公安局所属
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「PSYCHO-PASS」の記事における「公安局所属」の解説
禾生壌宗(かせい じょうしゅう)/細呂木晴海(ほそろぎ はるみ) 声 - 榊原良子 厚生省公安局長。初登場は1期第6話。銀白色系のショートカットで眼鏡を着用している中高年齢の女性。ときには報告書の内容の偽装を暗に指導するほど、シビュラシステムの信頼性保持を優先する。 実態は、公にはされていない高レベルのテクノロジーで製造された人間と区別できないほど精密な義体である。複数のユニット脳の共用になっており、首の後ろにはシビュラシステムと交信するためにコネクターが付いている。シビュラシステムの構成員の息抜きを兼ね、ユニット化された人間の脳を必要に応じて交代・交換しながら外部機関として禾生という人間を偽装していた。泉宮寺の義体が脳と神経細胞以外の全身であるのに対し、禾生の義体は脳以外の全身となっている。1期17話で槙島の前に現れた禾生の脳は藤間幸三郎で、2期8話で美佳が対峙した禾生の脳は東金の母親・美沙子である。対象の犯罪係数に関係なく、任意のドミネーターに干渉し、執行モードを変更することができる。 2期の時点では、朱にシビュラシステムの端末ユニットと知られているため、二人だけのときには機密にも踏み込んだ会話を交わしているが、雰囲気は険悪なものになっている。 3期では名を細呂木晴海と改めている。「禾生壌宗」に比べると優しげな顔立ちでかけている眼鏡のデザインも違い、パスファインダーによって細呂木の義体が破損した際、禾生壌宗の義体を用いて復帰している。事件後、法斑を見出したことにより厚生省公安局長の座を退いた。 佐々山光留(ささやま みつる) 声 - 浅沼晋太郎 生年月日:2081年3月26日 血液型:O 監視官時代の狡噛の部下であった執行官の男性。3年前に「標本事件」の捜査中、生きたまま解体され、プラスティネーションによって標本化され、殉職した。享年27。宜野座を「ギノ先生」と呼び、狡噛は普通に苗字で呼ぶ。短気で助平な上に凶暴だが面白い奴だったと狡噛は述懐しており、「愛すべきクソヤロー」と評している。過去にあたるエピソード回では彼の発言を裏付ける佐々山の生前の行状が描写されている。 青柳璃彩(あおやなぎ りさ) 声 - 浅野真澄 生年月日:2084年12月9日 身長:172cm 血液型:A 1期・2期ともに厚生省公安局刑事課二係監視官の女性。コールサインは「BALTO 1」。1期では第15話と第18話に登場。髪型はセミロングの黒髪で、左目元に泣きぼくろがある。宜野座とは同期入局と気心の知れた仲で、彼女自身も縢の失踪に不審を抱いていたこともあり、執行官のトレードによって狡噛の行動の制限を回避する作戦に協力しようとするが、局長によって阻まれてしまう。1期で槙島の起こした暴動の際に逃亡した部下であり、ノベライズでは恋愛関係にあった執行官・神月凌吾(こうづき りょうご/声 - 木村良平)を殺処分している。 他の係には秘匿されていたが、3年前の「標本事件」で神月とともに被疑者の藤間幸三郎を確保している。 2期では第1話より登場。第4話にて、鹿矛囲が「ドミネーターで監視官を殺せるか」という実験のために起こした立てこもり事件の罠に嵌ってしまう。犯人・美馬光輝(声 - 江原正士)を倒そうとしたものの、サイコハザードにより犯罪係数がリーサル判定値である343.7まで上昇。結果、部下である須郷の手で新型の「強襲型ドミネーター」をエリミネーター・モードで執行され死亡した。 酒々井水絵(しすい みずえ) 声 - 井上麻里奈 生年月日:2090年10月1日 身長:168cm 血液型:O 2期における厚生省公安局刑事課二係監視官の女性。コールサインは「BALTO 2」。両親は厚生官僚。監視官になる以前は医薬局に勤めていた。職務環境による自身のサイコパスの悪化を恐れている。 喜汰沢の事件を捜査中に鹿矛囲に拉致され、右目の眼球とドミネーターを奪われるが、自身の犯罪係数や色相を良好に保つことのできる鹿矛囲に籠絡され彼の側にいることを選び、犯行に協力するようになる。第11話にて須郷の手により強襲型ドミネーターのパラライザー・モードで執行・確保され、その後は更生施設に収容されている。 須郷徹平(すごう てっぺい) 声 - 東地宏樹 2期・劇場版における厚生省公安局刑事課執行官の男性。酒々井の失踪と青柳の殉職により二係監視官がいなくなったため、第5話にて同じ二係執行官の蓮池 楓(はすいけ かえで / 声 - 前田一世)とともに一係に異動となる。元軍人で国防軍第15統合任務部隊名護基地に所属するドローンパイロット(階級は大尉)であったが上官の大友逸樹らが行方不明となる原因となった「フット・スタンプ作戦」に関わる事件で犯罪係数を悪化させてしまい、集中ケアを受けるも回復することなく潜在犯認定され執行官となる。2期第6話では軍事ドローンや研究施設に関する知識で一係を助けた。 第4話では、対象が誰であるか確認できない状態で、犯罪係数が上昇した上司の青柳を強襲型ドミネーターのエリミネーター・モードで執行してしまう。第7話から治療により勤務から外れていたが、第11話にて復帰し、強襲型ドミネーターのパラライザー・モードにて酒々井を執行・確保し、その場の危機を救い宜野座と共に喜んでいる。 劇場版第2作case.2「firstguardian」では、外務省より出向してきた花城フレデリカから外務省に新設される準軍事部隊へスカウトされるが、一旦固辞している。その後を描いた第3期ではスカウトを受け入れたのか、狡噛らと同じく外務省海外調整局行動課に所属している。
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