チャールズ・サンダース・パースとは? わかりやすく解説

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チャールズ・サンダース・パース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/25 22:51 UTC 版)

チャールズ・サンダース・パース[注釈 1]: Charles Sanders Peirce1839年9月10日 - 1914年4月19日[1])は、アメリカ合衆国哲学者論理学者数学者科学者であり、プラグマティズムの創始者として知られる。


注釈

  1. ^ "Peirce"は、彼の一家においては、ちょうど英単語の"purse"のように「パース」と発音される( "purse"の発音[ヘルプ/ファイル])。"Note on the Pronunciation of 'Peirce'", The Peirce [Edition] Project Newsletter, Vol. 1, Nos. 3/4, Dec. 1994, Eプリントを参照。
  2. ^ 在任、1869-1909
  3. ^ 天文学者としてのパースについてはMoore and Robin, 1964の中のLenzenの章を参照
  4. ^ この定義は1983年まで採用され続けた(Taylor 2001:5)。
  5. ^ パースの『センチュリー事典』への寄稿についてはUQÀM (Université du Québec à Montréal) 内のthe Peirce Edition Project (PEP)参照。
    『センチュリー事典』自体はここでオンライン(無料)とCDの両方で利用できる。
  6. ^ パースは同誌の編集者Wendell Phillips Garrisonと友人になった。
  7. ^ これが、パースが自分の氏名にサンティアゴ、つまりスペイン語の「聖ジェームズ」(Saint James) を加えた動機だったと言われてきた (Joseph Brent 1998:315–16, 374)。だが、パースは1890年1891年、そして1892年に印刷物の中で「チャールズ・サンティアゴ・パース」と名指しされている。ブレントはパースが自分の動機をMS 318で説明しているのを見つけたと主張したが、他の研究者たちはそれを見つけていない。
  8. ^ "Orders of Infinity" (MS of 1860), News from the Peirce Edition Project, September 2010 (pdf). p.6に手稿のテクストがある。
  9. ^ 実際の現代の論理学の世界は芳醇である。論理学の歴史#戦後論理学を参照のこと。
  10. ^ 本段落の内容は、"The Doctrine of Chances" (1878) の第一節の議論に依拠している。EP1, pp.142-144:Eprintを参照。

出典

  1. ^ Charles Sanders Peirce American philosopher and scientist Encyclopædia Britannica
  2. ^ 哲学者ポール・ワイスの発言。Weiss, Paul (1934), "Peirce, Charles Sanders" in the Dictionary of American Biography. Arisbe Eプリント.
  3. ^ ブレントの伝記による
  4. ^ Peirce, Charles S. 1881. "On the Logic of Number." American Journal of Mathematics vol. 4:85-95. Reprinted in CP 3.252–88;W4, pp.299–309. EPrint
  5. ^ Introduction by Max H. Fisch in W1, p.xxvii.
  6. ^ CP 1.4
  7. ^ CP 1.6
  8. ^ W2, p.1
  9. ^ : On a New List of Categories、EP1, pp.1-10;W2:49-58. EPrint.
  10. ^ CP 2.340 (1899)
  11. ^ CP 8.213 (1905)
  12. ^ EP1, p.6;W2, p.54
  13. ^ : accidents
  14. ^ : firstness
  15. ^ : secondness
  16. ^ : thirdness
  17. ^ : likenesses
  18. ^ : indices
  19. ^ : symbols
  20. ^ EP1, p.7;W2, p.56
  21. ^ "The Three Normative Sciences" (1903), EP2, p.197.
  22. ^ 「[論理学は]研究の方法を考案するアート、すなわち方法の方法である」(CP 7.59)。
  23. ^ EP 2, p.48
  24. ^ "Questions Concerning Certain Faculties Claimed for Man" (1868), EP1, 11-27;W2:193-211;EPrint
  25. ^ EP1:11-12.
  26. ^ EP1:25.
  27. ^ EP1:26.
  28. ^ "Some Consequences of Four Incapacities" (1868), EP1:28-55;W2:211-242;EPrint
  29. ^ EP1:30.
  30. ^ "A Boolean Algebra with One Constant" (MS of 1880–81), CP 4.12–20;W4, pp.218-21.
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  32. ^ "The Order of Nature" (1878), EP1, pp.170-185:EPrint
  33. ^ "Design and Chance" (1884), EP1, pp.215-224;W4:544-554.
  34. ^ "A Guess at the Riddle" (1887-1888), EP1, pp.245-279:Eprint
  35. ^ EP1, pp.285-297:Eprint
  36. ^ EP1, pp.298-311:Eprint
  37. ^ EP1, pp.312-333:Eprint。上山春平による日本語訳が『世界の名著』第48巻(中央公論社,1968年)に収録されている。
  38. ^ EP1, pp.334-351:Eprint
  39. ^ EP1, pp.352-371:Eprint。上山春平による日本語訳が『世界の名著』第48巻(中央公論社,1968年)に収録されている。
  40. ^ Charles S. Peirce. 1992. Reasoning and the Logic of Things:The Cambridge Conferences Lectures of 1898, eds. Kenneth Laine Ketner & Hilary Putnam. Cambridge:Harvard University Press. 伊藤邦武による日本語訳が『連続性の哲学』(岩波書店,2001年)として出版されている(ただし第二講義「推論の種類」および第五講義「推論の訓練」は省略されている)。
  41. ^ EP1, p.299.
  42. ^ EP1, pp.307-309.
  43. ^ "Synechism" in Dictionary of Philosophy and Psychology, Vol. II (1902), CP 6.173.
  44. ^ Potter, Vincent G. & Paul B. Shields. 1977. "Peirce's Definitions of Continuity." Transactions of the Charles S. Peirce Society vol. 13, no. 1:20-34.
  45. ^ CP 4.219
  46. ^ Cantor, Georg. 1874. "Ueber eine Eigenschaft des Inbegriffes aller reellen algebraischen Zahlen." Journal für die Reine und Angewandte Mathematik 77:258–262.
  47. ^ "The Bedrock Beneath Pragmaticism" (1906), CP 6.176.
  48. ^ CP 4.642
  49. ^ RLT pp.159-160
  50. ^ NEM 3:747
  51. ^ CP 8, Bibliography General (MS of 1893, The Grand Logic)
  52. ^ a b EP2, p.3
  53. ^ EP2, p.2
  54. ^ CP 5.433
  55. ^ EP1, p.332
  56. ^ "The Architecture of Theories" (1891), EP1, p.293
  57. ^ "A Detailed Classification of the Sciences" in Minute Logic (1902), CP 1.203-283:Eprint;"An Outline Classification of the Sciences" in "A Syllabus of Certain Topics in Logic" (1903), CP 1.180-202:[1]を参照。
  58. ^ CP 1.241
  59. ^ CP 1.242
  60. ^ "The Basis of Pragmaticism" (1906), EP2, pp.372-372
  61. ^ "Letter, Peirce to A. Marquand," dated 1886, W5, pp.541–543. また、Burks, Arthur W. 1987. "Review:Charles S. Peirce, The New Elements of Mathematics." Bulletin of the American Mathematical Society vol. 84, no. 5:913-918, p.917:EPrintを参照。


