三陸鉄道リアス線
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リアス線(リアスせん)は、岩手県大船渡市の盛駅と同県久慈市の久慈駅を結ぶ、三陸鉄道の鉄道路線[1]の総称である。
注釈
出典
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北リアス線
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改正鉄道敷設法別表第6号に規定する予定線「岩手県久慈ヨリ小本ヲ経テ宮古ニ至ル鉄道」であり、宮古 - 田老間は1972年(昭和47年)に国鉄宮古線(みやこせん)として、普代 - 久慈間は1975年(昭和50年)に国鉄久慈線(くじせん)として開業した。しかし、国鉄再建法により既開業区間は第1次特定地方交通線に指定され、日本鉄道建設公団が建設中であった田老 - 普代間は工事が中断されたが、岩手県などが中心になって設立した第三セクター三陸鉄道が既開業区間も合わせて引き受けることになって工事を再開、1984年(昭和59年)4月1日、宮古線・久慈線の三陸鉄道への転換と同時に開業し、同社の北リアス線として全通した。
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北リアス線
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2011年(平成23年)の東北地方太平洋沖地震では、同時に発生した津波により、路線各所が大小の被害を受けた。中でも、島越駅付近では駅および近接する松前川橋梁・コイコロベ橋梁・ハイペ沢橋梁が流失し、陸中野田駅 - 野田玉川駅間では道床が流失している。しかしながら、三陸鉄道社長の決断により震災の5日後には一部区間で運転を開始、「震災復興列車」として3月末まで運賃無料で運行し、地元の足や復興への希望の象徴となった。ただし路盤が不安定になっていたため、運転再開当初は25km/h、4月11日からは45km/hの速度制限がかかり、信号系統も未復旧であったため代用閉塞である指導通信式を用いていた。 路線の半分以上をトンネルとするなど明治三陸大津波での経験を踏まえたルート選定が幸いし、被害箇所は5箇所、延長にして5.8kmと局所的であった。そのため、復旧はルートの変更無く行われることとなった。2012年(平成24年)には前記の路盤流出により不通となっていた田野畑駅 - 陸中野田駅間が開通し、同時にCTCが復旧したため、指導通信式の使用も終了となり、陸中野田駅 - 野田玉川駅間を除く大半の区間で震災前と同じ90km/h運転が出来るようになった。残る小本駅 - 田野畑駅間は2014年(平成26年)4月6日に復旧、島越駅付近は流失した高架橋の代わりに築堤を整備した。
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