タム3050形とは? わかりやすく解説

タム3050形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 02:53 UTC 版)

国鉄タム3050形貨車」の記事における「タム3050形」の解説

タム3050形は、ホルマリン専用15 t 積二軸貨車である。 1954年昭和29年6月9日から1962年昭和37年6月2日にかけて26ロット63両が製作された。うち57両(タム3050 - タム3068、タム3071 - タム3089タム3091 - タム3099、タム13050 - タム13052、タム13057 - タム13063)は 汽車製造日立製作所飯野重工業三菱重工業日本車輌製造および富士重工業において新製され、6両(タム30712代, タム30722代、タム13053 - タム13056)が1957年昭和32年4月4日から1959年昭和34年7月10日にかけてタ3500形(タ3504, タ3505, タ3500 - タ3503)の改造により製作された。なお、タム3069、タム3070、タム3090は当初から欠番である。 落成時の所有者住友化学工業日本瓦斯化学工業江戸川化学電気化学工業日本水素工業東洋高圧工業東邦理化工業三井物産の8社であった。 本形式の他にホルマリン専用種別とする形式には、タ3050形(42両)、タサ5100形(1両、後述)、タキ8000形28両)、タキ9700形(2両)、タキ14900形(5両)の5形式が存在した1979年昭和54年10月制定され化成品分類番号では、96有害性物質毒性のあるもの)が標記された。 1987年4月国鉄分割民営化時には22両がJR貨物継承されたが、1998年平成10年1月最後まで在籍した車が廃車となり、形式消滅した最後に残ったのは、純アルミニウム製タンク体を持つものであった。これらは、材質の関係で破損しやすいことから、「ア」の副記号付し、「アタム」と称したタンク体はドーム付きの直胴タイプで、材質積荷純度保持のためアルミニウムステンレス鋼普通鋼基本キセ外板)なしであるが、タンク体に断熱材と金属のキセカバー材)を装備したものもあった。内部には補強のため波形波除板が4設置されている。塗色は、アルミニウムステンレス地肌銀色のものと黒色2種類があった。荷役方式全車ともマンホールまたは積込口からの上入れ吐出管による下出方式である。 走り装置は、一段リンク式のものと二段リンク式のものが混在したが後に全車二段リンク式改造され最高速度75 km/hとなった全長は8,400 mm全幅は2,475 mm全高は 3,625 mm軸距は4,000 mm自重は9.5 - 11.0 t、換算両数は積車2.6、空車1.0車軸12 t長軸であった

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