やしま【屋島】
屋島
名称: | 屋島 |
ふりがな: | やしま |
種別: | 史跡 |
種別2: | 天然記念物 |
都道府県: | 香川県 |
市区町村: | 高松市屋島東町・屋島中町・屋島西町・高松町 |
管理団体: | 高松市(昭9・12・21) |
指定年月日: | 1934.11.10(昭和9.11.10) |
指定基準: | 史2,史3,地1,地10 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | 瀬戸内海火山脈ノ特有熔岩トシテ知ラレ世界的ニ稀有ナル古銅輝石安山岩ヨリ成レル南北ニ長キ熔岩臺地ニシテ遠望屋状ヲ成シ山容雄偉ナリ 頂上ハ平夷ナレトモ四周絶壁ヲ繞ラシ地形上「メサ」ノ標式的ナルモノトシテ其ノ名ヲ知ラル又頂上近キ處ニ露出スル通「疊石」ハ板状節理ノ最モ美ナルモノトシテ著名ナリ 山上ニ立チテ眼ヲ放テハ西方水辺ニ近ク高松市ノ城櫓家屋ヲ望ミ海上ニハ大小ノ島嶼浮ヘルヲ見ル其ノ一帶ノ地ハ史蹟ニ富ミ天智天皇六年外■防備ノ為メニ築カレタル山城ノ一ナリ又唐僧鑑眞ノ創建ト傳フル屋島寺アリ壽永二年平宗盛等安徳天皇ヲ奉シテ此ニ據リ源平二氏ノ接戰セシ所ニシテ古戰場トシテ世ニ知ラル |
屋島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/11 03:30 UTC 版)
屋島(やしま、旧字体:屋嶋)は、香川県高松市の北東に位置する、硬質の溶岩に覆われた平坦面が侵食された残丘。南北に長い台地状の地形[1]。
注釈
- ^ 「屋島の山容」を、卓状およびテーブル状とたとえる例もある。遠望の屋島を東西からは「寄棟形の屋根」、南方からは「切妻形の屋根」、山麓の南からは「屋島富士」にたとえる例もある。
- ^ 平家物語とその派生文化では、「八嶋(八島)」と表現されていることが多い。
- ^ 「世界で誇れる高松市のシンボル」として再生するため、「屋島活性化基本構想」を策定した(わがまちの自然公園/髙松市、大西秀人。国立公園 NO.717号、2013年、24-25頁)。
- ^ 雲仙国立公園および霧島国立公園と同時に指定された。
- ^ 5世紀初頭の全長約45mの前方後円墳で、石棺は阿蘇溶結凝灰岩製である。
- ^ 屋島寺の前身の仏堂跡(礎石建物)で、基壇から多口瓶が3個体出土している。
- ^ a b c 旧屋島ドライブウェイは、2018年(平成30年)5月27日、高松市道として供用を開始した。自転車・徒歩での通行も可能であるが、駐車場は有料である。
- ^ 香川県は「瀬戸内海国立公園 屋島案内図」の説明板を、山上の遊歩道と山麓の要所に設置している。
- ^ 旧暦(和暦)の元暦2年2月1日と2月29日(同月最終日)は、西暦(ユリウス暦)の1185年3月4日と4月1日に相当する。
- ^ この登山道は、「長崎屋島北嶺線遊歩道」である(『香川の瀬戸内海国立公園 ガイド』、香川県 みどり保全課、2016年、16頁)。
- ^ 山麓には小・中学生を対象にした県立の集団宿泊施設、「屋島少年自然の家」がある。
出典
- ^ a b c d e 『屋島 ―シンボリックな大地に刻まれた歴史―』、高松市歴史資料館、2014年、2・8・12・16・25・27頁。
- ^ a b 屋島活性化基本構想(PDF) - 高松市。2018年6月29日閲覧
- ^ 香川県のしまっぷ ー第六管区海上保安本部
- ^ a b c d e f 連載講座「古代山城屋嶋城跡から歴史と地域を考える (2)」2013.7.27 屋島のメサはどのようにしてできたのか? 香川大学工学部長谷川修一
- ^ 香川県 瀬戸内の第三系 土庄層群と讃岐層群 香川大学工学部 長谷川研究室
- ^ 讃岐ジオサイト (10) 屋島 - 香川大学
- ^ a b 屋島風土記編纂委員会 『屋島風土記』、屋島文化協会、2010年、52・58頁。
- ^ 国立公園 - 環境省
- ^ 瀬戸内海国立公園 - 環境省
- ^ 『瀬戸内国立公園 パークガイド 瀬戸内海 東部地域』、自然公園財団、2004年、33頁。
- ^ 『髙松市史跡天然記念物屋島保存整備等基本構想』、髙松市、1995年、9-10頁。
- ^ 屋島 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- ^ a b c 屋島 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ 史跡天然記念物屋島の調査- 高松市
