加賀藩主前田家墓所
名称: | 加賀藩主前田家墓所 |
ふりがな: | かがはんしゅまえだけぼしょ |
種別: | 史跡 |
種別2: | |
都道府県: | 2県以上 |
市区町村: | 金沢市、高岡市 |
管理団体: | |
指定年月日: | 2009.02.12(平成21.02.12) |
指定基準: | 史7 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | 加賀藩主前田家墓所は、江戸時代、加賀・越中・能登三カ国を領した加賀藩主前田家歴代の墓所であり、石川県金沢市の野田山に営まれた歴代墓所と、富山県高岡市に造営された前田利長墓所の2カ所からなる。加賀藩主前田家は、初代利家が織田信長・豊臣秀吉に仕え金沢城を居城とし、2代利長の時代には約120万石を有する全国最大の大名家となり、明治維新に至った。野田山の歴代墓所は、約86,000㎡の墓域をもつ。利家が自身の墓所としてこの地を占定し、以後、歴代藩主、正室、側室、子女墓、殉死墓が営まれた。各墓は土で築かれた方形墳を基本形態とする。藩主墓は3段に盛り上げた大型墳丘である。高岡市の前田利長墓所は、利長の三十三回忌に当たる正保3年(1646)、三代利常が利長隠居・終焉の地高岡に造営したもの。墓所は一辺約180mの正方形区画で、大名個人墓として全国最大級の規模を誇る。二重の堀で囲まれ、中心には、戸室石(安山岩)で化粧した二重基壇上に笠塔婆型墓碑が立つ。加賀藩主前田家墓所は、全国でも有数の規模と威厳を備え、方形墳という形態、利長墓所の規模・意匠等、近世の大名権力や墓制を知る上で貴重であり、保存状態も良好である。 |
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