム」にはならない沖縄県には大河川が無く台風常襲地帯であるため大雨降れば本土比べ洪水到達時間早く水害危険性が高い河川が多い。しかし少雨になれば元来水量乏しいため容易に水不足陥る沖縄県における河川総合開発事業利水、特に上水道供給などの水資源開発重視して行われたがその萌芽となったのは1963年昭和38年)にアメリカ陸軍工兵司令部沖縄本島北部流れ新川あらかわ)川、安波(あは)川、普久(ふん)川の3河川ダム建設するマスタープランである。また琉球水道公社逼迫度合い強め沖縄本島需要対処するため同じく県北部を流れ福地川水道専用ダム計画1969年昭和44年)に立てたこうしたダム計画1971年より琉球列島米国民政府建設局による多目的ダム事業として統合され進められた。一方日本側は1970年昭和45年)より当時建設省水資源開発調査団ダム事業についての調査行い積極的な財政措置必要性報告1972年本土復帰後名護市に沖縄総合事務局北部ダム事務所設置してこれらの事業継承し沖縄北部河川総合開発事業として本格的な施工開始した沖縄北部河川総合開発事業福地福地川)、新川新川川)、安波安波川)、普久川普久川)、辺野喜辺野喜川)の5ダム建設してダム湖間を導水路連結して貯水相互に融通することで沖縄本島需要対処する同時に治水安全度高めることを目的とし、1990年平成2年)の福地ダム再開発事業完成により概ね完了した。しかしこの間にも給水制限延べ326日に及ぶ沖縄県渇水1981年 - 1982年)を始め渇水頻発さらなる水資源開発必要性生じ新規直轄ダム事業計画され漢那漢那福地川)、倉敷与那原川)、羽地羽地大川)、大保大保川)の各ダム建設され最後に金武ダム億首川)が建設された。沖縄県企業局管理する水道ダム再開発事業としてダム直下建設され2013年平成25年完成した金武ダム当初重力式コンクリートダムとして計画されたが、事業コスト縮減環境保護観点から型式変更し世界で初め台形CSGダムとして施工開始された。ただし完成については北海道当別ダム当別川)が先となる。以上10ダムのうち完成沖縄県管理移管された倉敷ダムを除く9ダム1983年昭和58年)に発足した沖縄総合事務局北部ダム統合管理事務所による統合管理下にあり、効率的一体的管理実施されている。 施工中ダム国土交通省によるダム事業再検ダム存在せず水源地域対策特別措置法水特法)に指定されダム存在しない沖縄県における直轄ダム事業は、金武ダム完成により一区切り付けられた状態になっている水系河川ダム型式高さ総貯水容量着工完成分類水特法備考安波川 安波川 安波ダム 重力 86.0 18,600 1972 1982 特定 新川川 新川川 新川ダム 重力 44.5 1,650 1972 1976 特定 億首川 億首川 金武ダム 台形CSG 39.0 8,560 1978 2013 特定 旧名億首ダム再開発 漢那福地川 漢那福地川 漢那ダム 重力 45.0 8,200 1978 1992 特定 ダム湖百選 大保川 大保川 大保ダム 重力 77.5 20,050 1987 2011 特定 羽地大川 羽地大川 羽地ダム ロックフィル 66.5 19,800 1976 2004 特定 福地川 福地川 福地ダム ロックフィル 91.7 55,000 1972 1974 特定 1990年再開発ダム湖百選 普久川 普久川 普久川ダム 重力 41.5 3,050 1972 1982 特定 辺野喜川 辺野喜川 辺野喜ダム 複合 42.0 4,500 1975 1987 特定

※この「沖縄総合事務局」の解説は、「国土交通省直轄ダム」の解説の一部です。
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