スティルハーツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 16:33 UTC 版)
「カスタムロボ バトルレボリューション」の記事における「スティルハーツ」の解説
主人公が所属することになる組織。アーネストが経営するバウンティハンター事務所。依頼の数や実入りはあまり良くないらしく、アーネストから金に困っているような発言が見られる。主にハリーやアーネストが原因で、周囲からは「バカンティハンター」と言われている。 主人公 銀色の髪と長い赤の鉢巻が特徴的な青年。幼い頃に母をなくし、父は仕事に出たまま帰ってこないでいたが、ある日突然父の死を伝えられ、彼の遺言に従いカスタムロボのコマンダーとなった。現在はアパートで一人暮らしをしており、管理人のルーシーに面倒を見てもらっている。右手につけている一風変わったデザインの腕時計は父の唯一の遺品。 コマンダーとなるためバウンティハンター事務所であるスティルハーツを訪ねるが、理由が父親の遺言であり、元々カスタムロボに関する興味が無かったため全く知識を持っておらず、アーネストやハリーからは呆れられていた。アクシデントの中、卓越したバトルの才能をリンファに見込まれ、戦闘データを採るという条件付きで開発中の新型ロボ・レイ01を譲り受ける。彼女の推薦もあってスティルハーツに採用され、念願のバウンティハンターとなった。 素直で優しく正義感もあるのだが寝起きが大変悪く、よく寝坊してはルーシーやアーネストに怒られている。他キャラとの掛け合いではツッコミに回ることが多い(プレイヤーの選択肢にもよる)が、時々強烈な天然ボケもかます。激闘編終盤では、もはや最強と言っても過言ではない実力者となっているのだが当人には自覚がまったくない。唯一ハリーだけは「自分の方が主人公より強い」と虚勢を張っており、主人公も特に疑問もなく受け入れている様子である。 なお、ホロセウムを生み出せない体質で、バトル時には常に相手のホロセウムが用いられる。常設のホロセウム以外で、戦う相手ごとにステージが変わるのはこのためである。 使用ロボは自由に選ぶことができるが、前述の通りストーリーの進行上では常にシャイニングファイター型ロボ・レイ01を使用していることになっている。また、カスタムロボシリーズの主人公としては唯一セリフがあり、表情も多彩(『V2』に登場した初代主人公を除く)。 ハリー 主人公の相棒的存在。スティルハーツに勤めるお調子者の青年。ナンパが好きで綺麗な女性を見かける度に声をかけて回っているが、主人公にアドバイスを授けたりマーシャをいつも気にかけているなど面倒見のいい一面も持つ。 後輩である主人公に負けてしまうことも多く、その度に言い訳をしたり開き直ったりしているが、決して嫌っているわけではない。ストーリーが進むにつれて徐々に友情を深め、距離を置かれていたマーシャも心を開いたことで周囲から認められる名チームとなる。 劇中では何かと過小評価を受けるが、Sランク試験をクリアしたり、ゼクスの隊員を立て続けに破るなどその実力は高く、ポリス隊のエリートである姉・ミラにはよく入隊を薦められる。ただし本人は堅苦しい制服姿を嫌う上、教養試験が相当嫌ならしくバウンティハンターに必要なDランクのライセンスしか持たない。旅立ち編終盤では主人公とタッグを組んでイライザ・イザベラ姉妹を破っており、主人公が協力しているとはいえシリーズの仲間キャラクターとしては初めて敵幹部格に勝った人物である(なお、決して敵が弱いということは無く、むしろイライザにおいては単身で元ポリス隊であるセルゲイを破るほどの実力者)。 ストーリークリア後にプレイできる後日談「激闘編」においては、最後のステージで最後の相手として登場し、ゲームの実質的なラスボスを務める。勝負をする際に「主人公の最後の相手を務めるのオレしかいない」と述べ、強化されたカスタムロボを用いて最後の一戦を繰り広げる。敗北後は様々な言い訳を述べた後、主人公の実力はまだまだ自分には追い付いていないと言い放つ。そして、当たり前のようにスティルハーツの事務所へ「帰って」くるように言い残し一足先に帰って行った。 愛機はシャイニングファイター型のラーバ。主にガトリングガンを愛用するが、主人公同様に様々なガンを用いたカスタマイズを行い、旅立ち編のラストバトルではサークルソードガンを、激闘編のラストバトルではフレアキャノンガンをそれぞれ使用している。チェックメイトエッジというホロセウムを作り出せるが、激闘編でのラストバトルでは全ホロセウム中最も狭いステージ・サドンデスステージで戦うことになる。 マーシャ 本作のヒロイン的存在。スティルハーツに勤める、長く青いツインテールが特徴の儚げな少女。ライセンスはBランク。幼い頃に両親を亡くした上、ポリス隊のエリートだった兄もある日突然消息を絶ち、天涯孤独の身となってしまう。成長した今は、慕っていた兄の行方を追うためにポリス隊への入隊を目指し、何度もAランクの試験に挑戦しているが未だ受かっていない。 特殊な能力・ハーフダイブを行え、その力の研究のため子供の頃から人間として不当な扱いを受けることが多く、ラボやその研究員たちをひどく嫌っている。スティルハーツのエースとも称されるほどコマンダーとしての能力も高く、ミラによるとハーフダイブと戦闘の両方のスキルを併せ持つのは世界中でも彼女ぐらいで、非常に稀有な存在であるらしい。 主人公やハリー、リンファと触れ合っていくうちに閉ざしていた心を開き、ハリーの機転によって初めて「自分の為」ではなく、「誰かの為」に戦うことを意味を知る。 劇中では「主人公とならいいコンビを組めそう」と話しており、彼のことを気にかけていた(激闘編では特に強調されている)。その反面ハリーに対しては無意識のうちに冷たくあしらうことが多く、激闘編の終盤ではその存在を忘れていたことさえある。 愛機はエアリアルビューティー型のミルキーウェイ。マルチプルガンを愛用する。ホロセウムを作り出せる(Lフォーメーション)。 アーネスト スキンヘッドが特徴的な、スティルハーツ所長。厳つい外見とは裏腹に仲間思いの性格だが金にうるさく、酒癖が大変悪い。 ハリーをはじめとする周囲の人物からは基本的に馬鹿者呼ばわりされているが、実は超エリート校として名高い「タクマ大学」を首席で卒業していたことが旅立ち編中盤で判明する。リンファ曰く「いくら勉強しても彼には勝てなかった」らしく、彼女とは学生時代からの友人で、同い年であったことも明かされた。 旅立ち編ではSランクを持っていなかった(それまでのランクは不明)が、激闘編ではポリス隊での試験を見事クリアしてSランクとなり、最後のバトル大会に参加している。本来技術面、精神面から見てもSランクであってもおかしくない人物であったそうだが、前述の酒癖が災いして国家機密を守ることが難しいと判断され、試験を受けることができなかったらしい。 旅立ち編の終盤ではアールの討伐と知らされずにポリス隊からの主人公たちへの依頼を仲介するが、事の重大さを見抜いて彼らを引き止めるなど、仲間に対する愛情が見て取れる。 愛機はメタルグラップラー型のメタルベア。スナイパーガンを愛用する。 名前は強面(コワモテ)俳優のアーネスト・ボーグナインのイメージから。
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