ナイキック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 23:52 UTC 版)
機体諸元指揮官及び特務部隊用ナイキック (仕様は C型) 型式番号 MBG-24C 所属 新統合軍「チラム」 乗員 1名 開発者 新中州重工業/ストンウェル/ベルコム社共同開発 全長 フライトフォーム: . mガウォーク: . mバトロイド:3.4m 全幅 主翼展張時: . m(バトロイド:6.0m) 全高 フライトフォーム: . mガウォーク: . mバトロイド:9.0m 空虚重量 37,050kg 全備重量 - 機関 新中州重工業 / P&W / RRFF-2062W 熱核反応エンジンx 2(副機:慣性制御ユニット/エマーン商品番号MM4x1) 推力 11,500kg×2(副機慣性制御可能質量47,050kg) 最高速度 426km(高度150m:フライトフォーム)320km(ガゥオーク) 標準武装 マウラー PBB-227 ビームガン x 1PBB-196 ビーム・ガン x 2(両腕) 選択武装 アストラZ86C-71A三連ショットキャノンマルコーニNM71Aナパームミサイルシステム(16発)レイセオン DTE-07ディテクター(無人偵察/軽攻撃機)x 2〜8など ナイキック・コマンダー(MBG-24C) チラムの最新鋭戦闘デバイス。単座。チラムでは初の慣性制御システムが導入されており、機動時のG対策が大幅に改善されている。第12話から登場。 オーガスに対抗してフライトフォーム、ガウォークフォーム、バトルフォームの3形態に可変するように設計された。 指揮官用に特化されたのが C型(コマンダータイプ)であり、頭部と武装、塗装が暗灰色でA型(スタンダードタイプ)とは異なる。 複雑高度な変形構造を有するナイキックは、通常の機動兵器の開発経過とは逆に、高品位だが高価なC型が試作機 → 増加試作機 → 指揮官 及び 特殊部隊用として先行開発され、これらのシステムの内、量産に向かない箇所を、武装も含め順次簡略化・省工程化(デチューン)することで、標準型であるA型(スタンダードタイプ)が開発された。 劇中ではアテナとオルソンが使用した。 模型ではナイキック・アテナ、ナイキック・オルソンという商品名で販売されたが“配色と手持式火器の相違のみの差異”(ベース地に機首周りがアテナが黄色、オルソンは灰色)で、どちらも同じコマンダータイプである。 武装は以下の通り。手持式火器(フライトフォームでは主翼上面、ガウォークフォームでは脚部外側に装着される)レーザーピストル(オルソン/一般兵が使用。設定書に曰く「静かな武器」)。 三連装ショット・キャノン(アテナが使用。設定書に曰く「ハデな武器」)。 ミサイル(脚部(フライトフォームでは主翼)左右(同上下)パイロンに各4発ずつ、計16発装着される)。 短射程大型ビーム砲(機首の嘴状部分に設置された主砲。嘴のカバーが上下に開いて砲口が現れる。装備位置の関係上、バトルフォームでは股間部になるので使用不可能)。 ビームガン(両椀部に装備された副砲。全形態で使用可能)。 ナイキック・スタンダードタイプ(MBG-24A) 一般兵の使用するナイキック。イシュキックと違い、形状や性能は指揮官用とほぼ同等。水色に塗装されている。 ナイキックはスペック的には高性能であるが、機構が複雑になった分、整備/稼働率は従来機に比較して劣り、劇中でも故障によってオルソン機が墜落するなどの描写がある。同様に長期間支援を受けずに行動していたイシュキック装備のヘンリー隊に同様なトラブルの描写が見られないことと比べると、本機はイシュキック並の機体信頼性に到達しているとは言えず、不完全さを内包したままとにかく戦力化を急いだ「まだ、充分練り上がっていない」機体とも見られる。
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