各国における特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 21:51 UTC 版)
インドでは、パニールを食べやすい大きさに切ってから油で表面を揚げて料理に加える。サーグ(青菜の煮込み)にパニールを加えたサーグ・パニール(ヒンディー語: साग पनीर、ウルドゥー語: ساگ پنیر)またはパーラク・パニール(ヒンディー語: पालक पनीर、ウルドゥー語: پالک پنیر)やグリーンピースにパニールを加えたマタル・パニール(mattar panīr、ヒンディー語: मटर पनीर、ウルドゥー語: مٹر پنیر)が有名。数あるインド料理の種類のうち、パニールは特にムグライ料理やパンジャーブ料理で特に多く用いられる。ヨーグルトおよび各種スパイスでマリネしてから串に刺してタンドールなどで炙り焼いたものはパニールティッカという。 アフガニスタンでは、球状に固めたパニールをパニーレ・ホム (پنیر خم / panīr-e khom) と呼び、固める前に塩を加えたパニールはパニーレ・ショウル (پنیر شور / panīr-e shour) と呼ぶ。アフガニスタンでは、パニールを料理に使うよりも干しぶどうと一緒に間食として食べることが多く、この組み合わせをキシュミシュ・パニール (قشمش پنیر / qishmish panīr) と呼ぶ。 イランでは、牛乳や山羊の乳から作るフェタチーズに似た製法のチーズのことをパニールと呼ぶ。ナンとパニールにラディッシュ、青葱、コリアンダー、クレソン、タラゴン、ミント、バジルなどのハーブや生野菜を取り合わせたものは、イランの食卓には欠かせない。食べ方は、ナンにパニールをのばしてから野菜やハーブをのせて食べる。
※この「各国における特徴」の解説は、「パニール」の解説の一部です。
「各国における特徴」を含む「パニール」の記事については、「パニール」の概要を参照ください。
- 各国における特徴のページへのリンク