えいごじてん【英語辞典】
読み方:えいごじてん
《原題A Dictionary of the English Language》サミュエル=ジョンソンの編纂による、英国初の学術的語学辞典。1755年刊。全2巻。
英英辞典
英英辞典(えいえいじてん)は、英語の単語を英語で定義、説明している辞典である。
概要
英英辞典は英語話者にとっての国語辞典であるが、英語圏に属さない日本においては外国人学習者向け英英辞典 (monolingual learner's dictionary) をさすことが多い。学習者向け英英辞典は語釈(語の定義)に用いる単語を易しいものに制限したり、語法やコロケーションの記述に重点を置くなど、英語を母語としない外国人でも理解しやすいように工夫されている。研究社の新英英辞典のような日本で作られたものも一部存在するが、それらはマイナーな存在であり、大部分は欧米で制作されている商品に日本で外箱や付録の小冊子を付けただけのものである。
主な母語話者向け英英辞典
- オックスフォード英語辞典 (OED)
- オックスフォード英英辞典 (ODE)
- アメリカ英語辞典 (DAE)
主な学習者向け英英辞典
- オックスフォード現代英英辞典 (OALD)
- ロングマン現代英英辞典 (LDOCE)
- ロングマン現代アメリカ英語辞典 (LAAD)
- コリンズ・コウビルド英英辞典 (CCAD)
- マクミラン英英辞典 (MEDAL)
- ケンブリッジ英英辞典[1] (CALD)
- ウェブスター現代英英辞典
関連項目
脚注
- ^ “CambridgeLearner's Dictionary”. Cambridge University Press. 2022年7月26日閲覧。
英語辞典
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 02:20 UTC 版)
「サミュエル・ジョンソン」の記事における「英語辞典」の解説
この時代の辞典に不満があったロンドンの本屋業界が1746年6月18日の朝 1,500ギニー(2022年の円換算で約4千万円)でジョンソンと執筆依頼契約した。こうして生まれたのが『英語辞典』 (A Dictionary of the English Language) である。編纂にあたりパトロンとしてチェスターフィールド卿を頼ったが断られ、独力で完成させた。 『英語辞典』には以下に示すような皮肉に富んだ語釈も含まれていたが、これらは第2版以降で修正されていることが多い。 oat(オート麦)=穀物。イングランドでは一般に馬に与えられ、スコットランドでは人が食べている(エンバクを参照)。 tarantula(タランチュラ)=昆虫。これに咬まれると音楽以外に治療法はない。 lexicographer(辞書編集者)=辞書を書く人。文章を書き写し、言葉の意味を説明するという仕事をこつこつとこなす無害の人(a harmless drudge)。 dull(退屈な)=活力のない、楽しくないこと。例:辞書作りは退屈な仕事だ。 fart(屁)=体の後ろから空気を吹き出すこと。 As when we a gun discharge, 「大砲を発射する時のようにAlthough the bore be ne'er so large, ただし口径はさほど大きくはないBefore the flame from muzzle burst, 砲口から火を噴く前にJust at the breech it flashes first; 砲尾で爆発So from my lord his passion broke, こうして閣下は癇癪を起こされ、 He farted first, and then he spoke. Swift. 屁を一発、それから口を開かれた」(スウィフト) patron(パトロン)=支持し、擁護し、援助する人。たいていは尊大な態度で保護し、お追従という代償を得る見下げ果てた人間。
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「英語辞典」の例文・使い方・用例・文例
- オックスフォード英語辞典.
- 英国の辞書編集者で、オックスフォード英語辞典の共同編集者(1872年−1966年)
- ポケットオックスフォード英語辞典
- コンサイスオックスフォード英語辞典
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