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チャールズ・サンダース・パース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/16 17:30 UTC 版)

アメリカ合衆国の哲学」の記事における「チャールズ・サンダース・パース」の解説

博学であり、論理学者数学者哲学者および科学者であるチャールズ・サンダース・パース(1839年-1914年)が1870年代に「プラグマティズム」という言葉初め使ったパース知識人対話を行う形而上学クラブ会員であり、他にもショーンシー・ライト、後のアメリカ合衆国最高裁判所判事オリバー・ウェンデル・ホームズ・ジュニア、およびプラグマティズム初期哲学者ウィリアム・ジェームズがいた。パース記号論論理学および数学分野豊富な論文提出したことに加えプラグマティズム基礎作った考えられる論文信念固定」(1877年)と「如何に概念明確にするか」(1878年)(いずれも英文)を著した。 「信念固定」では、人の信念固定するときに、疑念打ち勝つ科学的方法優秀さ論じている。「如何に概念明確にするか」では、後にプラグマティズムの格率呼んだものの要約としてプラグマティズム論じている。「プラグマティックな意味がある考えられるどのような効果を我々の概念対象とするかを検討するそうすればこれら効果に関する概念対象に関する概念全体である」。ある概念の意味には効果認識含み実際プラグマティック効果自体はっきりしたものではないことに注意要する格率とは生じてくる混乱例えば正式のものにするがプラグマティック違いではない特徴によって生じ混乱明確にすることが意図される伝統的に人はある概念部分分けて分析する例えば、真実の定義をある記号のその対象対する対応として)。その必要だ限定され段階対し、その格率はさらにプラグマティック性格指向した段階加える(例えば、真実の定義を探究理想的目的として)。 これが実験的省察方法としてのプラグマティズム神髄であり、考えられる確認できる環境確認できない環境という言葉概念行き着く。すなわち実験仮説創出に有効であり、検証採用改良資する方法である。パース典型的であるのは、演繹的合理主義帰納的実験主義の間に通常ある基本的代案にはないものとして実験仮説推論に関する関心である。ただし、パース自身論理学数学者であり統計学創設者でもあった。 パース哲学には包括的3つのカテゴリー(一項性、二項性、三項性)、可謬主義批判的常識主義(可謬だが徹底的に懐疑的ではない)、形式的記号論としての論理学記号学要素記号等級推論形式および探求方法を含む)、学究的実在論有神論客観的観念論、および空間時間及び法則連続性現実に関する信念や、偶然性現実における信念機械的必要性および宇宙で働く原理とその進化形としての創造的愛が含まれている。

※この「チャールズ・サンダース・パース」の解説は、「アメリカ合衆国の哲学」の解説の一部です。
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