ユダヤ属州
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/18 01:31 UTC 版)
ユダヤ属州(ユダヤぞくしゅう、ラテン語: Iudaea、ヘブライ語: יהודה、現代ヘブライ語:Yehuda、ギリシア語: Ιουδαία)は、現代のパレスチナとイスラエルにあたる地区に設置されていたローマ帝国の属州である。名称は紀元前6世紀に存在したユダ王国にちなむ。なお、ラテン語の原音表記による「ユダエア属州」とも称される。
注釈
- ^ Antiquities of the Jews 14.5.4: 「彼は5つの評議会(συνέδρια)を設置し、それぞれが同じ人数の住民を治めるように分割した。まずはエルサレム、そしてガダラ(en:Umm Qais)、アマサス(Amathus)、エリコ、最後にガリラエのセフォリス(en:Tzippori)である。」 Jewish Encyclopedia: Sanhedrin: 「ヨセフスが最初に評議会(συνέδριον)を活用したのはシリア属州のローマ総督ガビニウスのとき(紀元前57年)である。ガビニウスは、従来の議会やパレスチナの統治組織を廃止し、属州領域を5つに分割して、それぞれの上層にサンヘドリンを設置した("Ant." xiv. 5, § 4)。」
出典
- ^ Jewish War 1.14.4: マルクス・アントニウス 「...そして、断固として彼をユダヤ王にしようとした... ヘロデを王に擁くことで、彼ら自身がパルティアに対して優位に立てるのだと、彼らに語った。その結果、彼らは賛成票を投じた。議会の後、アントニウスとアウグストゥスはヘロデと共に外に出た。執政官や他の長官たちが彼らを出迎え、ローマの神々に生贄を捧げ、カピトリーノで授位を行った。アントニウスも、ヘロデの王としての初日を祝して宴会を催した。」
- ^ Josephus' Antiquities 18
- 1 ユダヤ属州とは
- 2 ユダヤ属州の概要
- 3 沿革
- 4 脚注
固有名詞の分類
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