ネイティブアメリカンとは? わかりやすく解説

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ネイティブ‐アメリカン【Native American】


ネイティブ・アメリカン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 18:44 UTC 版)

ネイティブ・アメリカン(Native Americans ネイティヴ・アメリカン)は、アメリカ合衆国先住民族の総称。1492年ヨーロッパ系白人が現在の北米地域に到達する以前に、現地に居住していた民族の総称である。この集団のアイデンティティ形成には、地域文脈、居住地域における同胞民族の存在、ネイティブアメリカン特別保留地との距離等の要素が関連している。2013年現在、連邦政府が認める部族集団は566、州政府レベルではさらに70の集団が存在するといわれている[1]


原語表記

  1. ^ : berdache
  2. ^ オジブウェー語ラテン翻字: niizh manidoowag
  3. ^ : Children Learn What They Live
  4. ^ : Corn Maiden
  5. ^ : Corn Mother
  6. ^ : National Shrine of the North American Martyrs
  7. ^ : Mathew KingNoble Redman
  8. ^ : Kill the Indian to save the Man.

注釈

  1. ^ Q系統は欧州の白人に多いR系統に最も近縁で、次いで漢民族朝鮮民族大和民族等の東アジアで最多を占めるO系統とも近縁な系統である。
  2. ^ バリー・フェルはアルゴンキン族モンゴロイド(モンゴル族)とコーカソイド(ヨーロッパ人)の混血民族としており、西部ほどモンゴロイドの血が濃く、東部ほどコーカソイドの血が濃いという。その理由として紀元前にヨーロッパ方面から北アメリカに入植者があったとしている。アルゴンキアン族は、祖先が海を渡ってやってきたという伝承を持ち、ヨーロッパ地中海と共通する星座の概念を持つという。アルゴンキアン族のなかでも特に東部アルゴンキアン族は南ヨーロッパ地中海の人種に酷似しており、アルゴンキン諸語の特に東部の言語の語彙にはヨーロッパ起源のものが数多くみられるという。
  3. ^ 伝統食文化が破壊された今も、松の実はその味の良さから変わらず人気がある。
  4. ^ ゲルマン人フランク人は、共通の髪型を部族の帰属や身分を表すのに用いた。
  5. ^ インディアンを先祖に持つアメリカ人はおよそ80%が混血である。2100年までには、10人のうち9人が混血になると見込まれている。
  6. ^ 西: Bosque Redondo
  7. ^ これら州によるカジノ禁止決定に対する抗議デモの参加者には失業した白人カジノ従業員の姿も多い。

出典

  1. ^ 武井2013, 68頁
  2. ^ [1] Counting the Dead: Estimating the Loss of Life in the Indigenous Holocaust, 1492-Present David Michael Smith University of Houston-Downtown
  3. ^ 『American Holocaust』(David Stannard,Oxford University Press, 1992)
  4. ^ [2]
  5. ^ [3]
  6. ^ [4]
  7. ^ [5]
  8. ^ Frank, JW; Moore, RS; Ames, GM (2000). “Historical and cultural roots of drinking problems among American Indians”. Am J Public Health 90 (3): 344–51. doi:10.2105/ajph.90.3.344. PMC 1446168. PMID 10705850. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1446168/. 
  9. ^ Brown, Dee (1971). Bury My Heart at Wounded Knee. New York: Henry Holt 
  10. ^ Gilbert Quintero "Making the Indian: Colonial Knowledge, Alcohol, and Native Americans." American Indian Culture and Research Journal, 2001, Vol. 25, No. 4, pp. 57–71
  11. ^ Barbash, Fred; Elkind, Peter (1980年7月1日). “Sioux Win $105 Million” (英語). The Washington Post. ISSN 0190-8286. https://www.washingtonpost.com/archive/politics/1980/07/01/sioux-win-105-million/a595cc88-36c6-49b9-be4f-6ea3c2a8fa06/ 2021年12月22日閲覧。 
  12. ^ バリー・フェル(著)、喜多迅鷹・元子(訳)『紀元前のアメリカ』(1981)草思社
  13. ^ Calloway, Colin G. "Native Americans First View Whites from the Shore". American Heritage, Spring 2009. Retrieved 09 May 2022
  14. ^ The American Indian and Alaska Native Population: 2010”. U.S. Census (2012年1月). 2010年6月2日閲覧。
  15. ^ ACS DEMOGRAPHIC AND HOUSING ESTIMATES 2014 American Community Survey 1-Year Estimates Asian Indian alone – New York City”. U.S. Census Bureau. 2020年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月6日閲覧。
  16. ^ 佐藤円「寡頭制か民主制か――強制移住直前のチェロキー族の政治体制に関する評価をめぐって」『法政史学』第50号、法政大学史学会、1998年3月、110頁。 
  17. ^ LeBow, Diana. “Rethinking matriliny among the Hopi”. Women in Search of Utopia: Mavericks and Mythmakers. Schocken. p. 18 
  18. ^ Fassett, Sarah (1986年). “Navajo Women's Story 1868 to 1960: Separation of the Sexes”. Georgetown Law Library. 2023年6月30日閲覧。
  19. ^ Diane-Michele Prindeville (March 2004). “Feminist Nations? A Study of Native American Women in Southwestern Tribal Politics”. Political Research Quarterly (Sage Publications) 57 (1): 101-112. 
  20. ^ Sally Roesch Wagner (2020年12月14日). “How Native American Women Inspired the Women’s Rights Movement”. 2023年6月30日閲覧。
  21. ^ 江守五夫『母権と父権』1973、149-151頁。 
  22. ^ The History of New York State
  23. ^ a b エリコ・ロウ『太ったインディアンの警告』生活人新書 18~19頁
  24. ^ Lechtman, H. & Klein, S. (1999). “The Production of Copper–Arsenic Alloys (Arsenic Bronze) by Cosmelting: Modern Experiment, Ancient Practice”. Journal of Archaeological Science 26 (5): 497–526. doi:10.1006/jasc.1998.0324. 
  25. ^ Coupland, G., Mackie, Q. & Matson, R.G. (2003) Emerging from the Mist: Studies in Northwest Coast Culture History. Vancouver: UBC Press. [6]
  26. ^ A Brief History of the Native American Church by Jay Fikes. URL accessed on February 22, 2006.
  27. ^ Melton, J. Gordon. Encyclopedia of American Religions. Gale (publisher). p. 423. ISBN 978-0-7876-6384-1 
  28. ^ La catastrophe démographique" (The Demographic Catastrophe) in L'Histoire n°322, July–August 2007, p. 17
  29. ^ Trail of Tears history.com
  30. ^ Dr. Martin Luther King, Jr., Black People and Indigenous People: How We Cash This Damn Check”. Huffington Post. 2022年5月9日閲覧。
  31. ^ Sacheen Littlefeather
  32. ^ Nationwide Racial Equity Groups Organize in Support of Racial Healing Groups Support NDORH with Prayer Vigil and Tele Town Hall”. NAACP. 2022年2月11日閲覧。
  33. ^ 武井2013, 72頁


