古ノルド語
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古ノルド語(こノルドご、norrǿnt mál、 英語: Old Norse, ON)とは、インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派北ゲルマン語群に属する言語である。古北欧語(こほくおうご)とも。
注釈
出典
- ^ たとえば三省堂『言語学大辞典』「古ノルド語」の項。ただし当項目では、8世紀以後の諸方言(古アイスランド語など)を古ノルド語、8世紀以前を「原始ノルド語」(ノルド祖語のこと)と呼ぶ事例についても触れている。
- ^ Harbert, Wayne. The Germanic Languages. Cambridge: Cambridge Univ. Press, 2007. 7-10.
- ^ a b c d e f g Old Norse Online: Lesson 1 - 1. The Alphabet
- ^ Málsnjallr-Máttigr; Mánuðr, alternated with mónoðr
- ^ 下宮・金子 (2006): p.21.
- ^ 例えばヘンリー・スウィート『An Icelandic Primer』(1895年、[1])など。
- ^ Old Norse Online: Lesson 1 - 2.1. Consonants
- ^ 下宮・金子 (2006): p.22
- ^ ウォルシュ, p. 21
- ^ 下宮・金子, p.27.
- ^ 下宮・金子, p.35.
- 1 古ノルド語とは
- 2 古ノルド語の概要
- 3 他言語との関係
- 4 音韻
- 5 文法
- 6 脚注
古ノルド語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:28 UTC 版)
中世のヴァイキングは東ヨーロッパでの拡大を通してヴァリャーグなどでビザンティン帝国との接点があり、古ノルド語ではミクラガルズ Miklagarðr(mikill は「大きな」や「偉大な」、garðr は「街」)、後にミクラガード Miklagard を使っていた。今日でもこの語はアイスランド語のミクリガルドゥール Mikligarður やフェロー語のミクラガルドゥール Miklagarður の語に残っている。
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古ノルド語
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詳しくはルーン石碑を参照。 ルーン石碑の多くは文学的な目的よりも実用的な目的を持つもので、従って主に歴史学者や文献学者の関心の対象である。また、いくつかのルーン石碑は魔術や呪術の目的で使われていたものであり、碑文は本質的に意味をなす文章ではない。例外的に文学的価値を有するもっとも特筆すべきものは西暦800年ごろのレーク石碑で、レーク石碑はこれまでに知られている最長の碑文を持ち、サガや伝説のさまざまな詩句の抜粋が含まれ、頭韻法(fornyrdislag)など種々の韻律の形式によって綴られている。一般にはこれがスウェーデン文学の黎明とみなされている。
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古ノルド語
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「スウェーデン語の歴史」の記事における「古ノルド語」の解説
詳細は「古ノルド語」を参照 8世紀、スカンディナヴィア地方のゲルマン語(原ノルド語)から古ノルド語が成立した。ゲルマン語はもともとルーン文字で書かれていたが、原ノルド語が24文字からなる古フサルクで書かれているのに対し、古ノルド語は16文字からなる新フサルクで書かれている。文字数が限られたことで、古ノルド語では1つのルーンが複数の音素に対応することになった。たとえば母音uに対する文字がo, ø, yにも用いられ、iに対応する文字がeにも用いられるといった具合である。 次いで東西2つの良く似た方言、古西ノルド語(ノルウェーおよびアイスランド)と古東ノルド語(デンマークおよびスウェーデン)に分かれた。古東ノルド語の特徴は、元々の二重母音æiが古東ノルド語では単母音eに、auとøyがøになるということである。これに対して古西ノルド語では、それぞれei、au、eyと二重母音のままである。 12世紀初めごろから、デンマークとスウェーデンの方言が分かれ始める。大雑把に言えば変化はデンマーク側で先に起きる傾向があり、それがシェラン島からスウェーデン中部にかけていくつかの等語線をつくりながら不均等に伝播していった。こうした変化の中には現代スウェーデン語にはまだ起きていないようなものもあるので、スウェーデン語のほうがより古い形を残しているとも言えるが、それでもだいたいにおいてこの2つの言語の間の差は小さなものである。
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古ノルド語
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北ゲルマン祖語では後ろにj(子音)が来たとき (*skunja > skyn)、または長音節の後にi(母音)が来たとき(*gastiR > gestr, しかし *staði > *stað のまま)に起こる。後者は短音節にも起こることがある (*kuni > kyn, *komiR > kømr)。
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