hang on
「hang on」とは、「しっかりとつかむ」や「しがみつく」「ふんばる」「持ちこたえる」といった物を強くつかむことや困難な状況で耐えることを意味する英語表現である。
「hang on」とは・「hang on」の意味
「hang on」とは、「かける」「吊るす」といった意味の英語の動詞「hang」と、「~の上に」を意味する副詞「on」が組み合わさった英熟語表現である。「hang on」は、基本的に物を「しっかりとつかむ」「しがみつく」、困難な状況で「ふんばる」「持ちこたえる」、「~次第である」「~にかかっている」、病気などが「長引く」、物事を「しっかりと聞く」といった意味を表現する。命令形で「hang on」と使用されると、「ちょっと待って」「頑張って」といった意味を持つ。「hang」を使用した他の英熟語表現に、「一緒に遊ぶ」「うろうろする」といった意味の「hang out」や、「電話を切る」「中断する」といった意味の「hang up」が挙げられる。「hang on」のスラングとしての意味
「hang on」はスラングとして使用されると、「ちょっと待って」を意味する。日常生活で遅刻する時や、電話中に切らずに待って欲しい時に「hang on」が使用される。また、「誰かに責任を擦り付ける」という意味も持っている。「hang on」の語源・由来
動詞「hang」の語源は、西ゲルマン語群を起源とする「中断される」という意味の古英語の動詞「hangian」から来ている。またドイツ語の動詞「hängen」、オランダ語の動詞「hangen」、古ノルド語の動詞「hanga」とも関連がある。副詞「on」の語源は、ゲルマン語派を起源とする古英語の前置詞・副詞「on」「an」から来ている。またドイツ語の前置詞「an」、オランダ語の前置詞「aan」とも関連がある。「hang on」と「hold on」の違い
英熟語「hold on」は、物に「しっかりとつかまる」、物を「固定する」、困難な状況で「頑張る」「ふんばる」といった意味を表現する。さらにスラングとして「ちょっと待って」という意味を持つ。「hang on」と「hold on」はスラングを含めてほぼ同じ意味を持ち、置き換えることは可能である。ただし「ちょっと待って」を意味する場合、「hold on」の方が「hang on」より丁寧とされている。したがってビジネスシーンでは「hold on」が使用されることが多い。またより丁寧な表現として、「please hold on(少しお待ち下さい)」とすることが可能である一方で、「please hang on」とは原則表現されることはない。「hang on」の類語
「しっかりとつかむ」「しがみつく」といった意味の「hang on」の類語として、「つかむ」を意味する「grip」「clutch」「grasp」「hold on」が挙げられる。「ふんばる」「持ちこたえる」といった意味の類語には、「辛抱する」を意味する「persevere」や、「継続する」を意味する「keep on」「carry on」「go on」「hold on」がある。「ちょっと待って」という意味の類語として、「待つ」を意味する「wait」「wait a minute」「stop」「hold on」が挙げられる。「hang on」を含む英熟語・英語表現
「hang on, please」とは
「少々お待ちください」を意味する。ただし「hang on」はカジュアルな表現のため、「please」と一緒に使用されることはほとんどない。
「let's hang on」とは
「~をしっかりとつかんで」「~を決して離さないで」といった意味を表現する。またアメリカのロック・ポップ・グループ「フォー・シーズンズ」が1965年にリリースした楽曲が「Let's Hang On!」である。
「hang up on me」とは
「私との電話を一方的に切る」を意味する。
「hang on」の使い方・例文
「hang on」の使い方として、以下の例文が挙げられる。・During the earthquake, I hung on to the pillars of my house.(地震の間、私は家の柱にしがみついた)
・She hung on to any unreasonableness.(彼女はどんな理不尽に対してもふんばった)
・The tournament will be held hanging on the weather tomorrow.(大会の開催は明日の天気次第である)
・Hang on, someone's coming home.(ちょっと待って、誰か家に来たみたい)
「hang on」の発音・読み方
「hang」の発音記号は、「hǽŋ」と表記される。「hang」の読み方は、カタカナで「ハング」と表記される。「ハング」の「ハ」の部分にアクセントを付けて発音する。「on」の発音記号は、アメリカ英語で「άn」、イギリス英語で「ɔn」と表記される。「on」の読み方をカタカナで表記すると、アメリカ英語で「アン」、イギリス英語で「オン」となる。「アン」の「ア」、「オン」の「オ」の部分にアクセントを付けて発音する。したがって「hang on」は「ハングアン」「ハングオン」と発音する。「hang on」の活用変化一覧
「hang on」の活用形は、三人称単数現在形が「hangs on」、動名詞・現在分詞が「hanging on」、過去形が「hanged on」、過去分詞が「hung on」と変化する。ハングオン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/22 06:42 UTC 版)
ハングオフはオートバイの乗車技術のひとつ。カーブを走行する際、車体の左右の中心線よりも内側の低い位置に乗員の身体を移動させることを言う。英語での正しい呼び方はハングオフ(英: hang off)だが、日本ではハングオンと呼ばれることも多い。
- ^ a b “ライテク実践講座・安定したライディングフォームとは?”. 株式会社バイクブロス. 2011年10月3日閲覧。
- ^ “ライテク実践講座・ライディングスタイルを考える”. 株式会社バイクブロス. 2011年10月3日閲覧。
- ^ 世界GP500ccクラスで1978年から1980年まで3年連続チャンピオン。
- ^ 世界GP250ccクラスで1972年にチャンピオン。
- ^ ヒュー・アンダーソンやマイク・ヘイルウッドやジム・レッドマンなど。日本人では片山義美など。
- 1 ハングオンとは
- 2 ハングオンの概要
- 3 関連項目
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