ローマ属州とは? わかりやすく解説

属州

(ローマ属州 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 05:23 UTC 版)

属州(ぞくしゅう、ラテン語: provincia)とは、古代ローマの本国以外の領土を指す。


注釈

  1. ^ 単数形はプブリカヌス(pubulicanus)
  2. ^ 新約聖書』で主より徴税人と呼ばれているのは彼ら徴税請負人のことであり、ユダヤ人には同胞の裏切り者とみなされ蛇蝎のごとく嫌われた。イエス・キリストは徴税人と食事を共にしただけで弟子たちから批判を受けている。『新約聖書マタイの福音書9:9~13
  3. ^ ディオクレティアヌス帝からコンスタンティヌス1世時代に成立したとされる文献ヴェローナ・リストに101の属州名が掲載されている

出典

  1. ^ 会田雄次『合理主義―ヨーロッパと日本』(1966年)


「属州」の続きの解説一覧

ローマ属州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/19 14:19 UTC 版)

ダキア」の記事における「ローマ属州」の解説

詳細は「ダキア属州」を参照 86年ダキアとなったデケバルスは、たびたびローマ属州モエシアへと侵入繰り返し86年にはタパエでローマ2個軍団壊滅させる等、ローマ帝国にとって非常な脅威であった98年ローマ皇帝就任したトラヤヌスダキアへの関心高め101年からローマ帝国ダキアの間で戦争開始された(ダキア戦争)。2次に渡る戦争の末、106年ローマの攻撃首都サルミゼゲトゥサ陥落デケバルス自害し王国滅亡しローマ帝国属州ダキア属州となった現在のルーマニアの公式史観である「ダキア=ローマ史観」ではローマ帝国の支配下でダキア人らはローマ化され、ラテン系言語を話すルーマニア人の祖となった主張されている。 ダキア征服からアウレリアヌス帝ゴート族領土引き渡すまでの、165年わたってローマ帝国の支配下に置かれた。しかし実質的に支配受けたのはダキア中央部および南西部のみで、ダキア全体半分にも満たなかった。古代ローマ帝国支配が及ばなかった北部は「自由ダキア」と呼ばれ、「自由ダキア人」たちがしばしば反乱起こしていたことも判っている。 以降の歴史に関しては、ルーマニアの歴史参照のこと。

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ローマ属州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/09 19:54 UTC 版)

ルシタニア」の記事における「ローマ属州」の解説

紀元前70年代ローマへ反乱起こしたクィントゥス・セルトリウス支配体制強固にし、紀元前60年にはガイウス・ユリウス・カエサルがルシタニ族やガッラエキ族(英語版)を討伐した。最終的にアウグストゥスによってイベリア半島全域ローマの支配下に入りイベリア半島3分割されて、北東方は「タッラコネンシス」、南方は「バエティカ」、西方は「ルシタニア」と名付けられた。ルシタニア属州州都はエメリタ・アウグスタ(Emerita Augusta、現:メリダ)に置かれた。 皇帝ネロ時代にはネロ友人でもあったオト総督としてこの地域統治善政布いた。しかし、タッラコネンシスの総督であったガルバネロ反旗オトガルバ支持ネロ元老院より「国家の敵」と宣言され自殺する。そしてユリウス=クラウディウス朝断絶内戦幕開けとなった

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ローマ属州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 17:02 UTC 版)

ポントス」の記事における「ローマ属州」の解説

ポントスポンペイウス勢力下に置かれることとなったが、ポンペイウスガイウス・ユリウス・カエサル派との内戦状態突入したことにより、ファルナケス2世周辺地区への侵略開始したが、ポンペイウス破りエジプト押えカエサル率いローマ軍ファルナケスゼラの戦い紀元前47年8月)で敗北したゼラの戦いでの敗戦後ポントス王国暫く存続したが、ネロ在位中の64年ポントスローマポントゥス属州(provincia Pontus)へと移行したネロポントスを「ポントゥス・ガラティクス」(Pontus Galaticus)、「ポントゥス・ポレモニアクス」(Pontus Polemoniacus)、「ポントゥス・カッパドキウス」(Pontus Cappadocius)に3分割した。 3世紀半ばにはパルミラ帝国攻撃によりカッパドキアと共にその傘下組み込まれたが、272年までにローマ帝国へと復帰した295年頃、ディオクレティアヌス帝はアルメニア一部含めてポントスポントゥス)を4つ属州再編した

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ローマ属州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 15:52 UTC 版)

コイレ・シリア」の記事における「ローマ属州」の解説

ローマ帝国時代シリア地方南部にはシリア属州アラビア属州ユダヤ属州作られた。2世紀末に反乱ローマ内戦)が起こったが、この反乱加担したシリア属州193年南北分割され、北にシリア・ポエニケ(Syria Phoenice)、南にシリア・コエレ(Syria Coele)が創設されている。

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