旧白毫院庭園とは? わかりやすく解説

延暦寺坂本里坊庭園
雙厳院庭園
宝積院庭園
滋賀院門跡庭園
佛乗院庭園
旧白毫院庭園
旧竹林院庭園
蓮華院庭園
律院庭園
実蔵坊庭園
寿量院庭園

名称: 延暦寺坂本里坊庭園
 雙厳院庭園
 宝積院庭園
 滋賀院門跡庭園
 佛乗院庭園
 旧白毫院庭園
 旧竹林院庭園
 蓮華院庭園
 律院庭園
 実蔵坊庭園
 寿量院庭園
ふりがな えんりゃくじさかもとさとぼうていえん そうごんいんていえん・ほうしゃくいんていえん・しがいんもんぜきていえんぶつじょういんていえん・きゅうちくりんいんていえん・れんいんていえん・りついんていえんじつぞうぼうていえん・じゅりょういんていえん
種別 名勝
種別2:
都道府県 滋賀県
市区町村 大津市
管理団体
指定年月日 1998.12.08(平成10.12.08)
指定基準 名1
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: 比叡山東麓坂本琵琶湖舟運にもめぐまれ各地山門比叡山延暦寺)領から運ばれてきた年貢米物資の運搬集積もとより山上伽藍及び僧坊住まう衆徒堂衆山徒その他多く人々食料物資などを供給するための基地として重要な役割をもち,また日吉社門前町としても栄えてきた。
 元亀2年(1571)の織田信長こよる比叡山焼き討ちによって坂本の町もほとんど焼き払われたが,明暦元年(1655)に天台座主法親王力が滋賀院門跡として坂本常住するようになったのを契機として,滋賀院延暦寺本坊として機能するようになり,老僧余生を過ごすための住坊として多く里坊成立していった。 このたび名勝指定しようとするのは,現存する里坊56ケ寺のなかでも歴史的芸術的価値高く観賞優れた庭園が残る10里坊である。
 坂本里坊庭園群は、庭園史4つ顕著な特徴有する
まず第一に山上での学問修行のための生活を終えた老僧が,現役退いて日常生活憩いの場として自由に造り上げた庭園群であり,「山坊」が厳格な修行の場であるのに対し,「里坊」が老後自由な住まいの場であることを示していることが挙げられる。しかも,それらが群として存在することに大きな特徴がある。
 第二に,すべての庭園大宮川権現川二つの川から引いた豊かな利用した池と流れの庭であり,力強い石組み繊細な水音ふんだんに使った近世以降庭園傑作であることが挙げられる
 第三には,いずれの庭園客殿書院面する小規模な庭園で,主座敷位置する視点から観賞できるように庭園建築とが近接しているなど,庭園空間構成上の共通様式認められることである。
 また,坂本街路には「穴太衆積み」と呼ばれる特徴のある石垣見られ里坊多く庭園築造される背景こは,穴太衆と呼ぶ石工技術集団存在したことが第四特徴として指摘できる
 このように日常生活の湯である「里坊」の庭園で,景観意匠の点で優れ,かつ同一水系のもとに群として存在するものは他に類例がなく、庭園群として一括して名勝指定して保存をを図ろうとするものである
史跡名勝記念物のほかの用語一覧
名勝:  平城宮東院庭園  平安神宮神苑  平等院庭園  延暦寺坂本里坊庭園  建長寺庭園  当麻寺中之坊庭園  御室

旧白毫院庭園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/08 04:48 UTC 版)

旧白毫院庭園(きゅうびゃくごういんていえん、きゅうはっこういんていえん )は、滋賀県大津市にある日本庭園。国の名勝坂本伝統的建造物群保存地区の伝統的建造物。




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