コルネリアス伯爵家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 16:01 UTC 版)
「異世界転生騒動記」の記事における「コルネリアス伯爵家」の解説
バルド・コルネリアス 主人公。マウリシア王国・コルネリアス伯爵家の嫡男。前世から引き継がれた二つの人格とそれらから齎される知識・技術で資産を増やすが、それを探るために送り込まれた密偵と戦ったことをきっかけに騎士学校に送られる。第2王女・レイチェルがコレラに感染した際に対症療法とはいえ治療を行い、感染を予防する方策も伝えたことで男爵位を賜り「サヴァーン男爵」となる。 サンファン王国では王位継承問題に絡んで幼馴染であるテレサとフランコ王子の仲を取り持ったほか、サンファン海軍に羅針盤と壊血病の予防策を提供、対ハウレリアの最前線ながら領地を与えられて「アントリウム子爵」となる。アントリウムに侵攻してきたハウレリア軍を援軍が辿り着くまで抑え、撃退したことで「アントリウム辺境伯」に任じられた。 岡 左内 定俊(おか さない さだとし) 日本の戦国時代の武将で、小判を畳に敷き詰めそこで全裸で転がるのを趣味とした守銭奴である。しかしただの守銭奴ではなく、関ヶ原の合戦の折には主君である上杉景勝に全財産を寄付している。本編では主人公バルドの前々世。 屈強な戦人(いくさ人)であり、バルドの戦闘技能と金銭に対する執着は彼の影響。左内が生涯を掛けて練磨した組打術・抜刀術などは直接的な殺し合いが当たり前な異世界においても大きなアドバンテージとなっている。人格が表に出てくることもある。バルドたちの住む世界の言葉はバルドや正晴の意識を通じて理解は出来るが話すことはできず、かなり訛りのある日本語を喋る(当然作中の人間には理解できない)。前世では結局、戦での死を迎えることなく大往生したが、そこが未練ともなっており、兵(ツワモノ)との戦闘や負け戦の撤退戦では死に場所を求めて主導権を取ろうとした。 岡 雅晴(おか まさはる) 日本の21世紀初頭の高校生。年季の入ったオタクでケモミミ好き。異世界転生に憧れて様々なネタ知識を溜めこんでいたが、大学受験の当日に交通事故に遭って死んだ。本編では主人公バルドの前世。 人格が表に出てくることもある。左内よりは今世である異世界に順応しており、現地の言葉を使える。自分や左内はあくまで前世から偶々引き継がれた存在であり、バルドの人生はバルドのものと考えている。 イグニス・コルネリアス マウリシア王国・コルネリアス伯爵領の領主。主人公バルドの父親。優秀な軍人だが、貴族としては「戦貧乏」と言われるほど内政能力に欠けている脳筋。プレイボーイとして「赤い種馬」という二つ名で呼ばれていたが、一介の傭兵だったマゴットに一目惚れして実際に結婚まで押し切ってしまった。 マゴット・コルネリアス マウリシア王国・コルネリアス伯爵領の領主夫人。主人公バルドの母親。かつては「銀光のマゴット」の異名で恐れられた傭兵。子煩悩だがツンデレ気質で、命にかかわるレベルの肉体言語によるスキンシップを行う。 生きる不条理とさえ言われる人物でアントリウム防衛戦では臨月でありながら参戦した。 本名はマルグリット。トリストヴィー王家の血を引く生き残りであるが、彼女の出自には更に深い秘密があった。 ナイジェル・コルネリアス マウリシア王国・コルネリアス伯爵家の次男。アントリウム防衛戦直後に産まれた主人公バルドの弟でマルグリットとは双子の姉弟。 マルグリット・コルネリアス マウリシア王国・コルネリアス伯爵家の長女。アントリウム防衛戦直後に産まれた主人公バルドの妹でナイジェルとは双子の姉弟。 セイルーン コルネリアス伯爵家のメイド。主人公の二つ上の幼馴染であり、専任の世話役。幼いころから世話したバルドに好意を持ち、セリーナと共にバルドから求婚される。
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