副鼻腔炎
副鼻腔炎
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副鼻腔炎(ふくびくうえん、Sinusitis)は、副鼻腔に炎症が起きる病気。慢性の副鼻腔炎の俗称は蓄膿症(ちくのうしょう)。症状が4週未満の場合は急性副鼻腔炎(ARS)、12週以上続く場合は慢性副鼻腔炎(CRS)と定義される[1]。
- ^ a b c d e f g h i j k l m Rosenfeld, RM; Piccirillo, JF; Chandrasekhar, SS; Brook, I; Ashok Kumar, K; Kramper, M; Orlandi, RR; Palmer, JN et al. (April 2015). “Clinical practice guideline (update): adult sinusitis executive summary.”. Otolaryngology—head and neck surgery: official journal of American Academy of Otolaryngology-Head and Neck Surgery 152 (4): 598–609. doi:10.1177/0194599815574247. PMID 25833927.
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- ^ 上星穴-颈部 面部穴位图
- ^ 印堂穴-人体穴道图谱
- ^ 伸和製薬|荊芥連翹湯(一般用医薬品)
- ^ 伸和製薬|葛根湯加川芎辛夷(一般用医薬品)
- ^ “岸田首相が手術を受ける「慢性副鼻腔炎」 近年は難治性が増加 医師「内視鏡手術は有効性が高い」”. dot.asahi (2023年2月11日). 2023年2月11日閲覧。
副鼻腔炎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/25 02:19 UTC 版)
詳細は「副鼻腔炎」を参照 慢性副鼻腔炎は耳鼻科専門医によって治療されるべき疾患であるため、ここでは急性副鼻腔炎に関して主に説明する。急性副鼻腔炎は頭痛、めまい、鼻水、鼻づまり、頬部痛、歯痛、目の奥の痛みなど一見すると不定愁訴のようにみえるのが特徴である(一応は鼻周辺の症状ではあるが)。しかし見逃すと重症化することもあるため、注意深い診察が要求される。最もわかりやすい所見は顔面の圧痛である。副鼻腔の位置に対応した圧痛点が見られることが多い。例えば、上顎洞ならば頬部、前頭洞ならば額、篩骨洞ならば目の間である。軽く押さえるだけで十分圧痛の所見はとれる。眼窩部は健常者も圧痛が見られるため触診しない方が良いと言われている。前かがみになると症状が増悪したり、後鼻漏による仰臥位で増悪する咳などが見られることがある。歯肉からの膿、後鼻漏による咳症状、耳鏡にて鼻腔観察をして、腫脹所見をとったり、超音波診察をすることもある。但 自然回復日数は平均2.5週間。治療は抗菌薬を用いなくてもほとんどの場合は治る。抗ヒスタミン薬や漢方薬などを用いることが多い。アセトアミノフェン、フルナーゼ®点鼻液、プリビナ®液(3日以内)、排膿散乃湯(122番)などがよく用いられる。但し高熱が見られる場合や疼痛が激しい場合や膿が出ている場合、7日以上治らないといった重症例では抗菌薬を用いることが多い。原因菌としては定型肺炎と同じで肺炎球菌、インフルエンザ桿菌、モラクセラ・カタラーリスなどであるもの、薬物動態学の違いから定型肺炎と抗菌薬の選択が異なる。アモキシシリンが第一選択であるため、パセトシン®やサワシリン®を用いることが多い。アモキシシリンが無効であったり、アレルギーがある場合はより広域な抗菌薬が選択される。サワシリン®250~500mgを1日3回で14日分などの処方がよく知られる。ペニシリンアレルギーがある場合はバクタ配合錠®2錠を1日2回で14日分などを用いることもある。難治性でグラム陰性菌や嫌気性菌をカバーしたいときはアモキシシリン・クラブラン酸(オーグメンチン®)などベータラクタマーゼ阻害薬が含まれたものを用いることもある。オーグメンチン®250mgにサワシリン®500mgを1日2回で併用すると下痢の副作用が軽減される。これはアメリカのアモキシシリン・クラブラン酸の配合比率合わせることによる。
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