- ^ a b 「香川の瀬戸内海国立公園ガイドブック」、香川県 みどり保全課、2016年、15-16頁。
- ^ a b c 高松勤労者山の会『香川県の山』、山と溪谷社、〈分県登山ガイド 36〉、2017年、10-15頁。
- ^ 長谷川修一 他『讃岐ジオサイト探訪』、香川大学生涯学習教育センター、2013年、1-5・50-53頁。
- ^ 林巍 監修「屋島」『里山に遊ぶ』、里山悠遊クラブ・自然探訪の会、2003年、84頁。
- ^ 「屋島」天然記念物- 高松市
- ^ a b 澁谷啓一 「屋島」『歴史考古学大辞典』、吉川弘文館、2007年、1167頁
- ^ 国指定文化財等データベースー文化庁
- ^ 『香川の文化財』、香川県教育委員会、1996年、11・104・165頁。
- ^ a b c 香川県の歴史散歩編集委員会『香川県の歴史散歩』、山川出版社、2013年、41・45-47頁。
- ^ 「屋島」『野山への招き PARTⅢ』、髙松市ハイキング協会、2001年、47-50頁。
- ^ 歴史ロマン「開門」。四国新聞、2016年3月19日閲覧。
- ^ 『屋嶋城跡ー城門遺構整備事業報告書ー』、高松市教育委員会、2016年。
- ^ 高松市 -日本の夕陽百選選考委員会
- ^ 屋島獅子ノ霊巌 - 日本夜景遺産事務局
- ^ 夜景100選(香川県) - 新日本三大夜景・夜景100選事務局
- ^ 「蓑山大明神之屋島太三郎狸」の説明板による。
- ^ 日本風景街道 - 日本風景街道戦略会議
- ^ 源平ロマン街道 - 四国風景街道協議会
- ^ 「るるぶ 香川'18」、JTBパブリッシング、2017年、56頁。
- ^ 坂道錯視 - 北岡明佳の錯視のページ
- ^ 木原溥幸 編『香川県の謎解き散歩』、新人物往来社、2012年、218頁。
- ^ 「大西ひでとマニフェスト」、大西ひでと後援会事務局、2011年。
- ^ 大西秀人「瀬戸内海国立公園の多島美を世界へ」『国立公園』 NO.762号、2018年、19-20頁)。
- ^ “屋島の「山上拠点施設」4回目で落札 市は予定価格を11億2300万円に大幅引き上げ 高松市”. 瀬戸内海放送. (2020年2月19日) 2020年3月21日閲覧。
- ^ “屋島山上交流拠点施設「やしまーる」あすオープン つなごう交流の輪 空、海、森…自然と調和”. COOL KAGAWA. (2022年8月4日) 2022年8月7日閲覧。
- ^ “屋島の魅力を知る交流拠点「やしまーる」オープン! 建物は瀬戸芸・夏会期の作品 香川”. 瀬戸内海放送. (2022年8月5日) 2022年8月7日閲覧。
- ^ 四国の「レクリエーションの森」 - 林野庁
- ^ 「かがわの自然保護マップ」、香川県 みどり保全課、2014年。
- ^ 「四国のみち」 - 国土交通省四国地方整備局
- ^ 『四国百名山』、山と渓谷社、2000年、89頁。
- ^ 大山晃「屋島は高松市のシンボルか」『高松の校歌』、高松市図書館、2001年、4頁。
- ^ 『屋島名勝調査報告書』、高松市教育委員会・京都府公立大学法人、2016年、報告書抄録。
屋島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 21:18 UTC 版)
屋島(やしま)は、朝陽地域南部の地区(大字)。郵便番号は、381-0021。 地区東端を千曲川が流れる。地区中央部を長野県道58号長野須坂インター線(エムウェーブ大通り)が東西に走る。 周囲は以下の大字・町と接する。 大字柳原 大字柳原 大字北長池大字大豆島 若穂綿内 大字屋島 若穂綿内 大部分が農地で占められており、集落は地区北部の北屋島と、地区中西部の南屋島がある。 「屋島」としての歴史は比較的浅く、江戸時代に高井郡福島村(現 須坂市)の新田として開発された福島新田(ふくじましんでん=現 北屋島)と、高井郡綿内村(現 長野市若穂綿内)の新田として開発された土屋坊(どやぼう=現 南屋島)に、北長池村の一部を併せて、1886年(明治19年)に上水内郡屋島村として成立している。なお、現在では福島・綿内はともに千曲川の対岸に位置するが、千曲川の流路が移り変わる中で分断されたと考えられる。 地区内の人口および世帯数は以下の通り(平成26年4月1日現在)。 世帯数人口南屋島327世帯 859人 北屋島180世帯 565人 計507世帯 1,424人
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