世界図とは? わかりやすく解説

世界図

主名称: 世界図
指定番号 116
枝番 0
指定年月日 2002.06.26(平成14.06.26)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 歴史資料
ト書 ヨアン・ブラウ作
員数 1幅
時代区分 欧米 17世紀
年代
検索年代
解説文: 本図オランダ地図製作者ヨアンヨハネス)・ブラウJoan〈Johanees〉Blaeu 一五九六?-一六七三)が製作した壁掛用の大型世界地図である。
 銅版印刷彩色を施す。図の最上部の飾中に標題大書し中央東西半球図を描く。両半球図の外縁部に天球図・南北極図を、両半球図の間には太陽系図と古様な世界図を配する。さらに図間の空隙想像上の動物等で埋めている。下部には世界地誌オランダ語二〇わたって記し文中には珍しい動植物遺跡の図が挿入されている。地図全体一五か所にわたって挿図内容日本語墨書した貼紙がある。
 ブラウ家は、アムステルダム本拠構えた地図製作者一族で、創業者ウィレムWillem)とその子ヨアンが、一七世紀前半中心に多く地図帳や一刷の地図刊行して、ヨーロッパ中にその名を知られた。本図は、三〇戦争終結させたウェストファリア条約締結記念して製作されたものである
 宝永五年(一七〇八)に、新井白石あらいはくせき】が潜入カトリック宣教師シドッチGiovanni Battista Sidotti一六六八一七一五)を尋問した際に、「和蘭鏤刻おらんだるこく】の万国の図」を示したところ、シドッチが「此図は七十余年前に作りし所にて、今日彼国にも得やすからぬ物なり」と驚き示したという(『西洋紀聞せいようきぶん】』)。白石示した図が、本図を指すものと考えられ白石自著采覧異言さいらんいげん】』にその情報採用している。また、天明六年(一七八六)には、蘭学者桂川甫周かつらがわほしゅう】が本図付属地誌翻訳して新製地球万国全図【しんせいちきゅうばんこくぜんず】』をまとめ、挿図写している。日本への舶載時期については確実な記録を欠くが、作成まもない一七世紀後半に、オランダからもたらされた品と推測される明治維新後、帝室博物館所蔵帰した
 江戸時代の日本人の世認識影響与えた図として、歴史的意義が深いだけでなく、世界的に見ても、大英博物館(両半球部分のみ)とスウェーデン国立公文書館所蔵確認されているだけの伝来まれな大図であり、地理学史上の価値きわめて高い。

世界図

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 01:24 UTC 版)

異世界建国記」の記事における「世界図」の解説

ロマリアの森 この世界の中では中心に描かれている。 ロマリア王国(ロマリア帝国) アルムスロサイス王の国周辺国々領土として興したロサイス王の国 ロマリアの森の東に位置する製鉄技術未熟フェルム王の国 ギルガベッド王の国 ロマリアの森北西位置する飢餓によりドモルガル王の国とともにファルダーム王の国戦争中ドモルガル王の国 ロサイス北東位置する飢餓によりギルガベッド王の国とともにファルダーム王の国戦争中ファルダーム王の国 ドモルガル王の国の北に位置する飢餓によりギルガベッド王の国とドモルガル王の国連合軍戦争中

※この「世界図」の解説は、「異世界建国記」の解説の一部です。
「世界図」を含む「異世界建国記」の記事については、「異世界建国記」の概要を参照ください。

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