タキ8000形とは? わかりやすく解説

タキ8000形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 08:06 UTC 版)

国鉄タキ8000形貨車」の記事における「タキ8000形」の解説

タキ8000形は、ホルマリン専用の30t 積タンク車として1960年昭和35年)から1968年昭和43年)にかけて11ロット26両(アコタキ8000 - コタキ8025)が日立製作所三菱重工業富士重工業にて製作された。また1969年昭和44年)には2両(コタキ8026・コタキ8027)が汽車製造にてタ580形(タ597・タ1588)より改造の上形式編入された。以上合12ロット28両が製作された。 全長 12 m 以下の車の記号番号表記は、特殊標記符号「コ」を前置し「コタキ」と標記する。又アルミニウム製の車は更に「ア」を前置し「アコタキ」と標記する。車体には「純アルミ」、「連結注意」と標記された。 1979年昭和54年10月より化成品分類番号96」(有害性物質毒性のあるもの)が標記された。 本形式の他にホルマリン専用種別とする形式には、タ3050形、タム3050形タサ5100形タキ9700形、タキ14900形の5形式が存在した落成時の所有者は、日本水素工業三菱化成工業東洋高圧工業三井物産住友化学工業三菱江戸川化学であった日本水素工業所有車は1960年昭和35年9月28日に5両(アコタキ8002 - アコタキ8006)が三菱商事へ、1971年昭和46年6月5日に4両(アコタキ8000、アコタキ8001コタキ8012、コタキ8013)が日本化成それぞれ名義変更された。 三菱江戸川化学所有車は1971年昭和46年12月17日に7両(コタキ8021 - コタキ8027)が三菱瓦斯化学名義変更された。 住友化学工業所有車は1972年昭和47年9月1日に1両(コタキ8016)、1973年昭和48年1月24日に1両(コタキ8015)が日本石油輸送名義変更された。 タンク体はロットによりさまざまな形態がありアルミニウム製ステンレス鋼製の2種類材質があった。更に一部ステンレス鋼製のものはで厚さ50mmのグラスウール断熱材巻き薄鋼板製のキセ外板)が設置された。 荷役方式タンク上部にある積込口からの上入れ吐出管からの下出し式である。 車体色銀色又は黒色寸法関係はロットにより若干違いがあり代表的なものとして全長11,200mm、全幅は2,540mm、全高は3,795mm、台車中心間距離は7,800mm、自重は17.2t、換算両数は積車4.5空車1.8であり、台車はベッテンドルフ式のTR41C、TR41Bである。 1987年昭和62年4月国鉄分割民営化時には21両(アコタキ8000 - アコタキ8006、タキ8010 - コタキ8014、コタキ8016、コタキ8017、コタキ8021 - コタキ8027)がJR貨物継承されたが、2000年平成12年11月最後まで在籍した5両(コタキ8022 - コタキ8026)が廃車となり同時に形式消滅となった

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