「ネイティブ・アメリカン」の続きの解説一覧

ネイティブアメリカン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/08 06:40 UTC 版)

アルカディア (カリフォルニア州)」の記事における「ネイティブアメリカン」の解説

8,000以上にわたってアルカディアはトングバ族の領域一部であった。彼らの領域ロサンゼルス盆地からサンフェルナンド・バレーに跨っていた。領域境界流動的で、北はサンタスザーナ山脈サンバーナディーノ山脈、西はサンタモニカ山脈、シミヒルズ、東はサンジャシント山脈サンタアナ山脈、南はサンタカタリナ島まで広がっていた。現在アルカディアにあるトングバ族の居住地はAlyeupkignaとして知られている。

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ネイティブアメリカン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 06:46 UTC 版)

鼻削ぎ」の記事における「ネイティブアメリカン」の解説

ルース・ベネディクトの『文化の型によれば平原地方では、妻の姦通対す報復行為は、妻の鼻の肉を切り落とすことであり、これは西南地方においてもアパッチ族のようなプエブロ以外の諸民族行われたと記す。ただしズニ族に関しては、妻の不貞に対しても全く厳し取り扱いは行わなかったとする(『文化の型初版1973年 訳者米山俊直 p.162)。

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ネイティブ・アメリカン

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ディエンビエンフー (漫画)」の記事における「ネイティブ・アメリカン」の解説

リトル・ママ リトルお母さん彼に対し「お前は生きる覚悟出来ていない」と説教をした。ジョン・ウェイン好き。

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ネイティブ・アメリカン

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アメリカ先住民」の記事における「ネイティブ・アメリカン」の解説

近年アメリカ合衆国では「インディアン」という呼称自体差別的であるとして、また間違った命名の歴史反映としているとして使わなくなってきている。アメリカ合衆国ではMLB球団クリーブランド・インディアンスがこれを理由に、2022年からクリーブランド・ガーディアンズ改称した。 現在、アメリカ合衆国では、先住民は「ネイティブ・アメリカン」と呼ばれることが多い。この単語は、アメリカ合衆国内務省インディアン管理局(BIA)の意向受けてインド人」を祖先に持つ「インド系アメリカ人」と区別するために、人類学者作った造語である。1960年代BIAが、そのサービス対象グループに対して使用始めた。 ネイティブ・アメリカンはアメリカ合衆国内先住民全般、つまり「インディアン」、「サモア人」、「ミクロネシア人」、「アレウト」、「ハワイ人」、「エスキモー全てを含む場合がある。当初インディアンアラスカ先住民(アラスカ・インディアン、エスキモー、アレウト)を指しており、のちに連邦枠組みに入るハワイ先住民太平洋諸島民などを含むようになった。 一方歴史的呼称としてのインディアン」に誇りをもつインディアン達の中には、これをあくまで自称し、またその名称を替えること自体差別的であるとするものもいる。インディアン運動家たちには『アメリカ・インディアン』を主張するものもある。(→ネイティブアメリカンの呼称論争英語版)) 「アメリカン・ヘリテージ英語辞典第4版」には、「『ネイティブ・アメリカン』の承認は、『インディアン』の消滅をもたらさなかった。一度ブラック』が好まれるうになると、あっという間にニグロ』が嫌われたのとは異なり、『インディアン』はアメリカ人大多数で、決し嫌われることはなかった。」との記述見られるチェロキー族作家であるクリスティーナ・ベリーは「アメリカ・インディアン」も「ネイティブ・アメリカン」も、両方とも、様々なインディアン民族違いをぼかすので使用避け各部族名を使うべきであると主張している。

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ネイティブ・アメリカン(Native American tribes)

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ネバーランド」の記事における「ネイティブ・アメリカン(Native American tribes)」の解説

ロストボーイズ違って老若男女いる。

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