寝台バスとは? わかりやすく解説

寝台バス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 18:48 UTC 版)

日本のバス車両」の記事における「寝台バス」の解説

日本においては医療・介護用除き移動中に使用する寝台車内設置することは法令認められておらず、現在国においては寝台バスは存在しない。なお、過去には札幌市交通局によって寝台バスが試験的に導入されことがあるが、転倒角度試験当初不合格となるなど、当時技術では重心の高さとローリング解決できず、計画頓挫している(詳細札幌市営バス#寝台バスを参照)。 世界では広大な国土を持つ中国多くの寝台バスが運行されている。

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寝台バス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 07:22 UTC 版)

札幌市営バス」の記事における「寝台バス」の解説

1960年昭和35年8月日本のバスでは唯一となる寝台車交通局登場する札幌函館網走稚内の各都市間の距離は約300 - 330 km釧路いたって410 kmであり、高速道路のなかった時代移動には長い時間要していた。高度経済成長による観光ブーム到来で、近い将来長距離移動適したバス必要になる読んだ同局は、寝台バスの試験導入至った車体構造は、当時同局導入していたデラックス観光バスと同様、モノコック構造セミステンレスカーで、リアエンジン方式であった北海道にちなん愛称与えられていた他のセミステンレスカー揃え、「ゆーから」と名づけられた。車内レイアウト国鉄寝台客車B寝台車近く進行方向に対して横向き3段寝台設置して補助席スペース込み通路右端寄せる形で前後方向に置き、車内後部にはサロン寝台兼用リクライニングシート4席に加え洗面台簡便な炊事設備設けていた。冷涼な土地柄から冷房装置はない。また、トイレもなく、駅やドライブイン利用想定していた。 一般車両比べ全高重心がやや高く転倒角度試験合格できなかったこともあり(資料求む)、法規も本格的な寝台を持つバス認められなくなり計画自体中止追い込まれた。ふそう製シャーシ空気ばね重ね板ばね共に、他社比べロールスピードが速い傾向にあったことも事実であるが、この時代エアサスペンション車高調機能は持つものの、現在のような高度な姿勢制御不可能であり、柔らかさ重視設定のためリーフ式サスペンション以下の耐ロール剛性であったことも一因である。 当時同局ではトヨタを除く大手4社民生デイゼル、いすゞ、日野、ふそう)の車両導入していたが、この寝台バスはふそう製のみであり、一方一般的なロマンスシートセミステンレスカーにはふそう製のみがなかった。 日本においては本格的な寝台を持つバス認められていないが、外国では広大な国土を持つ中国にて多くの寝台バスが運行されている。

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