ジェームズ【James】
ウィリアム・ジェームズ
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ウィリアム・ジェームズ(英語: William James, 1842年1月11日 - 1910年8月26日)は、アメリカ合衆国の哲学者、心理学者である。意識の流れの理論を提唱し、ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』や、アメリカ文学にも影響を与えた。パースやデューイと並ぶプラグマティストの代表として知られている。弟は小説家のヘンリー・ジェームズ[1]。著作は哲学のみならず心理学や生理学など多岐に及んでいる。心理学の父である。
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ウィリアム・ジェームズ
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「アメリカ合衆国の哲学」の記事における「ウィリアム・ジェームズ」の解説
ウィリアム・ジェームズ(1842年-1910年)は「生理学、心理学および哲学におけるまたその間の最初の思想家」である。『宗教的経験の諸相』、記念碑的研究書『心理学原理』および講義録『信ずる意志』の著者として有名である。 ジェームズはパースと共に徹底的に新しい哲学思考法に精緻化される親しみやすい姿勢を具体化するものおよびディレンマを解決するものとしてプラグマティズムを見ていた。1910年の著書『プラグマティズム:思索の古い方法につけた新しい名称』(英文)で次のように書いている。 我々の思考全ての根にある理解できる真実ははっきりしていても微妙であり、それらのどれも優れたものではないので実際に可能な差異以外の何物にも依存しない。ある対象に関して我々の思考に完全な明晰さを得るには、その対象が持っている実用的な種類の認識できる効果をのみ考える必要がある。つまりそれからどのような感覚を期待し、どのような反応を用意しなければならないかである。 ジェームズは対象間の関係は対象自体と同じくらい現実であると主張するその徹底的プラグマティズムでも有名である。また真理には実際に複数の正しい答えがあると考えることでは多元論者でもある。真理の対応理論を拒否し、真理には信念、世界についての事実、その他背景的信念およびこれら信念の将来的結果を含むと主張した。ジェームズはその後半生で、究極の実在はある種のものであり、精神的でも肉体的でもないという見解である中立一元論を採用するようになった。
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「ウィリアム・ジェームズ」の例文・使い方・用例・文例
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アメリカ合衆国の心理学者 | リチャード・ガートナー エドワード・ソーンダイク ウィリアム・ジェームズ ゴードン・オールポート ヴォルフガング・ケーラー |
アメリカ合衆国の哲学者 | アイン・ランド ジェリー・フォーダー ウィリアム・ジェームズ ロバート・ノージック フランシス・シェーファー |
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