フッ化物とは、厳密には、フッ化物イオンが含まれる化合物のことです。むし歯予防に用いられるフッ化ナトリウムもフッ化物で、水の中で薄い濃度で溶解している状態では、フッ化物イオンとして存在しています。フッ化物イオン濃度1ppm 程度では完全に溶解し、天然水に含まれる他のイオン物質とも結合せずに、全く安定したものになっています。一方、フッ素樹脂の場合、フッ素が陰イオンの状態になることはなく、フッ素化合物として分類され、むし歯予防のフッ化物とは全く異なるものです。
ふっ‐そ【×弗素】
フッ素(F)
フッ素は,オゾンや次亜塩素酸を連想する淡黄色ガス。極めて反応性が強く,眼,皮膚,粘膜,気道を刺激する猛毒性ガスで,水とも直ちに反応するため,多くはフッ化水素と同様な毒性を示しますが,フッ素,フッ化水素,フッ化物の作用はそれぞれ異なっています。フッ素/フッ素塗布 (ふっそ/ふっそとふ)
参考:むし歯を予防するには?
●以下の情報も参考にしてください
*「歯とお口のことなら何でもわかるテーマパーク8020」日本歯科医師会
フッ素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/20 08:31 UTC 版)
フッ素(フッそ、弗素、英: fluorine、羅: fluorum、独: Fluor)は、原子番号9の元素である。元素記号はF[1]。原子量は18.9984。ハロゲンのひとつ。
- ^ Storer, Frank Humphreys (1864). First outlines of a dictionary of solubilities of chemical substances. Cambridge. pp. 278–280
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- ^ ニュートン式超図解最強に面白い!!周期表
- ^ a b c 丹羽源男 (1995年9月). “フッ素 - 推測と発見、単離をめぐる人々” (PDF). 日本歯科医史学会. 2022年6月14日閲覧。
- ^ a b c d e 『元素を知る事典』海鳴社、2004年11月、79-80頁。ISBN 9784875252207。
- ^ 自然界に単体フッ素=鉱物で確認、定説覆す-独大学[リンク切れ] 時事ドットコム 2012年7月6日
- ^ http://www.youtube.com/watch?v=1p3bWWJsLxI&feature=related(英語)
- ^ 「ダイキン、独にフッ素樹脂開発拠点」『日本経済新聞』電子版(2018年8月9日)2018年9月19日閲覧。
- ^ 「ダイキン、フッ素化学拠点に100億円 IoT向け需要増」『日本経済新聞』朝刊2018年9月4日(2018年9月19日閲覧)。
- ^ 長倉三郎ら編、「フッ素」、『岩波理化学辞典』、第5版CD-ROM版、岩波書店、1999年
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- ^ G. P. Sutton and "O. Biblarz, Rocket Propulsion Elements 8th Ed.", Wiley, 2011.
- ^ 岩井 伯隆. “フッ素と環境”. 2022年6月14日閲覧。
「フッ素」の例文・使い方・用例・文例
- フッ素沈着の治療中です。
- フッ素を添加する
- フッ素の過剰摂取による病的状態(通常、飲料水から)
- フッ素が塩素より優勢であるようなリン灰石の一形態
- フッ素とボロンの塩
- 水素原子がフッ素によってとって代わるハロゲン化炭素
- 同族の5つの金属元素(フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、またはアスタチン)であり、すべて一価で容易にマイナスイオンを形成する
- 練り歯磨きをフッ素処理するために用いられる白色の粉末
- 無色で結晶性のナトリウム塩(NaF)で、水のフッ素添加に、また虫歯予防に用いられる
- フッ素という,原子番号9のハロゲン元素
- フロンガスという,メタンまたはエタンの水素原子の一部または全部をフッ素および塩素で置換した化合物
フッ素と同じ種類の言葉
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