企画の成立とは? わかりやすく解説

企画の成立

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 03:06 UTC 版)

仮面ライダーZO」の記事における「企画の成立」の解説

1992年2月オリジナルビデオとして制作発売された『真』の売れ行き好調だったことから成立した企画である。『真』の続編とする案や仮面ライダー1号からBLACK RXまでが登場する娯楽大作とする案なども存在していたが、最終的に新たな仮面ライダー単独作品となった当時東映ビデオ社長渡邊亮徳バンダイビジュアル社長山科誠協同企画案を、マルチ・キャンペーンによる興行力の増幅推進条件に、東映社長岡田茂いち早く製作に踏み切った岡田1992年9月インタビューで、「今は映像末広がり商売になると、商社なんかが儲かる手口研究しているけど、映画そのものはあんまりよく判らず、投資対象商売対象として手掛けてみようというようなところと組んで東映としては意味がない映画製作してお互いちゃんと儲けて分の立つことをやろうというところとじゃないと僕は提携したくない。来年5月にはバンダイ山科君と組んで『仮面ライダー』新作を出すことに決めている。バンダイキャラクター商品リフレッシュして大量販売狙って力を入れるわけだし、東映事前にプロモーション一環として映像事業部が『仮面ライダー・ワールド』全国展開するというように、お互い組むことで、両社総合戦略ゴールデンウイーク一大イベント化しようと、これは組んで味があることだから早く決めようというので公開一年前のこの春、『よしやろう』と決めたんだ」、1993年6月インタビューでは「『仮面ライダーZO』の製作は社内でも抵抗があったんだが、オレが『ダメだ、やれ』とゴールデンウイーク興行強行させたんだ」などと述べている。 当時東映ゴールデンウイーク興行は、1991年の『本気!』『シャイなあんちくしょう』の2本立て配収1億5000万円1992年の『赤と黒の熱情』も配収2億円に届かずと、2年連続悲惨な状況追い込まれていたため、岡田の「やっぱり子ども狙いが確か」という判断により、この年1993年ゴールデンウイーク興行本作据えた。 製作の正式決定1992年3月映画テレビ催事物販など各分野機能有機的に結び付け、その相乗効果興行に及ぼすというマルチ・キャンペーンを実施するためには早期製作決定必要だった映像対す並々ならぬ意欲燃やしていた山科は、1992年8月24日付けでバンダイメディア事業本部販売子会社バンダイビジュアル譲渡し企画から販売まで映像事業一元化し、映画への積極投資打ち出した。 「20周年記念作品だから単独作品として公開すべき」との声があったが、興行面でのリスク考慮して東映スーパーヒーローフェア」と銘打ちスーパー戦隊シリーズ五星戦隊ダイレンジャー』やメタルヒーローシリーズ特捜ロボ ジャンパーソン』の各劇場版併映された。そのため、当初想定していた90前後より短い48分という尺に物語詰め込んでおり、かなり展開が駆け足になってしまっているが、雨宮としては、尺が短いからこそ幕の内弁当のようにギッシリ詰め込みたかったそうである。

※この「企画の成立」の解説は、「仮面ライダーZO」の解説の一部です。
「企画の成立」を含む「仮面ライダーZO」の記事については、「仮面ライダーZO」の概要を参照ください。

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